失敗や苦境に対する新たな感覚
先日ドイツは、ロックダウンの延長が発表され、またまた自分との闘いは延長戦に持ち越されることとなりました。2020年の2周目なのか?と思ってしまいますが、そこは自分でどうこう出来る問題ではないので、私が今出来ることはただ一つ。自分の目標に向かって「ちゃんとやる」ことです。
ところで皆さん、失敗や苦境は怖いですか?
私は、正直怖かったです。でも、コロナの影響で試合が出来ない、練習が出来ないのが当たり前という世界に立った私に、こんな感情が降りかかってきました。
失敗できないのが怖い。
当たり前に練習ができて、試合があったあの頃、失敗や苦境を楽しめていたか?と言われるとそうではありませんでした。失敗は無ければ無い方がいいような気もします。だけど、みんなが憧れるあの人も、順調に見えるあの人も、レベルは違えど間違いなく何かしらの失敗や苦境と向き合っているはずです。そして、これまでの自らの人生を振り返ってみた時、成長を感じたのはいつも失敗のその先だったように思います。そんな事を考えてみたら、失敗がないというのは非常に怖いことだと思うようになりました。思えば、1回目のロックダウンが終わって、新しいチームでの立ち位置を獲得し、まさにシーズン開幕直前に怪我をしたあの時でさえ、私はすぐにチャンスだと前を向き、ちゃんとやることが出来ていたなと思い出しました。すると、失敗が得られない状況を経たことで生まれた、「失敗すら欲しいもの」という感覚がそうさせていたことに改めて気付きました。当たり前にサッカーがある生活をしている時、私たちは常に、失敗や苦境と隣り合わせにありました。頑張っているのにスタメンから外された。頑張っているのに結果が出ない、勝ちきれない。頑張っているからこそ、そんな思いが出てくるものです。そして、それらと向き合うことは決して簡単なことではないものです。答えが出ない時間が長く続く時もあります。ですが、そんな辛く苦しいものも得れる機会がなくなってしまうと、欲しいものに変わると知りました。
人生は必要なことしか起こらない
これは私が大切にしている言葉の一つです。こうして私が今、頑張ろうと思えるのも過去の失敗や挫折があるからだと心の底からそう思います。むしろあってよかったとまで思える日々がありました。失敗して一旦落ち込んでも、夢があるからまた顔を上げて、もがいてもがいて、その先の景色を見ることに成長を感じ、それを幸せと呼ぶ。
自主練習をひたすら繰り返す日々の中で、これまでになかったような悩みが生まれ、今までで一番自分と向き合えていると感じる。その一方で、今まで当たり前にあった失敗をする機会は明らかにほぼない。だからといって今日、それを言い訳にして「だから今、私は成長なんて出来なくても仕方がないんだ」と言うつもりはこれっぽっちもありません。
これを見ているあなたがもし、今何かにつまずき挫けそうになっているのであれば、失敗や苦境に対するこんな考え方もありますよ!と背中を押すことが出来たらとても嬉しいし、
また、練習が試合が出来る生活が当たり前に戻った時に、こんな感情を抱いていたということを忘れないように、ここに残しておきたい。そして、自分がまた壁に当たって、こんな感覚を忘れて挫けそうになった時、この気持ちを思い出してまた一歩踏み出せるように。
今日も自分の理想を追って、もがき続ける仲間である皆さんへ。
踏まれて叩かれて、それでももがいて前に進む自分は好きですか?
私はそんな自分が結局一番好きなんだと思います。時に、しんどくてキツいけど、幸せです。
一緒に頑張りましょう。
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