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傷がいっぱいついたので、映画『包帯クラブ』を見に行ったらめっけもんだった主婦のはなし。

携帯電話を投げ捨てたい程の衝撃だった。

悲しく辛いニュースをみて、何もする気になれなくて。

ふと映画『包帯クラブ』を観てみようと思った。

大好きで何度も観ているこの映画、過去に長いレビューも書いたことはあるけれど、無性に包帯を巻きたくて、巻かれたい今、導かれるようにこの作品を手に取った。


映画包帯クラブ



包帯クラブ プレミアム・エディション(初回生産限定) 

このDVDのブックレットに掲載されている文章を少しお借りして紹介していく。


世界の片隅で始まった〈包帯クラブ〉という戦わないための、小さな活動。
  ~「目には目を、歯には歯を?」こんな言葉もあるけれど、これって奪い合えってコトじゃなく、相手の痛みを知ろうってコトなんじゃないだろうか?《包帯クラブ》は、他者の痛みを知ることをはじめた、ニッポンのとある街に暮らす高校生たちの物語。~
~大切なのは、ついた傷に見ないふりをしないこと。〈包帯クラブ〉はささやかだけど一歩を踏み出すポジティブな取り組み~



インターネットを利用し「傷ついた出来事をクラブのサイトで受け付ける→傷ついた人の傷ついた場所に包帯を巻きに行く→手当てした風景をデジタルカメラで撮影、投稿者のアドレスに送る」という活動をしている4人。

ディノ(柳楽優弥)

ワラ(石原さとみ)

タンシオ(貫地谷しほり)

ギモ(田中圭)。

映画《包帯クラブ》は他人の痛みを知ることで自分の痛みに気づいていく若者たちの、絆と成長の物語。

田中圭さんが演じているのは、一人年上の浪人生のギモ。パソコンが得意で、包帯クラブの発起人でもある。


ちょい役でしょ?と侮るなかれ!大体のシーンに、そこにいます。

登場シーンからもうメチャクチャに恰好良くてかわいいんです。


エレベーターから降りてくるギモ。

タンシオに、可愛い笑顔で手を振って、握手からの一礼からの、首コテンからの、笑顔!!!

普通の映画にはないような不自然すぎるほどの不思議な挨拶の仕方。

これがメッチャ可愛くて、監督にこのシーンの意図を問いただしたいぐらい。


ニット帽をかぶっている姿が可愛くて・・・

この写真を見てはいつもギモを思い出していた。



他人の傷に包帯を巻くというタンシオの写真を見て感動したギモ。

「こういうのを優しさって言うのかなって、押し付けがましくなくて、でもはっきりと伝わってくるって言うか。」

ギモの呼びかけで包帯クラブが発足する。

包帯クラブの活動を説明するシーンではナレーションが圭さんなんだけど、滑舌がよくて聞き取りやすくて甘い声。

もう・・・脇役なんかじゃなさすぎて困っちゃいます。


傷に包帯を巻くという行動の発起人であるディノ(柳楽優弥)に許可を得るため、ディノの通う高校へ行く3人。

とても頭の良い学校で、実はその学校のOBだったギモ。

柔道部時代の写真がまた・・・最高なの。

びったれ!!!の伊武さん並みのオールバックで柔道着。

普段はお上品で、柔らかい笑顔のギモなのに、実はメッチャ怖くて強い柔道部の先輩という裏設定があり、後輩と対峙するシーンでは物凄いドスのきいた声になって・・・キャラ変も甚だしい。

