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チャーちゃん ありがとう

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厚洋さんが亡くなった後、ずっと真愛を支えてくれていた愛猫チャーちゃん。「チャーちゃんの為に生きなくっちゃ。」と思ったのに。真愛の目の手術の前にも逝ってしまった。「安心して入院して…
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愛しい人の六回忌

愛しい人の六回忌

 偈
 「一念弥陀仏(いちねんみだぶつ)
  即滅無量罪(そくめつむりょうざい)」
  現受無比楽(げんじゅむひらく)
  後生清浄土(ごしょうせいしょうど)
 愛しい夫・厚洋さんの祥月命日だった。
 あちらに旅立って5年。六回忌である。

 今だに厚洋さんに会いたい。
 しかし、彼はあちらに逝ってしまって、もうこの世では会えないのだという事は、ちゃんと理解した気がする。
 彼の生きていた時の歳は

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ペット葬儀

ペット葬儀

 凄いとは聞いていたが、ついに人間様よりペット様の方が儲かるようになったらしい。
 母の葬儀も厚洋さんの葬儀も執り行ってくれたGyo院の共済組合見たいのに入っている。
 母の葬儀のあと入会しておいたので、厚洋さんの時にもよくしてもらった。
 そういったところは、いざということがなければ入らなくても良いのだが、グループ経営のために何かと便利である。
 正しく「揺り籠から墓場まで…。」の面倒を見てくれ

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チャーちゃんの命日

チャーちゃんの命日

 ただ、一緒に寝てくれるだけで良かった。
 一緒でなくても、チャーちゃんがいることが幸せだったのだ。
 我が家の四代目チャーちゃんが亡くなってちょうど1年が経つ。人間ならば一周忌だ。
 厚洋さんが逝ってしまってから、2年9ヶ月の間、真愛を支えてくれていた愛猫の命日である。
 前日から、どうやって過ごそうか考えた。
 虫刺されも酷く何処にも出られないことはとても良いことで、外は梅雨入り前の雨が降り始

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にゃんこの日 般にゃ心経

にゃんこの日 般にゃ心経

 2022,2,22。
 今日は、西暦から数えると「にゃん」が6個も付くにゃんこの日だ。
 まあ、「不撓夫婦冨夫婦」と読んで、
「どんな困難があっても負けない夫婦は、必ずや
 富を得るなり。」と書き換えることもできる。
 しかし、一般的には「猫の日」言われている。 

「ネコの日(猫の日)」が定められたのは1987
 年。 ネコ好きの文化人や学者がつくった
「猫の日実行委員会」がペットフード協会と

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写真絵本 さよならチャーちゃん

写真絵本 さよならチャーちゃん

 何時もの教え子美樹ちゃんのヘアサロンに行った。チャーちゃんが逝って落ち込んでいた真愛を心配してくれた。
 彼女の優しさが分かるから、空元気で振る舞う。
「目の手術を受けると分かっていたので、
 迷惑をかけちゃいけないと思って
 逝ったんじゃないかしら?」
「真愛は、もう一人でも大丈夫。
 だからお前が苦しいのに無理をしなくて
 いいのだよって、
 厚洋さんが連れて逝ったのかしら?」
「真愛は、厚

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最期の一息 愛猫の死

最期の一息 愛猫の死

 今、厚洋さんが可愛がっていた猫。チャーちゃんが、逝きました。23:15でした。
 今夜は、このままチャーちゃんのお通夜を独りでします。出来ればチャーちゃんが厚洋さんと一緒に彼方に逝ったと思いたいのです。
 厚洋さんが迎えに来たと思いたいのです。
 厚洋さんが可愛がっていたニャンコですし、独りぼっちになった真愛を支えてくれていたチャンコですから…。
 10年と1週間の命でした。

 ニャンコでもワ

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ニャンコの喘息

ニャンコの喘息

 今月で10歳になったはにゃんこの具合が悪そうなのだ。厚洋さんがメールアドレスに入れるほど可愛がっていたチャーちゃんの呼吸が荒い。
 我が家に来てから一年だったあたりで、
“ケホッケホッ”と咳をした。
 厚洋さんと一緒に寝たあとでするので、
「あなたのタバコのせいです。
 チャーちゃんが喘息になったら可哀想。 
 きっとあなたの副流煙のせい!」
と、文句を言った事がある。
「猫が肺がんになんかなる

