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栄養指導9週目

ご来帳ありがとうございます。係長です。
今回は出屋敷の『ことぶき食堂』さんにお邪魔してきました!

みっしぇるとナージャに『魚をとりに行く』と聞いていたので、職場の育児中の後輩に頼んで、お子さんが愛用している網を借りて準備万端。
しかし、『獲りに行く』のではなく『撮りに行く』ことに気付いたのは、海ではなく商業ビルの地下に潜った後でした。
仮に『獲りに行く』場合でも、網ではどうにもならなかっただろうこともその時気付きました。
つむちゃん、網を貸してくれてありがとう。こんな大人にならないようにしてください。

さて、動画本編でもご紹介しましたが、ことぶき食堂オーナーの宮本さんは『武庫川渡船』の運営もされており、尼崎市近海で獲れた新鮮なお魚をことぶき食堂さんのお弁当や定食で提供しています。
獲れた魚の一部を市内のこども食堂に寄付されるなど、多くの方に海の魅力を届ける活動をされていて、尼崎産の魚を食べてもらうことで海や魚の魅力を知ってほしいという思いから、ことぶき食堂を始めることにしたそうです。
お世辞抜きで本当に美味しいので、皆さんも是非足をお運びください。

白衣が割烹着に見えるみっしぇる女将

ヘッダーの写真にもなっている撮影当日の朝獲れのお魚はアジとクロダイ。
この時期のアジは脂がしっかり乗っていて、するっと皮が剥けることから『めくりアジ』とも呼ばれています。
クロダイは西日本では別名チヌとも呼ばれ、尼崎で獲れたチヌが銀座に卸されることもあるのだとか。まさに出世魚。
武庫川渡船さん主催で毎年4月にチヌ釣り大会をされています。腕に覚えのあるアングラーの皆様は是非ご参加下さい!

宮本さんのお話からは地元で獲れた水産資源を地元で消費する、地産地消の大切さを感じました。
旅行先で美味しいものを食べると良いまちだなと思うように、その土地で美味しいものを食べると、その土地の好感度が上がりますよね。
宮本さんと知り合って宮本さんの好きなお魚の話を聞くこと自体も同じ効果があったように思います。
地産地消のメリットといえば、SDGsとか環境保全とか小難しい話がよく出てきますが、もっと身近でシンプルな話なのではないかと思うのです。
先日『みんなの尼崎大学(※)』の、尼崎市地方卸売市場見学イベントに参加した際に、市場担当者の職員さんの話の中で『買い支え』という言葉が要所要所に出てきました。
よく聞く金融の用語とは意味が異なり、外資系のスーパー等ではなく近所の商店街や地元のお店で商品を買うことで地域経済を支えるといった意味合いでした。
そのまま理解すると難しそうですが、『宮本さんが獲った魚を食べる』とか、『宮本さんのお店で買う』とか、誰かの名前や顔を浮かべたら分かりやすいのではないでしょうか。
今の時代はなかなか難しいですが、『知ってる人のお店で買う』『知ってる人に売る』という安心できる環境を自分で作ることも地産地消の一環なのかなと、今回のロケと市場の見学を通じて感じました。

市場のマグロ。チェロくらいデカかった。

次回は魚を捌くと予告されていましたが…本当に捌くのでしょうか…!
釣り広告にならないことを祈るのみです。
それではまた、次回もご来帳下さい。ありがとうございました。

※みんなの尼崎大学についてはこちらをご覧下さい↓

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