高校を出た後も、ガニ股で柔道部時代を引きずる演技・・・細かいシーンも面白いし、うまい。


ディモの許可を得るどころか、ディモも参加することになった包帯クラブ。

そんなことしても世界は変わらないと伝えるワラに

「何もしないより何もせぇへんかったら、永遠に変わらんやん。
ほんならやってみた方がええんちゃう??」

「もしみんなが他人の痛みをほんまの意味で知ることが出来たら世界は絶対変わる思うねん。包帯一本巻いて何かが変わったらめっけもんや!」

ディノのいうこの言葉が、私のいまの感情に突き刺さった。


モヤモヤ、ウジウジしているぐらいなら、何かやってみたい。

世界は変わらないかもしれないし、偽善者と思う人もいるかもしれない。

でも何かが変わる可能性もある。

背中を押された台詞だった。


印象的だったのは中学時代親友だったリスキ(芦沢律希)とテンポ(関めぐみ)をクラブに誘う為、テンポの家を訪れたワラとタンシオ。

口論になりテンポの家を飛び出したリスキ。

そこに咲いていた花。

コンクリートの隙間から懸命に咲くその花は、昔リスキの父親が育てていた花。

「おまえ・・・強いな」って花をみつめるリスキ。

それを見つめる包帯クラブの4人。

すごく良いシーンだった。


リスキも包帯クラブに加わり、様々な依頼者の傷に包帯を巻いていく5人。

依頼者は送られてきた写真をみて元気になっていく。


ある時一つの依頼が舞い込んだ。

『理由は言えないけれど廃墟となっているホテルに包帯を巻いてほしい』という依頼。

ホテルには女の子が連れ込まれたという噂があった。

ホテルの中の壁はスプレーで落書きをされ、ボロボロになった椅子やベッド、ブラジャーなどが散乱し、酷いありさまだ。

憤りを感じた様子で、暴れ椅子を叩きつけて壊すディノ。

それを止めたのは田中圭さんが演じるギモだ。

飛び蹴りからの抑え込み!? 物凄い速さでディノの気を失わせるギモ。

さすが空手家だね。めっちゃ強い。

目を覚ましたディノに「大丈夫か?」とかける声は優しくて頼りがいがある。

こんなところに包帯を巻いても仕方がないと未だ落ち着かないディノに

「依頼者は壊してとは頼んでいない。包帯を巻いてほしいと依頼した。」

と伝えるギモ。

みんながどんな風に包帯を巻くのか考えている時、ギモの表情が変わる。

試験管を持つ美しい横顔に流れる美しい涙。(予告でも一瞬流れる)

そしてギモは一言一言絞り出すように話し出す。

小学生の時に、男の教師に悪戯されている同級生を目撃した話。

その子に何か出来ることは無いか聞いたら

「お葬式をして欲しい。そこにいる自分は死んだことにしたい」

と言われた話。

引いちゃって出来なかったというギモをみてディノは、その悪戯をされていた男の子がきっとギモなんだと気づく。


このシーンの表情、声。

すべてが美しく、儚くて、壊れそうで、若い頃からどんな役に対しても演技で魅了してきたからこそ今があるのだなぁ・・・と実感する。

ちなみにこのシーンの目の下の血管が、何とも色っぽい。

目に涙を溜めて「お葬式をしよう」と提案するギモ。

廃墟にあるベッドや椅子などを運び、燃やすシーン。

ハンバート ハンバートのサントラがまた・・・良い。


▼視聴可能なサントラ



哀愁しんでれらのこのシーンみると、包帯クラブのお葬式のシーン思い出しちゃうんだよね。




物凄い演技と綺麗な涙をみせてくれたギモこと、田中圭さんだが・・・


次のシーンではまた豹変。

酔っ払って、謎のおねぇキャラが降臨するの・・・

ディノに顔を近づけて「ねぇ私の事どう思ってんの??」って絡んでからの

「およびでない?およびでなーい」からのソファーでイビキかいてスヤスヤ。

メイキングでは、このシーンで笑っちゃう柳楽君のNGに「ちょっとー!!」って突っ込む圭さんや、圭さんのコミカルさに笑いが止まらない、女の子たちの様子もあり、仲良さげなキャスト陣に弄られてる圭さんが可愛い。


包帯クラブの活動を通して、ワラにも変化が。

クールで熱さを表に出さなかったワラ。

子どもの頃の思い出の場所の屋上でディノに伝える

「たかが包帯一本で私の世界は変わった。めっけもんだよ。」

このシーンもすごく良かった。


暫くたち、包帯クラブの活動をよく思わない人たちから沢山の書き込みがあり、包帯クラブは一時休止となる。

その炎上の様子に気づいたギモがさ・・・何故かお風呂の中なの。

別に入浴シーン無くても成立するはずの映画なのよ。

男性だし、一応脇役だし。

ねぇ頭にタオル巻いたあんな可愛い入浴シーン考案したのって誰なの?

