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『田中圭の俳優ホン打ち 第三夜』ダメダメなのに憎めないトモヤを演じる田中圭に今夜も完敗だった女の感想

田中圭の俳優ホン打ち

2023年3月29日〜3月31日にフジテレビで放送された田中圭初の冠番組。

第一夜の感想

第二夜の感想


第一夜と第二夜。
ホン打ちもドラマも同じシチュエーションなのに全く違っていて番組としても凄く面白かった。

第三夜のゲストは千葉雄大くん

田中圭と千葉雄大の共演がまた見られる。
しかもバラエティーパートのみではなくお芝居も見られるだなんて。

この番組の決定のニュースを聞いた時に真っ先に出てほしいと願ったのは雄大くんだった。


彼らがMCをつとめたMUSICBLOOD
は未だに定期的にロスが訪れる大好きな番組だった。

MUSICBLOOD記事まとめはコチラ


さぁさぁさぁ雄大くん!
久しぶりの共演!楽しませてください!

そんな気持ちで迎えた第三夜

第三夜感想

予告だけで盛りだくさん。
ワクワクしながら迎えたオープニング。



出てくれてありがとう

こちらこそ

私は千葉雄大くんの事をたくさん知っているわけではないんだけれど、彼の謙虚で聞き上手なところが凄く好きなの。

いつも兄貴を立ててくれるような心地よさ。

開始数秒でこの2人の久しぶりの空気感に包まれて泣きそうになっちゃったよ。

林遣都くんや松本まりかさんと違って雄大くんは設定をガッツリ決めているわけではなくて、断片的な台詞をスマホに打ち込んでいた

スマホに書き込んでいたと言う

すぐキスする

これ…この設定、この記事を思い出しちゃったわ。

すると千葉は「(田中は)唇がめちゃくちゃ柔らかいですね」とコメント。 「共演した時もそういう(キス)シーンがあったんですけど、結構お互いプライベートでもそういう癖ありません?唇を求める癖」と明かした。

想像で圭さんの唇求めちゃったのかしら?

可愛いな。

千穐楽と言われてプレッシャーのかかる雄大くん。

ホン打ちが始まる直前の圭さんがフーって息を吐くところがすごく好きで、さあ雄大くんと今回も名前を呼んで元気に始まった45分のホン打ち。

これまでずっと聞き手に回っていた圭さんが主導権を握って結果雄大くんがメモしているところ。

他の2人と違ってガンガン斬り込んでいったのは番組の構成もあるんだろうけれど雄大くんへの信頼感な気もする。

MUSICBLOODであれだけの瞬発力を持っていた雄大くんとだからこそ、白紙にして本当の即興劇を仕掛けたんじゃないかな…なんてね。

じゃあハイカロリーで!

って定食屋のメニューを決めるぐらいのテンションで承諾する雄大くん。

アクションやります?
って全て受け止めるところ。

可愛いくて頼りになる後輩なんだろうなぁ。

今回はバカリズムさんのアドバイスがもの凄く多くて、それがまためちゃくちゃ面白い設定で。

それにより、ダメダメ店長という設定になっていったトモヤ。

やけどしたいという雄大くん。

三夜目という武器のある圭さんでもかつてない不安なんだもん。

雄大くんからしたらゲストとしてやってきて、何か色んな小道具渡されて「はいじゃあ行ってらっしゃい!」と急にすごい人数の観客のいるステージに上げられるような。
ものすごい緊張感だったんじゃないかな?
終始手が震えているのが可哀想可愛かった。


本番前の会話

セリフがとんでも?

スタートしちゃったら一発です!

これが盛大な振りになるとは! 

