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創造性の泉、愛しき沼ーVol.11ー

心が惹かれる音楽に導かれて、足を踏み入れた森の奥で美しい人が歌うのを見た。そこは無数の花が咲き乱れて、蔦の這う木々は生命力に溢れ、儚く強く歌う声に合わせて揺れている。

脳内妄想が溢れてしまうほど刺激的で、慈愛に満ちた歌を届けてくれる清春さんの【A NEW MY TERRITORY】。2日間を終えての感想文です。

領域でもあり聖域<SANCTUARY>

個人的な清春さんの生配信の楽しみのひとつは、清春さんの世界観をスタジオにセットとして実現させる、監督と美術チームの才能とチカラを余すことなく見せてくれるところにあります。

初日はシャンデリアとたくさんの蔦と葉。少し色褪せたように見えるのと、この9月が終わる配信日ということもあって、「秋」を感じていました。

二日目は、そこに鮮やかな色彩の花たちが加わり、桃源郷に迷い込んだのかと錯覚して、さらに歌う姿と世界に浸りきって観ることができました。

清春さんのパフォーマンスで、二日間ともに感じたのは「ファンへの愛」。
いつも感じてるんですが。今回は特に。選曲といい所作といい、ずっと目が離せないくらい、ファンを想って歌ってくれているんだろうなと感じていました。

時に荘厳で、時に優しく繊細なチェロの音色が加わることで、前回のK-A-Zさんのギターとまったく違った科学反応を見せる清春さんの歌。めちゃくちゃ相性がいいんだろうなって思います。いつか、オーケストラをバックに歌って欲しいです。すごいことになりそう。。。

バンドスタイルやアコースティックだけに留まらず、様々な形態で歌を聴かせて欲しいと思うようになったのは、それだけ清春さんの歌声が円熟味を帯びてなおかつ、歌の質も「バンド出身」なんていう括りを遥か彼方に置き去りにしているからだと思います。

―あなたになって 狂おしくて 今日も想って Ah
僕と出会って この人生が 輝いていたって―
(あなたになって)

大きく頷きながら聴いていたこの曲のように、清春さんと出会って、今とこれから先の未来、これから迎えるだろう終わりの時に、私の人生は輝いていたって、きっと想ってるでしょう。

来月は本当に久しぶりに逢いに行ける。
それだけでこんなにすべてが輝いて見えるんですから。

日に日に素晴らしくなる清春さんの歌。そして、プロフェッショナルがチカラを尽くして届けてくれる世界観と配信というパッケージ。

限界点を毎回突破してくれる素晴らしい芸術作品。人生をかけて歌う姿をまだまだたくさんの方に観ていただきたいです。

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ありがとうございます。言葉のチカラで誰かを癒せたらいいな。