包帯もって癒しに行きたい。


色んなドラマで入浴シーンやシャワーシーンを入れこまれる俳優。

すぐ肌色出してくれる俳優、それが田中圭だ!


この記事だけで2つも入浴シーンあるし・・・



(数年後)俺はすぐ出す!!潔い田中圭

いつもありがとう。これからも躊躇せずよろしく。


田中圭さんに感謝の意を述べたところで映画の話に戻ろう。



実は悪意ある書き込みをしていたのは中学時代の親友のテンポだった。

自殺を図ろうとしている可能性のあるテンポを探す包帯クラブの5人。


あんたのした事なんか大したことない!

気にしてない!だから、死ぬ必要なんて無いと伝えるために街中に包帯を巻いていく5人。

でもテンポには届かない。


「見たくなければ見せればいい」そう言ってディノが撮った行動は、街のどこからでも見上げられるほどの高い建物の屋上に包帯を巻くこと。

屋上にはためく大量の包帯は圧巻で

「でてこいや!友達でてこいや!」と叫ぶディノを見ていると涙が止まらなかった。


馬鹿げた事だとしても、人が自分にしてくれる事って涙が出るほどうれしいんだなって思えた。

今の心境も相まって今までで一番泣いた。

そして何だか救われた。

泣くっていいね。



ディノの行動からみんなの前に姿を現したテンポ。

「ごやっけさ」(4人が中学時代方言クラブで学んだ”ありがとう”)という言葉を伝える。


ようやく笑顔になれたワラ、タンシオ、リスキ、テンポ。

ジーンとする空気に包まれる4人。

そこで「はじめましてギモです」って挨拶を始めちゃうギモ。

あまりにも空気を詠めない(逆に読んだのか!?)言動にみんなから笑顔があふれる。


この映画さ・・・ギモがいなくても成立するシーン(女の子だけもよさそうなシーン)にも必ずギモはいるんだよね。


原作がそうなのかもしれないけれど・・・

ギモだけ色んなキャラをつけられているところもあり・・・

田中圭の魅力が出番を増やしたという意見に一票入れたい!!


若い頃の圭さんってビジュアルにムラがある気がするんだけど(失礼・・・)ギモを演じる圭さんは最高にシュッとしていて格好よくってかわいい。


仲直りの後みんなで、おでんを食べるシーンがあるんだけど・・・

そこの上目遣いなんて最高ですからね。



例えていうとこんな感じ?


これ?(クリックするとすごい可愛いの出てくるよ)


いや・・・こっち?


これもいいね。


ただ並べたいだけでした。すみません。

とにかく!おでんシーンの上目遣い最高なんです(細かすぎる推しシーン)



おでんシーンの時に流れるナレーションにグッとくる。

「甘いなりに多くの傷を受けてそれでも生きていこうとするならば、歩み続ける事が自分のためだけでなく誰かの為でもあるのなら、自分たちが最も欲しくて、でも本当にあるのかずっと疑っていた、口にするのも恥ずかしい、例のアレだいわゆる愛ってヤツがそこには存在するってことになるんじゃないだろうか。

時として俺たちは色々なものに邪魔をされて、それを見失ってしまうけれど本当はいつだってどこにだってそれはあるんだ。

例えば空のように公害スモッグ、電線のノイズ、だけどその向こう側、決して失われることのない空のように、求める限り生まれつづける希望のように。」


今苦しんでいるかもしれない人、傷ついて前を向けない人。

ノイズに色んな意見に苦しんでいる人。

でもあなたを愛して支えられている人がいるんだよ。

あなたを愛して支えたい人も…

って伝えたくなった。


この映画もっともっといいシーンは沢山あるんだけど・・・

それはぜひ本編で。

大阪弁のディノのお友達のシーンもすごく泣けたな。

あんな身体になって、辛い思いをしても

「俺は日々進化している」って言える強さ。

恰好いい人だよ。

柳楽優弥くんの表情もすごくてボロボロ泣けた。(実はあのシーン全然泣けずに苦戦したらしい。インタビューで赤裸々に語っていた)


