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仙台に移住して1年経ちました

2021年8月末に東京から仙台に移住し、1年経ちました。四季を一周巡り、少しずつ仙台を身近に感じられるようになってきました。

1年前の移住直後に書いた記事はそれなりに読んでもらえているようで、今でもたまに「読んだよ〜」と声をいただくことがあります。

仙台で1年生活してみて、暮らしの変化や気づいたことなどを紹介します。

気候:夏は涼しくて冬は寒いけど雪は少ない

東京に比べると、全体的に寒い方に1〜2段階寄せた感覚です。夏は暑さのピークが弱い分、爽やかな風を感じられる日が多く快適です。今年は暑かったようで、35℃近くなる日も何日かありましたが、基本的には30℃を超えるほど暑くなるのは珍しいそうです。

冬も夏と同じくらいの振れ幅で東京よりも寒いですが、灯油のヒーターをガンガン焚くというほどでもなく、普通にエアコンだけで生活しています。雪は年に数回数センチ積もる程度なので、東北としては全然少ないです。

冬でも自転車で問題なく生活できますが、一度雪が積もると日中溶けて夜間に凍り、翌朝ツルッツルのスケートリンク状態になるので、そこは要注意です。

凍った路面
冬は凍った路面に要注意

交通手段:車があると便利、都心部はタクシー配車が最強かも

仙台駅から2〜3km圏内くらいの中心部は、公共交通機関が充実しています。地下鉄、バス、シェアサイクルなどの選択肢があります。地下鉄の駅やバスの停留所が少し遠い場所は、シェアサイクルが活躍している印象です。

仙台はコンパクトな街なので、中心部でほとんどの用事は済みますが、裏を返すと、中心部で済ませられる以上のことをしようと思うと、車が必須になります。

あと、最近利用する機会が増えて気づいたこととして、仙台はタクシーがめちゃくちゃ多いです。タクシーが多いことによる問題もあるようですが、利用者視点での利便性はかなり高いです。

街中で乗るのも簡単ですが、GOなどの配車アプリを使ってもほぼ5分以内に来ます。しかも仙台(というか宮城県)はアプリで配車しても迎車料金がかからないことを発見して、最強の移動手段はタクシー配車かもという気持ちになっています。

食べ物:うまい、安い、混まない、最高

食べ物はもう最高です。飲食店はどのジャンルもおすすめできるお店があります。横丁でリーズナブルにワイワイ飲むこともできれば、それなりの価格帯のしっかりしたレストランに行くこともできます。

スパイスカレーの写真
れーげんぼーげんのスパイスカレー
坦々麺の写真
吟の坦々麺
寿司の写真
仙台駅のすし哲

まだまだ詳しくありませんが、総じて美味しくて安いお店が多いです。そして東京ほど混まないので、当日ふらっと行けることが多いのもありがたいです。

また、車で30分ほど足を伸ばすと市場や道の駅・直売所などもあるので、新鮮な海鮮や旬の野菜・果物を買うこともできます。箱詰めの魚が1,000円とか、袋詰めの岩牡蠣が15個くらい入っていて500円とか、山菜が300円でモリモリ買えたりして、とにかく食の充実ぶりが半端じゃないです。

山盛りの岩牡蠣の写真
道の駅で買った大量の岩牡蠣

出張:大都市はだいたい行ける

お仕事方面では、出張の手間がどの程度変わったか書いておきます。新幹線で東京まで90分なのは移住前から分かっており、ここは特に新しい情報はありません。早くて便利。

東京より西側地域への出張は不便になるかと思っていましたが、仙台空港が思ったよりも近く、飛行機を使った出張の移動時間は東京にいた頃とほぼ変わらないことが新しい発見でした。

東京にいた頃は空港まで1〜2時間かけて移動していましたが、今は仙台空港まで30分程度なので、フライト時間が多少伸びてもトータルの移動時間はほぼ変わりません。

そのため、大阪・札幌・福岡・広島など、仙台空港から便がある地域への出張は問題なく行くことができます。ただし、便が少なかったり存在しない地域もあったり、LCCが出ていないこともあるので、空港としての利便性は地方のトレードオフかなと思います。

国際線はまだ利用したことがありませんが、パッと見る限り地域も便数も少ないので、乗り継ぎ前提になりそうです。

週末:お出かけが楽しい

中心部では、お祭りやイベントがたくさん開催されています。青葉まつり、七夕、花火大会、ジャズフェスティバル、オクトーバーフェストなど、多くのイベントがあり、その他に商店街のイベントもあったりと、常に何らかのイベントがある印象です。

七夕まつりの写真
今年の七夕まつり

近所のイベントも楽しめますが、個人的には郊外に出かけるのが楽しいです。車で30分も走ると、自然豊かな海や山に出られます。人の少ない景勝地に行き、地域の美味しいものを食べてお土産を買い、温泉に入ったりして帰るのが最高です。

「車で30分も走ると人気がなくなる」というのが自分にとってはすごく重要で、人が少ないところで自然に触れることでリフレッシュできることを実感します。自分にとって快適な状態にすぐアクセスできる環境は素晴らしい。

海岸から臨む海と青空の写真
三陸の海岸

結論:ちょうどいい

仙台で会ったいろんな人と話していると、よく「ちょうどいい」と聞きます。自分の感想としても、まさに「ちょうどいい」がしっくりきます。

都市機能と自然のバランス、物価や家賃、気候、食べ物、人の印象など、どれをとってもちょうどいいと思います。ちょうどいい街で、これからも快適で無理のない暮らしをしたいと思います。

広瀬川の写真
広瀬川

ありがとうございます。書籍代に使ったり、僕の周りの人が少し幸せになる使い道を考えたいと思います。