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コスナゴミムシダマシ -Gonocephalum persimile-

外見

前胸背板の張り出しが特徴の1cmくらいの甲虫、体色は黒色だが体中の微毛と泥によって灰色~茶色っぽく見えることもしばしば。

仲間

スナゴミムシダマシ属(Gonocephalum)は22種類存在するが、そのほとんどが砂浜や河原といった砂の多い乾いた場所に生息する。
そして、このコスナゴミムシダマシはさらに乾いた荒地にも適応しており都市部のコンクリートや乾いた土に生息している。
このため、体つきの差異が小さいスナゴミムシダマシの仲間ではあるが、体が小さく開発された場所で見つけたという情報からコスナゴミムシダマシだとおおよその判断することができる。

生態

様々な腐敗物を食べるが乾燥していても平気、むしろ好きらしい。飼育する場合はカメの餌のような乾燥餌だと管理しやすいとか。
コスナゴミムシダマシは開発にも強く、都市部などでもよく見られる。
また、成虫越冬をする昆虫と言われているが石の下で越冬することも多く、居場所がシーズン中と変わらない。写真の個体は2月上旬で本来なら寝ている時期のはずだが暖かくなったためか外に出てきていた、他の昆虫よりも越冬が浅いのではないかと思う。

採集方法・レア度

乾いて植物の落ち葉がある場所なら大体いる。都会の花壇のワキとか植え込みの下、さらにブロックの隙間の草の影にも隠れている。逆に自然度が高くなると他のスナゴミムシダマシに追いやられて数が少なくなる。ただし、自然度が高くても道路わきなんかだとコスナゴミムシダマシなことがある。
採集難易度は☆0、都市部の公園とかでもよくいる生き物だし、何なら家の周りでも見つけられるかも。

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