始まってすぐに

セリフが全部消えました。

珍しい圭さんの姿に
イェーイ!初めて見た。
って場を和ませる雄大くんが頼もしかったな。

MUSICBLOODでのサプライズのシーンを思い出す。

歌番組で歌を歌うことになった2人へのサプライズ発表。

取り乱す圭さんのマイクを拾ってくれた雄大くんを見て「隣にいてくれてありがとう」ってなったっけ…

尊いってこういう時に使う言葉なのね。


あ…ついついまたMUSICBLOODの森のなかに。

あの時の気持ちはコチラにまとめております。



それではここからはドラマパートの感想を


酔っ払い設定の2人。
一瞬でベロベロの演技ができるのすごいよね。

圭さんの酔っ払う演技大好きなのよ。

とくに好きなのは

まっすぐな男 第5話
ドクターX 第4話


前日の夜、あんなに顔のいいスイッチ入れていた人とは思えないダメダメだけど憎めないトモヤがそこにいた。

2人がハイボールを飲むグラスがステンレスのタンブラーだったのは、ファイティングスタイルになる事を想定して割れないようにだったのかしら。

一夜ニ夜のお洒落な感じとは違って、気心の知れた2人っぽくて良かった。

お酒を足そうとしたのを制するケンヤに
「薄かった」って言うトーンが何とも甘々でダメだけど可愛いトモヤが愛おしい。

ウィンクとかしちゃうところ…調子のいいモテ男感がたまらない。

いよいよ喧嘩シーン。

ケンヤの連れてきた友達に手を出したトモヤ。

手ぇ出したよな

というケンヤからのクレームに

あー
まぁ、手ぇ出した…手ぇ出した?

言い方が悪いね。

共にしたよ…まくらを。

って言い換えるところ。

最低なことを正論化するあの憎らしい顔がズルい。

トイレの使い方が汚いトモヤへのクレーム。


おしっこ上からかけるとか最低な行動なのに

そりゃそうですね…って飲み込むケンヤ。

すれ違う時にケツをペって触るというケンヤからのクレームも可愛かったけれど。

トモヤからケンヤへの文句。流石だった。

絶妙に小さいし、ホン打ちで決めていたトモヤのケンヤの呼び方のイントネーションに対する怒りへの最高のパスだった。

そしてパスを受け取った雄大くんの爆発力。

ケンヤ↑じゃなくてケンヤ↓

何度見ても笑っちゃう。

ケンヤでいいべ!

って全く悪気がないトモヤは絶妙に腹が立つんだけれど、怒ってるのが馬鹿らしくなるような愛くるしさ。
完敗です。

それにしても圭さんはこういうどうしようもないのに許せちゃう人間を生きるのがどうしてこうも上手いのか…
そんなことを考えて思い出した記事。

少々香る、男としての色気。あの色気は僕は、人としてのクズ感から出ていると思っている。男があこがれるクズ感というか。それが田中圭の根幹にはあって、それがあの人の人としてのパワー、人間力になっていると思う。すごく人間っぽいんですよ。

圭さん自身からも醸し出されているんだね。



しかし、ラストのトモヤからの言いたい事…
そっち側に持っていった圭さんすごいよね。意外だったけれど大正解だよね。

何度か観て気づいたんだけど、可能だったらそれに対するアンサーごめんねが俺の言いたいことで、言えたら綺麗にゴールに向かうかな。

ってホン打ちで言ってた圭さん。

言いたいことを攻撃じゃなくてごめんねにするプラン最初から考えてたんだね。

忘れてくれよ、忘れてくれよ

すげー感謝してっからさ…

最後時給アップしてたんだぜ

小さな喧嘩を繰り返したラストに懐の大きなところぶっ込んでくるんだもんね。

ケンカだけで終わらない愛のあるエンディング。

引き出された雄大くんの涙まで…完璧なフィニッシュ。

思わず泣いちゃったケンヤにそんな上げてねえんだって焦るトモヤは何回みても笑っちゃう。

口座見たあとあまりの少なさに第二ラウンド始まって欲しいな…なんて思っちゃう。

店の名前の適当感が絶妙に腹が立つのもトモヤらしくて、納得いってなさそうにお礼を言うケンヤ。
ずっとこんな風に腹を立てながらもいつの間にか言いくるめられて過ごしてきたんだろう。

トモヤ腹立つぐらいに魅力的だもんね。

行き当たりばったりの即興劇なのに、短い時間にこんなにも色んな感情が詰まっていて、第三夜もスタンディングオベーーーションでした。

優しくて喧嘩が苦手な2人の喧嘩。
最高に愛おしかったよ。

クランクアップ

まだ手が震えちゃってる雄大くんに気づく圭さんは良いお兄ちゃんで、番組の最後のお手振りの時まで圭さんをたてる雄大くんはやっぱり可愛い後輩だった。

最後の感想が脚本家さんやプロデューサーさんへの感謝のコメントになっちゃう圭さん、仕事が途切れないのわかるわ。


田中圭の俳優ホン打ち。

ものすごいチャレンジングな番組を企画してくれた鈴木おさむさん。

とんでもない企画を受けてくれた圭さん。

本当にありがとう。


是非レギュラー化して年に4回ぐらいやって欲しい。

てか絶対あると信じている。

終わりは始まりだからね。


雨音 

バカリズムと千葉雄大と田中圭といえばコチラ











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