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フランスで写真を撮ってきたよ(1)

2019年は2度もパリへ行く機会があり、たくさん写真を撮ってきたのでまとめて載せたいと思います。旅行記というよりは写真をばーって載せて、ついでに少しコメント、みたいな感じのやつです。文章少なめ。

4月の事でした。
ここのところ毎年4月が仕事が暇で、まとまったお休みをとっています。
フリーランスなので仕事がない=お休みなので、つまり仕事がないのです。

仕事がないのでお金もなかったのですが、丁度よくクレジットカードのポイントをマイレージに変換するタイミングがあり、そのマイルを使うと海外を往復する事が出来そうだったので、海外へ行くことにしました。
他に目的があり旅の最終地点的はロンドンだったのですが。

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一度行ってみたかったパリ。
写真的に何を撮っても絵になります。

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初めての訪問で自分の行動した範囲はほぼ中心地。そしてわかりやすい観光地にしか行かなかったのですが、特殊な(?)ことといえば、ホテルを使わずに民泊を利用しました。
AirBnBを経由してちょっと下町にある普通のアパートの一室の一室をお借りしました。
僕は英語がそこまで出来ないので交流はそんなにしませんでしたが、フランスのおじさんの一人暮らしの部屋の一室を借りるという稀有な体験です。普通の家って観光ではまず入れないから、それだけで楽しい。
窓からの眺めも最高。

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さらにこの旅では、現地でモデルさんを撮影する、というイベントを自分で仕込みました。

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正直、これが終わるまでは緊張して全然観光を楽しめなかったです。
撮影自体は始まってみたら楽しく和やかに進みましたが、行きの飛行機の中でも映画を見たりせずに英会話の本を読んでいたくらい緊張して切羽詰まっていました。英語とコミュニケーションのスキルが上がるまではもうやりません。
上の写真はフィルムで撮ったら光がかぶったやつ。供養。

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パリの写真といえばブレッソンやアッジェ、ドアノー、ブラッサイなどを思い浮かべる方が多いのではないかと思います。
しかし僕が一番好きなのは市橋織江さんのParisという写真集で、それはカメラを始める前から好きなやつでした。せっかくなので、それを意識してリュクサンブール庭園などで撮影したりもしました。
デジカメ(α7Ⅱ)とフィルム(Leica M3)を使っていてフィルムにはPRO400HとPortra160を詰めています。

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ところで、現像所でフィルムをプリントしてもらう時に、どんな仕上げにしたいかのオーダーシートの欄に「PRO400Hを市橋織江さんぽくお願いします」と書くのは恥ずかしいので、そういう色味になって欲しいと願っていても「おまかせ」と書いてしまう自分が情けないです。
山本写真機店さんは「おまかせ」でもよい感じにしてくださいました。

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↑この辺りはフィルムではなくデジカメで撮ったやつ。

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この旅行をしている最中にノートルダム大聖堂の尖塔が焼失しました。焼けたのは僕がパリを離れた2日後です。
このあたりの写真が、燃えてしまうほぼ直前のノートルダム大聖堂なのだと思います。足場が組んであって工事してますね。
いつでも行けると思って、この時は中には入りませんでした…。残念。

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まさか数日後に燃えると思っていなかったからあまり撮りませんでした。

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エッフェル塔は被写体として偉大です。

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街を歩いているだけでスナップが楽しい。

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この↑の夜の路地の写真は、パリで撮影した夜の写真に、全然別件のポートレート用に作成してみた「アイリッシュマンという映画のカラーグレーディングを目指して作ったプリセット」の電球色Verを当てただけなのですが、

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Vision3(250T)というkodakの映画用フィルムで撮影した写真と色味の方向がそっくり。細かいところはもちろんぜんぜん違いますが、人の肌を基準に作ったプリセットでこんなに寄るものなのかと少し驚きました。
彩度を落としてアンダーに仕上げたらほぼ同じなのでは。
フィルムの時代から映画が人の肌を基準にして色味を作っていたのだろう事はわかるのですが。
このプリセットは映画で流行っている「ティールアンドオレンジ」を目指していませんし(違う考え方を試した)、このフィルムもそれが出てくる以前からあるものなのです。

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↑フィルム

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↑プリセット
こういうのを見つけると、色の表現の研究のし甲斐があります。

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旅の最終目的地はロンドンです。
飛行機ではじめからイギリスへ行ってもよかったのですが、ロマン的な意味で一度ドーバー海峡を船で渡ってみたかったので、
パリカレーフェリードーバーロンドン
という旅程を組みました。フェリー以外は電車移動です。
本当はダンケルクからイギリスへ行きたかったのです。しかしダンケルクから出ているフェリーは車に乗っていないと乗れないとの事前情報だったので、泣く泣くカレーから行くことになりました。

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それでもカレーから徒歩で乗る乗客は僕一人だけでした。
なにせ、カレーの駅からフェリー乗り場まで徒歩40分ほどかかります。外部から来た人間は車で行くのが普通なのでしょう。
日曜日だからなのかバス等は見当たらなかったのとタクシーを使う語学力が僕にないので荷物を引いて40分、歩いて行きました。
港の構造も徒歩の人間が来ることをあまり想定していない構造なのか、入り口がわからないで少し探したりすることになりました。

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対岸のドーバーまで90分ほどで到着です。

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これはフェリーの中で、疲れと暇なのとで宇宙の成り立ちと終わりについてぼうっと考えていた時に目の前にあった景色です。

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これが西洋の屏風ヶ浦こと、ドーバーの断崖。

ここからはイギリスなので、4月に行ったフランスの写真は以上です。
こちらが11月に行った時のやつ↓

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