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【小説】ひなた書房より

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一生懸命生きるあなたは誰かの救いになっているかもしれない。 人を支え支えられてきた不器用な3人の愛の物語。 #創作大賞2022 エントリー作品
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小説【ひなた書房より】ができるまで。

小説【ひなた書房より】ができるまで。

note創作大賞2022

この企画に応募するために小説を書く事にした私。

過去に小説とシナリオを1作ずつ書いた経緯はコチラ

ここから先は小説の出来るまでの紆余曲折を赤裸々に。

誰が興味あるねん!
という内容だけれども私自身が忘れない為にも備忘録に残しておきたい。

余談だが私は忘れっぽくて備忘録と忘備録どちらかいつも分からなくなる。
それすら覚えられないぐらい忘れっぽいのだ。
(忘備録は誤

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【小説】ひなた書房より④(完結)

【小説】ひなた書房より④(完結)

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第四章

学校が終わると毎日病院に行った。
病室のドアを開ける瞬間はいつだって憂鬱だ。

美幸くんがスヤスヤと気持ちよさそうに眠っている時は心底ほっとしたし、呼びかけても私の顔さえ見れないほどに苦しそうな時は、怖くて逃げたくなった。
それでも美幸くんに会えなくなるかもしれないと思う事の方がもっと怖くて毎日会いに行った。

ひなた書房のウェブサイトには今も毎日、

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【小説】ひなた書房より③(全4話)

【小説】ひなた書房より③(全4話)

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第三章

昨日まで秋だったのに急に冬になったみたいな、そんな日だった。

薄手のコートを着てきたことを後悔しつつ、木枯らしの吹く川沿いの道を歩く。
手が悴んで自分のものじゃないみたいだ。
数歩まえを歩く天野君は振り返り「じゃあ、また明日な」と言うなり自転車に乗ってあっという間に見えなくなった。

あれから天野君との気まずさは徐々に無くなって行った。
ただ隣に

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【小説】ひなた書房より②(全4話)

【小説】ひなた書房より②(全4話)


第一章はコチラ

第二章

「ママ起きて。ねえ卒業式に遅れちゃうよ」
分厚いカーテンのせいで部屋の中は真っ暗だ。
勢いよくカーテンを開けると、眩しいぐらいの光が差し込んだ。
何度も何度も身体を揺さぶると、ようやくママはだるそうに起き上がった。
顔を顰め頭を押さえている。

「また飲んだの?娘の卒業式に酒臭いママなんて恥ずかしいよ」
ここ数日ママはお酒の量が増えた。
「ちょっとだけだよ。眠れなくて

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【小説】ひなた書房より①(全4話)

【小説】ひなた書房より①(全4話)

第一章
街全体が見わたせる大きな窓からは見慣れた街並みが広がっている。
空にポッカリと浮かぶ雲がゆっくりと移動して形を変える。
私はその様子をぼんやりと眺めていた。

ノックの音がして、我に帰る。
「わぁ。なんか変な感じ。結花じゃないみたい」
勢いよく入ってくるなり甲高い声で呟く。
「普通さぁ。綺麗とか言って涙ぐむもんじゃないの?」
振り返るとママの目はすでに赤く、涙がにじんでいた。
目を細めて私

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