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仙台に移住して3年経ちました

2021年に東京から仙台に移住し、3年が経ちました。すっかり仙台の生活に慣れ、ことさらに仙台のことを発信することもなくなっていましたが、3年という節目なので、この機会に振り返ってみたいと思います。

これまでは移住直後と1年後にnoteを書いていました。

今日は、東京にいた頃と比べて変わったと思うことを紹介します。


犬を飼い始めた

一番大きな変化は、犬を飼い始めたことです。いつか飼いたいと思っていたので、物件を探している時からペットOKは条件に入れていました。生活がある程度落ち着いたら飼いたいと思っていましたが、なかなかそのようなきっかけはありませんでした。

移住して1年半ほどの昨年の3月、ふと思い立ってブリーダーを探し始めたところ、気になる子犬を見つけました。飼うかどうかはさておき、見学を申し込んでみた結果、一瞬で心を奪われてしまい、翌週にはお迎えをすることになりました。

豆柴の小梅(こうめ)ちゃんです。

桜の木の下で抱えられた黒柴の子犬
お迎え後、桜の下での抱っこ散歩

キャンプを始めた

犬を飼い始めると、これまで何気なく利用していたレストランや施設がペット同伴NGであることに気づきます。最初は必要に応じてペットホテル等に預ければ良いのだと思っていましたが、実際に飼ってみると圧倒的に「一緒に行きたい!!」という気持ちになります。

週末の外出や旅行などは犬を連れて行く前提になり、過ごし方がガラッと変わりました。そして宿泊施設はペットOKのところが少なく、あったとしてもかなり高額だったりします。

そこで、愛犬と一緒に過ごせる趣味としてキャンプを始めました。キャンプ場もペットNGのところはありますが、OKのところもあるのでだいぶ選択肢は広がります。自然豊かな環境で犬を遊ばせ、家族で一緒に長く過ごすことができ、とても気に入っています。

夜の焚き火で薪が燃えている様子
ぼーっと焚き火を眺める時間が最高

知人・友人が増えた

3年過ごす中で、日常的にコミュニケーションしたり会ったら挨拶をするような知人・友人もできました。仙台に来た時点ではほぼ繋がりゼロだったので、ずいぶん変化した点だと思います。

職場やコミュニティの他、面白い人間関係だなと思ったのが「犬友」です。犬の散歩時によく会う面々のことですが、下は小学生から上はシニア層までいて、文字通り老若男女です。そして頻繁に顔を合わせる割に犬の名前以外は飼い主の名前すら知らなかったり、かと思いきや休日犬を連れて一緒に出かけることになったり、数ヶ月くらい会わないこともあったり、多様さと関わり方がユニークです。

仙台での生活を少しずつ重ねることで、このような関係も徐々に広がっていくのだなと実感しています。

地理を把握してきた

主要な通り・施設や近隣市町村などの大まかな位置関係を把握してきました。「ニーパーロク」や「仙台バイパス」がどの道を指しているか分かるようになり、「青葉区の賃料が安い物件でも愛子はやめておけ」などのジョーク?も理解できるようになりました。

一方で、街中の細かい町名やビル名が出てくるといまだによく分かりません。定禅寺通、広瀬通、青葉通、晩翠通くらいは分かりますが、それより細かい町名などが出てくるとすぐ「どのあたりですか?」と聞き返してしまいます。

地理を把握してきたことに伴い、仙台に来る人に観光案内のようなこともできるようになってきました。初めてならまずは松島に行くかるーぷるで中心地巡りをどうぞ、2回目3回目なら好みにあわせてこういうのはどうですか?と提案もできるようになりました。

自分はよく定義如来 西方寺(定義山)をお勧めします。参道にある定義とうふ店の揚げたての三角揚げが最高なのと、趣のある本堂や庭園を散策できます。

行きつけの店ができた

過去のnoteでも触れていますが、仙台は本当に飯がうまいです。最高です。Googleマップの「行ってみたい」に登録した店は無限に増殖を続け、すでにほぼ破綻しています。

基本的には行きたい店が増える一方なのですが、そんな中でも定期的に通うお店がいくつかできました。厳選して何個か紹介するので、機会があれば行ってみてください。

  • 珈琲まめ坊
    自宅で淹れるコーヒー豆はこちらで購入しています。理想のコーヒー豆に出会うために色々なところに行ってみた結果、まめ坊さんの焙煎が一番好みに合うことが分かり、定期的に豆を「仕入れ」に行っています。

  • 気のきいたつまみと焼鳥の店 えんどう
    モツ煮・刺身・焼き鳥などが絶品のお店です。信じられないほどコスパが高いです。今のお店に移転してからは予約ができなくなったこともあり頻度は下がりましたが、今でもよくお邪魔しています。

  • アンバーロンド
    仙台の老舗のクラフトビアバーです。仙台のビアフェスを主催されたりイベントに出店などもしています。落ち着く店内で、知識豊富なオーナーさんに色々と教えてもらいながら味わうクラフトビールは最高です。

  • 中華とお酒 のぐち
    日本酒×中華という新しいスタイルの中華バルです。丁寧に作られた料理は、いわゆる町中華とは一線を画すレベルです。新感覚で応援しているのですが、紹介するために調べていたらこれ系の中華を「ヌーベル・シノワ」と呼ぶそうです。

満足しています

改めて振り返ってみると、東京にいた頃と比べてずいぶんライフスタイルが変わっていることに気づきました。これが環境を変えるということなんでしょうね。

移住という大きな選択から3年経った今、この決断をして本当に良かったと感じています。もし移住を検討している人がいて、私の綴った経験が背中を押すことができたら、これ以上の喜びはありません。

今回をもって移住シリーズの記事は終わりになると思いますが、5年、10年などの節目で気分が向いたらまた書くかも知れません。それではまた。


ありがとうございます。書籍代に使ったり、僕の周りの人が少し幸せになる使い道を考えたいと思います。