なぜ、『受診抑制』では響かないのか
昨日も書いたし、前にも『受診抑制ではダメな話』と書いたのですが、なぜ、抑制だと響かないのか、改めて。
安易な受診をやめよう、と言われて、やめるのは、普段から、真面目な、受診について考えている人。
これで良いのかな?大丈夫かな?と心配している人。
大多数の人には響かず、少数の、無茶な受診をする人には当然響かず。
心配している人に届いてしまう。
いいのかな?と思っている人に、届いてしまう。
だから、
「救急車が必要な人が歩いてくるようになった」と
すぐに(望んでいない)効果が出てしまうのです。
心配なひとが受診を減らしたら、一時的には効果が出たように思う。
でも、心配なひとが心配なまま我慢しているだけなら、意味がないのです。
必要なとき、を知って初めて、心配が減るのです。
厳しい言い方で批判を込めて伝えても、たいていの人は、耳を塞いでしまうだけなのです。
ただでさえ、一生懸命子育てしている人、必死で生きている人が多いのです。広く伝えるメッセージに、批判を込めないことは、大切なことです。
だからもう、やめようは、やめよう。
付き合い方を、かかり方を、広めよう。
○年のあなた、とお知らせが日々届いても、「医療のかかり方」ばっかりで笑ってしまう。
2016年の私、も、やっぱりこれでした。
どうするか、何をするか、を具体的に伝えることが大切だと思います。
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