この映画、エンドロールもすごくいい。

時間の無い方はエンドロールだけでも観てほしい。


オフショットもありつつのキャストの顔。

それぞれに包帯を巻いていく姿、みんなでぐるぐる巻きになる姿。

物凄く楽しそうな笑顔があふれ、キャスト陣の絆が感じられる。


そして、街の色々なところに巻かれる包帯の写真。

最後は世界に広がっていく。

世界中に巻かれる包帯を見ていると、コロナに苦しめられている世界の人たちにも観てほしい作品だと思えた。

今こそこの映画を!!本当にそう思えた。

もう皆で色んな所に包帯を巻いていきたい衝動にかられた。

メイキングの最後だったかな?黒板に堤監督が書いた文字

この映画一本で世界が変わったらめっけもんや


世界・・・変えたい。変わってほしい。

そんな風に思えた作品。


最初は色々とタイムリーすぎて、見るべきじゃなかったかと目をそむけたくなったりしたけれど、ずっと抑えていた感情を涙を流すことで、少し元気になれた気がする。

巻きます 効きます 人によります だけどね。

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ここからは特典映像のはなし


スタッフ・キャストインタビュー

柳楽君とさとみちゃんのインタビューはすごく長くて、映画の裏話もあって聞きごたえ抜群。

圭さんはめっちゃ短い。

お顔がね・・・浮腫みかな?なんかパンパンで可愛い。

本編あんなにシュッとしていたのに、そのムラが私は好き。

映画の感想をいっぱい伝えた最後に「ホワットしてくれれば良いな」ってちょっと雑にまとめるところがクスっとしちゃう。


メイキング

撮影しているスタッフの姿なども観られて、見どころとボリューム満載。

圭さんと柳楽君がカメラマンになって監督とキャストにインタビューをするところがあるんだけど、本当にみんな仲がよさそうでみていて楽しい。

監督から圭さんのエピソード

「みんなの1時間かけた役作りを一言で持っていった。”すき”の一言で」

それに対してみんなも大盛り上がり。


未公開シーンとして流れたそのシーンは

屋上で包帯を巻いてテンポを呼ぶディノに対してうっとりした顔で

「すーき♡」と伝えるギモ・・・いや田中圭。

これアドリブなのかな?そうなのかな?

みんなに弄られた後

「だって好きだもん。優弥好きだもん。しょうがない。ねえ(柳楽君をみて)ねっ♡」

悪戯っぽく笑う顔が可愛い。

本当に昔からオープンにスキを叫べるひと。


石原さとみちゃんのクランクアップシーン。

出番が終わりホテルに戻っていた圭さんと佐藤千亜妃ちゃんも駆けつける。

挨拶の後、優弥君にハグするさとみちゃん、次に流れるように千亜妃ちゃんにハグをして、圭さんを一目みてからのまさかのスルー(笑)

圭さんが「おーい」って突っ込んでからのハグ。
2人の関係性がわかるホッコリシーンだった。

柳楽くんのクランクアップシーンではVTRで登場した圭さん。

みんな部屋の中なのに、何故か1人外で小声での挨拶。


圭さんが映った瞬間に何やらいじる監督と笑うスタッフ。

そこに居ないのに、一瞬で場の空気が変わる。
圭さんの現場でのムードメーカーぶりが感じられる瞬間だった。


柳楽君と本当に仲が良かったみたいで、距離感が最高。

めっちゃ顔近づけて話すし、ものすごい密着してハグしているし。



この記事にあるエピソード好き


「でも、田中さんも優しくしてくれた。僕が風邪を引いたとき、わざわざビタミン剤を持ってきてくれて、おかげで翌日は元気モリモリでした」と、結局ここでも男同士の妙な優しい雰囲気に包まれていた。

