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LEICA Q2Monochromeを1年使ってみた

以前LeicaのQ2 Monochromeを貰ったよーという記事を書きましたが、あれから大体1年が経ちました。初めの頃は使い勝手的な記事も書いていたのですが、本業の仕事が忙しくなりそれっきりになってしまいました。
今回は、なんだかんだ1年持ち歩いて使って撮った写真を載せてみたいと思います。誰かの役に立つためとかではなく単に「写真見てくれ」というやつです。そういうおじさんのエゴの記事です。すみません。

写真は大体LRで現像しています。トリミングしているものもあります。ものによってはフォトショップやもろもろプラグインも使っていますが、大体LRで整えた程度です。素直に撮ると当然白黒で映るのですが、僕の趣味でだいたいセピア調にしています。
これは「写真を見てくれ」のやつなので、撮って出しでここまでの絵が出るとか、そういうのではないですが、現像したらこんな感じには出来る的な、そういう感じではあります。

このカメラはミラーレス一眼と比べて小さくて軽くてすぐ起動するので、この1年間、鞄の中に入っている率は1位でした。
散歩中も出張の時も、とりあえずこれ持っていたら何かあったときに撮れる、という感じで持ち歩いていました。難点はモノクロしか撮れないということです。きれいな夕景の空の色とかは記録できない。悲しい。

前にも書いたのですが、基本設定は「Jpeg+RAW」「コントラスト少し強め」「セピア調色」で撮影しています。このときJpegで記録されたものをカメラからスマホに転送してそのままツイッターにUPしたりしていました。
そこは割と好みの絵が出ます。そういうところ便利です。
転送は、最近のカメラは大抵できることだと思いますが。クロップ含めJpegである程度いい感じに作れるというところが便利です。

このカメラの僕の一番の気に入りどころは、モノクロ専用なので、ISO感度を上げても「絵がぐずぐずだよー(ぴえん)」という事がほぼないことです。ISO25000くらいは、逆にごちそうさまですと思っています。ノイズがきたなくないというところ(別にきれいでもないけど)が良きです。

↑↓このあたりはISO25000。暗いところも割と平気。

ノイズごちそうさまです、ほわっとしちゃう描写が好物です、みたいな方は、感度上げてクロップしてという使い方したら僕みたいにはまるかもしれません。
普通に撮影してそういう風に現像してしまえばよいのですが、元データがぼやぼやのノイズノイズなので「そうするしかない」と自分を追い込むのも楽しいものです。低周波部分(コントラスト浅いところ)にノイズがよく見られますね。

以上ISO25000のご紹介でした。

あとこのカメラはレンズシャッター式なので、シャッタースピードがメカシャッターの範囲内であれば、新幹線から窓の外を撮影しても絵が歪みませんでした。

ブレはするけど歪みはしない。
リーフシャッターの利点です。

ライカのM型と違って、レンジファインダーではなくEVFを覗いて撮るので、構図にずれがあません。ピント合わせも部分を拡大して細かく合わせられます。マクロモードである程度の近接撮影もいけます。
そのうえ「レンジファインダー的に撮る」もできます。
モノクロ専用機ゆえの、さらに4800万画素からくる画質のいい絵が出てきたときなんかは自分がめちゃめちゃ写真が上手くなった気にすらなれます。
使っていてめちゃめちゃ楽しいカメラです。

ただ難点は、モノクロしか撮れません。ほんとうにモノクロしか撮れない。
そこだけ。

Q2Mを1年持ち出してみて、心から思いました。
カラーが撮りたい。
世界は色であふれてる。
世の中モノクロ映えする光景ばかりじゃない。
目の桿体細胞が泣いているぞ。
と。

使い勝手も画質も申し分ないんです。
ただ、僕は色が撮りたい時もある。それが強く強くわかりました。

今年は、鞄の中のカメラの布陣を少し整理して、より自分の撮りたいものが撮れる環境へ近づけていきたいと考えています。

以上でした。

このあたりの記事もよければ併せてどうぞ。

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