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ピルケースを自作💊死ぬまで薬を飲む生活になったので

─2023年、甲状腺がんに罹患。手術で甲状腺全摘+リンパの一部を切除したため、変化した生活と向き合いながら、思うままに書き留めている。

1日3回、食後に薬を飲む体になりました。

甲状腺を全摘した結果、甲状腺ホルモンを薬で補う必要が出ました。
死ぬまで、この薬を飲むことになります。
手術前に長期的な不安は、この薬でした(チラージンと言います)。
もし…飲み忘れたら外で倒れたりするんじゃないか、突然死んだらどうしよう、わたしはもう普通の生活はできないのかも、お先真っ暗だわ。
これは恐らく甲状腺の病になった方、みなさんが向き合う不安じゃないかと思います。
だが医師によると「数日飲み忘れても、意外と大丈夫なので。旅行先に持っていき忘れちゃった人も、普通に過ごせますよ。後からその分をまとめて飲む必要もないです」とのこと。肩の力が抜けました。ルーチンが苦手な怠惰なわたしでもなんとかなりそうです。

さらに短期的には、カルシウム補強の薬を毎回(毎食)飲みます。
甲状腺の裏側にあるという、ポチっとおできのような小さな器官「副甲状腺」も合わせて全摘するのですが。ここがカルシウム調整の機能を持つそう。一時的にカルシウム不足になる可能性があり、もし不足すると手足にシビレを感じるそうです。
手術中に、その器官を甲状腺と一緒に一旦切除し、後で周辺の筋肉に埋め込んだため(そんなことできるんですね)、復活も期待できるそう。
このカルシウム補強剤も、しばらく飲み続ける必要があります。

全部で3種類の薬を、朝・昼・晩の食後に飲むのですが、朝・昼・晩それぞれに各薬を飲むor飲まない、飲む量が異なる。そして毎食後のカルシウム補強剤は、しばらく毎回3包ずつ(!)、しかも粉薬。
「あれ、朝の分飲んだっけ?」とわからなくなりそうな自分の姿を容易に想像できたので、退院後、飲み忘れ予防策のため、人生で初めて「ピルケース」を用意しようと思いました。


市販のピルケースをとりあえず調べてみた結果。

いくつかタイプが分かれることがわかりました。

  • ①小分けスタッキング可タイプ
    シンプルで使いやすそう。ただ分包の粉薬は入らない。

  • ②携帯用タイプ
    錠剤のみで、サプリメント、常備薬を持ち歩く時に良さそう。激安のShein、なかなか可愛いです。朝・昼・夜の飲み分けなんかはちょっと向いてないかも。

  • ③1週間 1日3回タイプ
    朝・昼・晩で分けられて使いやすそうなんだけど、粉薬は入らない。


  • ④1ヶ月タイプ 
    これも同様に粉薬は入らず。錠剤だけなら便利そう。

  • ⑤カレンダータイプ
    朝・昼・晩・寝る前の4シーンで分けられるし(わたしは寝る前はいらないんだけど)、粉薬もこれは入りそう。ただ外出のために携帯するときは別に容器にしなければ。そして狭い部屋にこのカレンダーを貼るのはちょっと抵抗あるかな。

色々探してみた結果、自分の場合に大事にしたいピルケースの条件は、このあたりかなと思いました。

●欲しいピルケースの条件設定

  • 分包の粉薬が入るタイプ

  • かばん内でかさばらない薄さが欲しい(自宅・外出時どちらも使える)

  • 最低限は「朝・昼・晩」の1日ごとに、飲み忘れが振り返りできたら良いなと思いました


結論: 無印+100均にて、約200円で自作しました。

そして辿り着いたのは、袋タイプの自作。
粉薬がある方も多いと思うので。袋タイプのピルケースの需要はきっと多いと思うんですが、意外とないんですね。薬が入った状態で、厚みが15mm位で収まりました。
理想は、中の小分け袋はなして、外袋だけで朝・昼・晩の仕切りがあったら、出し入れがスマートでいいですね。
(→開発しませんか?無印さん・キャンドゥさん!)

無印さんの片面クリアケースなら、朝・昼・晩を小分けに入れてもとってもスリム。

●外袋は無印の文房具コーナーで。「片面クリアケース」99円(税込)
無印さんのこの手にケースって、本当に安くて感動しますね。
100×165mm・ダークグレー

●朝・昼・夜の小分け袋はキャンドゥで。「銭湯ジッパーバック(5P)」110円(税込)
銭湯温泉好きなので、少しテンションがあがる図柄にしました。外袋の無印ケースには若干高さが引っかかるので、上部をハサミでカットするとピッタリ収納できました。

朝・昼・晩ごとに前夜に詰めて翌日に備えようかなと思ってます。

まだ使い始め、今後さらに改善していきたいと思います。
悩める「毎食薬飲み」のみなさんの参考になれば嬉しいです。

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