山田涼介君が雑誌で『圭ちゃんが目薬を車まで届けてくれた』と語っていたエピソードもあったよね。
昔から変わらぬ優しさとさりげなさがあって・・・だから愛されるんだろうなと思う。



舞台挨拶

圭さんのトークの上手さが際立つ大好きな舞台挨拶


この記事にトークの一部あり

監督「田中くんは、僕に不満があるようです。さっきPRで出演した『王様のブランチ』で明らかになりまして、今から編集で切ってやる(笑)!」

田中圭「あれは、本番前に僕は堤監督に呼び出されたんです。『ドッキリでスタジオに出るから、圭、オレの悪口を言え』と。本当は堤監督は出演しないことになっていたんです。だから、僕が堤監督のことを話す番になって、僕は言ったんですよ。『金髪が良くない。あの染め切れてない感じが良くない』って。僕はこう一生懸命悪口を言おうとしたら、みんなはドン引きですよね。何を言い出すんだ、こいつはと(笑)。僕はネタばらし的な救いがあるのかな、と思ったら何もない。僕はただただ好感度を下げただけという…(笑)。ひどい結果になってしまったんですけど、本当にちょっと包帯を巻きたいな、なんて(笑)」


その番組を観ていない観客への説明がとても上手で、最後のオチまで完璧に決めて大爆笑をかっさらうあたり、若い頃から話術も抜群。

これ物凄い監督に愛されちゃってるよね(笑)

メイキングや舞台挨拶をみて、演技のうまさは勿論、愛され力や場の空気を作る上手さも、この頃からだったんだなぁと、しみじみ感じる事が出来た。

この円盤、封入特典のブックレットにはロケ地マップがあったり、写真や文章も豊富だし、予告編のバリエーションもすごくて、買ってよかった大満足の作品です。


ロケ地

いつか行ってみたい



雑誌のお話

2007年に販売された「プラスアクトvol.12 」

このインタビューには包帯クラブの撮影前から撮影中、当時のエピソードが惜しげもなく語られている。


包帯クラブ好きとしては宝箱を覗くような気持ちだった。
その一部を以下に伐採。

ギモに決まった後に参加したオーディション。

他の人は配役を決めるために役を色々と替えていたが、一貫してギモを演じたというエピソード。

その時監督から無茶な注文があったという圭さん。
「オカマレベル5で」「渡部篤郎風に」とか「田中邦衛風に」とか・・・色々試したかったのか僕を使って遊んでるだけだったのか・・・・


それから田中圭は物真似が得意だということになり、バラエティ番組でも無茶振りされて散々だったと語っている。

圭さんの追い込まれた姿…目に浮かぶ。
そしてモノマネ見てみたい(井上陽水・・・面白かったよね)


井上陽水降臨



役柄が奇天烈すぎたという圭さん。
台本の決定稿で準備稿にはなかった設定が加えられて、こう来たか参ったなという気持ちになったそうだけれど・・・これはなんのことかな?

まさかオカマレベル5が監督忘れられずあの設定が加わった?
なんの設定が加えられたのかは紙面では語られていなかったがなんとなく察しがつく。


圭さんが語るギモについての記事

ギモに関しては、芯(しん)にあるものはあるんだろうけど、地と足の間に30センチくらい隙間があるみたいな、不確かな存在感であればいいかなと思って演じましたね。



紙面では撮影の裏側の話も沢山。


爆竹の音にびびってカクカク膝を振るわせる芝居のシーンでは、モニターを見ている人たちからすごい笑い声が起きたとか。


「そんなにカクカクした意識はなかったけど,こんなにカクカクしてたんだという衝撃があったくらい・・・でもウケてたからよかった」

笑かそうとしていた訳じゃなかったんだ。
ト書きにある動きじゃなかった事にもビックリ!
あのシーン面白かった。

共演者とのエピソードも語られているが、不憫な一文が。
「年上だしお兄さんっぽく振る舞うつもりが始まって1週間くらいでギモじゃなくて、キモと呼ばれていた。」

圭さんらしい(笑)本当に上からも下からもイジられるよね。
リアクションがいいからかな?
「うぉーい!!」って言ってる姿が目に浮かぶ。

でも柳楽君はかなり慕ってくれたらしく、食事に誘われても

「圭さんがいかなければ行きません」と答えていたとか。
メイキングの2人を見ていたら本当に仲良しってことがよく分かった。

映画について聞かれると、やっぱり最後雑になっちゃうし、途中から文脈変わっちゃうし、雑誌に 雑だよ、最後って書かれてるし(笑)