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癖をつける

癖をつける

 今日は、雨。
 一日中、折り紙をしていた。
 幼稚園の子か、はたまた介護ホームのおばあちゃんみたいな書き出しだが、後者に近いかもしれない。
 雨が降って畑の草取りもできず、仕方がないので、国際交流協会の入口掲示板に貼る6月の花の準備をいていたのだ。
 6月の花といえば、「紫陽花」。
 100均で造花を買ってきて貼り付ければ良いのだが、「手作り」にこだわっている真愛は、折り紙で「紫陽花」を作る事に

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文の神様が降りて来た

文の神様が降りて来た

 「言葉の神様が降りて来た」
昔。見たドラマで鈴木京香さんがいうセリフだ。確か「未解決の女」というドラマだ。
 事件を言葉の解読によって解決するドラマだった。
 とても好きで欠かさず見ていた。

 それと同じように、真愛にも
「文の神様が降りて来た」
と思える瞬間がある。
 自分の中の言葉が何かの力によって、紡がれていくのだ。感動的な表現がスラスラ出てくる。ストーリーも考えもしなかったし、読みもし

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猫って

猫って

 猫って猫だ。犬じゃない。
 小さいけれどキャンキャン鳴かない。
 どこが可愛いのか考えた。
 我が家のニャンコは、10歳になるおばさん猫だが、可愛い💕から不思議だ。
 人間で56歳にもなると、とんでもなくお婆さんぽい人もいる。しかし、可愛い人も多い。
 だが、人間の56歳可愛い人も「可愛い❣️」と抱っこされる三歳児と同じでは無い。
 しかし、我が家のチャーちゃんは、56歳のおばさんだが、「可愛

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猫の絵

猫の絵

 猫の絵葉書を頂いた。バイオリンを弾いている子猫だ。髭・眉毛・体の毛も本物の様な上手さで写真かと思った。
 井の中の蛙で、世の中には凄い人が沢山いるのだ。「なぜ、真愛の絵が売れないのか。」
と、ぶつくさ言っていることが恥ずかしい。
 「猫の絵」は、昔から描かれていた。

 厚洋さんが買って来てくれた猫の絵葉書だ。
 一つ前の記事で「好きな人に好きな物を!」で書いたように、真愛が、
 「ニャンコ大好

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好きな人だから、好きな物を!

好きな人だから、好きな物を!

 兄が久々に我が家に寄った。お土産は、TOKYONEKONEKOのパンだ。
 厚洋さんが亡くなってから、真愛を心配してこちらに来た折には、ネコ好きな真愛が大喜びするので、ネコネコパンをたくさん買って来てくれる。
 パンは、炭水化物。
 ダイエットには良くない。
 しかし、折角、真愛の事を思って買って来てくれたのに、「ダイエット中です。とは言えない。」
 兄妹だからだろう。
 お互いが、お互いを思う

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猫背

猫背

 猫背の猫が 伸びをする
 いつか 治るかもしれない
 
 二行詩だ。
 同人誌「玄」に載せた真愛の作品。
 滅多に褒めない厚洋さんが、「これは、良い。」と言ってくれたので覚えている。
 詩のモデルになったチャーちゃんは初代のニャンコだ。
 写真のチャーちゃんは、4代目。
 どう言う訳か、猫背のくせして、伸びをしない。
 ニャンコやワンコがやる前足を伸ばして「うーーん」と背筋を伸ばす姿は、見ている

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日曜日は、昼まで寝る。

日曜日は、昼まで寝る。

 働いてもいないのに、日曜日になると朝寝坊。11時半、昼近くまで寝てしまった。
 にゃんこも暖かいストーブの前だと、あられもない姿で寝る。いやいや、チャーちゃんの事を言っていられない。真愛自身が日曜日は、昼近くまで寝ている。
 夕方になって、三年日記を書きながら気がついた。
 去年の日曜日も11時半まで寝ていたのだ。
【今朝、厚ちゃんに抱かれた夢を見たので、
 寝ないで本を読み、その余韻に浸った。

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