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映画「Barbie」

映画「Barbie」

あのピンクの可愛い世界💖

バービーは、10代〜20代の頃、可愛い雑貨を
集めるような感じで買っていました。


引越しのたびに箱は傷んでしまったけれど、
今でも棚に飾っているバービー。
映画では、最初に同じコスチュームの
マーゴット・ロビーが登場しました💖

35周年記念 Barbie


35周年記念プレート


小さい頃、部屋中に広げて遊んだのはバービーではなくリカちゃん。
双子の赤ちゃん、ママ、ボーイフレンドの髪のボリューム大のマサトくん、お姉さんキャラの金髪のパットちゃん・・・。
悲しいかな、私のリカちゃんは遊びすぎて足が少し折れてしまい、テープでくっつけていました。
いつも人形遊びの設定は、車にひかれたリカちゃんがマサトくんに助けられて恋に落ちるストーリー。
なぜか部屋より階段で遊ぶ方が崖っぽいスリリング感が出て好きでした。
いつも階段の崖でリカちゃんが「キャーー」と
叫び、勇敢なマサトくんが助け、毎回恋に落ちていました。

TAKARA TOMY リカちゃん55周年記念サイトより
当時のリカちゃんとマサトくん


最後はみんなの祝福パーティーでフィナーレ!
結婚式でもなく、ただのハッピーエンドのお祝いです。
面積が広めの一段をステージにして、ありったけの人形を並べて盛り上がっていました。

後に、「STAR WARS」での全員集合祝福モードフィナーレを観たとき、「同じやん!!」と
イノセントな記憶と結びついてすごく興奮しました。

さて、映画Barbieの感想ですが、
ジェンダーとかフェミニズムとか多様性とか...
思うこと考えることは色々あります。
日が経つごとに、映画に含まれるメッセージをあれやこれやと分析する感想を目にする度に、
日頃から感じる表面的なジェンダーフリーの奥に潜むモヤモヤした影の正体について考えてしまいます。

でも、それはそれとして (大拙先生ー🥲)

映画を見ながら、ピンクのバービーランドに
トキメキながら、どこかチクチクする心の痛さを
たどっていくと、

ーーーー➖

実ははじめにマーゴット・ロビーが見慣れたコスチュームで登場したとき、美しさに感動しながらも、今まで人形と捉えていた バービーが人間となったことで、複雑な気持ちが生じていました。
その理由は、バービーを助ける母娘が登場し、
娘のセリフを聞いたことでわかりました。
可愛くて美人で完璧なスタイルの容姿がコンプレックスを刺激してしまう「痛み」になって心をチクリと刺す面も持っているのです。


若い頃、海外、特に欧米の国に行ったときに感じた外見的な民族差。
街で堂々と姿勢よく歩く現地の女子たちに比べ、
冴えない私。
背筋を伸ばして歩いても、やや曲がっているように思えるマイナスを帯びた気持ち。
そんな自分の気持ちの持ちようの闇に負け、チクチクした痛みを感じた時がありました。
今は歳をとり、さすがにそんなことは気にしなくなりましたが...

そんな忘れていた古傷のような痛みを懐かしく思い出しながら、またそれはそれとして、映画のバービーたちを応援しながら、エンドロールまで楽しみました。

不安なことはあるけど、それはそれとして、
小さい頃のリカちゃん遊びのときのように、
最後は全員集合で笑顔で並んで祝福!のような
平和なフィナーレが未来に待っているといいなと思っています。


✨たからもの✨のバービー人形。
何十年も経って、こんな素敵な映画に出会い、
大事に持っていてよかった!とうれしい気持ちになりました。







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