雑誌で弄られる圭さん…本当に面白い。

ここに書いたのは少しのエピソードで、プラスアクト には監督の話やさとみちゃんの話などが綴られていた。


2021年秋には、堤監督と再びタッグを組む圭さん。


 久々に堤監督と再会した田中は
「前回はとにかく堤監督からのムチャぶりがすごかった思い出があるんですよ。今回も楽しみ半分、怖いです(笑)」と戦々恐々。

 堤監督は「田中くんには、どこに心があるのか(笑)完全には理解できない、不思議な佇まいがあるんです。監督の負けだと感じるような、打ち崩させない何かがあるので、『包帯クラブ』でご一緒してから今まで、ずーっと隠し玉みたいに思っていた存在」と話し、「この人の存在感の芯の部分に勝ちたいし、今回は“やっぱり田中くんは田中くんだなぁ”と思うような演出はしたくない。


死神さん予告編


はい!期待しかない。今年の秋が楽しみです。


クランクアップでまた皆さんと一緒に仕事をって言っていたけれど、今年すごくない?


さとみちゃんと



しほりちゃんと



落合モトキくんと

絡んでないけど出てたの包帯クラブに



ずっと頑張ってきて今も第一線で活躍している皆が誇らしい。

これからも圭さんが沢山の役を生きてくれますように。

弄られながらも笑いながら大好きな役者という仕事ができますように。



ねえこの長い記事読んでくれた人いますか?

ちょっとだけ吐露していいですか?

思うのままに書くから嫌な方は私のくだらない記事に逃げてご退出くださいね。


お帰りはコチラ、妄想絵コンテ

携帯を投げ捨てたい程の衝撃のニュース。

あれからずっとモヤモヤしていて・・・

圭さんの過去の発言を見ていても、きっと本当にサプライズで、家に帰ったら大好きな仲間が深夜にもかかわらず待っていただろうし。

無下にすることなんてしないと思う。

でもそこを叫ぶと、圭さんの大切な人が叩かれる訳で・・・


自分の事より人のために涙を流す圭さんだから、今の心情って物凄い辛いしなかなか消えないと思う。

自分に置き換えたら、立ち直るの難しい。

この映画を観るまでは、圭さんに早く元気になってほしいと思っていた。

でも『包帯クラブ』を観た今は、圭さんにいっぱい泣いて欲しいって思った。

飲み込んだものって大きく黒くドロドロに膨れ上がる。

でもいっぱい出したらちょっとはスッキリしないかな。

圭さんと一緒に泣いてくれる、包んでくれる人と泣いて欲しい。

わがままで自分勝手だけれど、圭さんにずっと救われてきたから、ずっと応援させてほしい。

包帯クラブで救われた人もきっといっぱいいる。

エンタメに触れてなんとか立ち上がってきた人も沢山いる。

圭さんのブレずやって来た事を信じて、突き進んでほしい。

応援させてください。

包帯巻いても良いですか?
ガーゼしか無かったんだけど…まとめ方雑(笑)

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雨音

やだーなんかちょっと暗くなっちゃったし、重くなっちゃった~。

いっそのこと、くだらないの一緒に見に行きます?

お帰りはコチラ!妄想絵コンテ第2弾

すぐに行くから待っていなさい。

疲れてるんだけどな…でも…時間を忘れてあなたに夢中になっちゃってこんな長い記事書いちゃったよ。

罪な男だよね田中圭って。
でも大好きなんだよね田中圭が。


みんなも包帯まいて乗り越えていきましょう!
支えていきましょう!

いっぱい泣いて前に進みましょう!


雨音








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