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ヨツモンカメノコハムシ-Laccoptera quadrimaculata

サツマイモやアサガオを食べる最近やってきた金色の外来種。沖縄以南の東南アジアからやってきたようだ。
よく見るセモンジンガサハムシのように甲殻の縁が透明ではなくしっかり色付きなので、とても大きな姿に見える。
派手な姿をしているがカメノコハムシの仲間はどれも派手なので、一目見るだけでは意外と間違えやすい、見分け方は模様を見るのではなく甲殻がトンボの羽のようなくぼみ同士がつながっているかがわかりやすいと思う(模様が似ている日本のカメノコハムシはどれも甲殻がつるつる)

このヨツモンカメノコハムシの大きな特徴は繁殖力の強さだと思う。
基本的に畑や市街地といった場所に餌が生えるため、外敵が少ない環境に住む傾向にあるが、それだけでは説明できないほど密度が高い。

となり合う葉っぱにいるヨツモンカメノコハムシ

個人的な予想としては、麻薬となるチョウセンアサガオとまでは言わずともアサガオ類も有毒植物であり、その毒素を食べて取り込んでいるんじゃないだろうか?と考えている。

また、同地で幼虫を発見することができた。素晴らしい擬態力だがこれは在来のカメノコハムシ達も同じような擬態をしている。

脱皮殻のような蛹、まぁ背中に脱皮殻をせおってるからそのものでもあるんだが…

今回ヨツモンカメノコハムシが食べているのはマルバルコウという北アメリカからやってきた外来種、本来は会わないはずの草と虫が食物連鎖を作る。不思議ともいえる。

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