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ブランディングも数値化・効果検証しよう!「ブランド・パワー」

本日はこちらの本を紹介したいとおもいます。

学びポイント

ブランドパワー

ブランドに対する顧客認識の状態(メンタル・アベイラベリティ)を具体的に数値化し、比較できる状態にしたスコア。

ブランド想起>
ブランドの認知の量と質を測る指標。

ブランドイメージ>
ブランドがどのように顧客に認識・理解されているかを示す指標。
POP(カテゴリーにおいて顧客が重要視する最低限満たすべき要素)と
POD(自社ブランドの差別化したい要素)で分類することができる。

ブランド想起の分析

定量調査により、以下の4つの指標を数値化する。

1.助成想起率:自社ブランドを知っていた人の割合 →「ブランド認知の量」の測定
2.純粋想起率:カテゴリー内にあるブランドとして自社ブランドを挙げた人の割合 →「ブランド認知の質」の測定
3.想起集合率:当該カテゴリーで購入候補に入るブランドとして自社ブランドを挙げた人の割合 →「ブランド認知の質」の測定
4.購入率:自社ブランドを該当期間に購入した人の割合 →「ブランド認知の質」の測定

4つの指標を可視化することで、

  • 自社ブランドのファネルでボトルネックになっているところはどこか

  • 競合ファネルと比較して弱い部分はどこか

などを分析し、「どのメディアで、誰に、何を言うか」のメディア戦略を立てる。

ブランドイメージの分析

定量調査により、以下の4つの指標を数値化する。

  1. 当該カテゴリーにおけるPOP:各ブランドイメージを選択した人の割合

  2. 自社ブランドのPOP:自社が定義しているPOPを選択した人の割合

  3. 自社ブランドのPOD:自社が定義しているPODを選択した人の割合

  4. 競合ブランドのPOD:競合が定義しているPODを選択した人の割合

4つの指標を可視化することで、

  • 自社ブランドがPOPをしっかり押さえられているか

  • 自社ブランドの強い・弱いイメージは何か

  • 自社ブランドがPODに設定しているイメージの競合のスコアはどうか

  • 前回調査と比較して各イメージスコアがどのように変化したか

などを分析し、「ブランドとして何を伝えるか」のコミュニケーション戦略を立てる。

感想

今までブランディングの実践方法とその効果についてピンときていなかったので、上記の指標で数値化することができるということがとても学びになりました。また、ブランディングの概念を整理することができました。

定量調査の方法や状況別ケースワーク、コンセプトシートの書き方等、実務に沿った内容も詳細に紹介されていたため、これなら自分にもトライできるかも!と思わせてくれる本でした。

アクション

POPとPODを改めて定義してみる。

状況別ケースワークの中では「ケース3:新規事業や新シリーズが上手くいかない」のケースに当てはまるため、
アクション①「○○と言えば?」で想起されるコミュニケーションにシフト
アクション②該当カテゴリーのPOP訴求に注力
を実行する。

他の知識との関連

今回学んだブランドパワーを「売上の地図」に反映してみました!

売上の地図_original_ver1


ブランド・想起の部分をブランド想起・ブランドイメージに置き換えることで、各施策との関連性がわかりやすくなった気がします!


ブランディングを行っているが効果がでているのかわからない…という人におすすめの本です!是非読んでみてください!

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