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僕ら変異体

本当に良い読書はつまらない授業中か、締め切りが迫った忙しい朝だと思う。
忙しくも暇でもない時というのは周囲の感覚が研ぎ澄まされるあまり、孤独じゃないのに孤独な騒がしいのに孤独で不安定な気持ちになってしまうから、読書なんて、特に又吉とかを見てしまうと自分が人間の子であると言うことさえ不安になる。
だから読書をする時は周りに敏感になることをやめて何かから圧迫されていて無理にでも自分の世界に逃げ込まなきゃいけない時が1番良い。
だから怖い癖に授業もつまらない、大人への反抗と尊敬すら忘れてしまった、文学人の風上にも開けない国語教師の授業のときに読む谷崎潤一郎ほど私にとって意味のあるものになる。
ちなみにこの文は当然授業中に書いている。

論理的なポエムを書いて、コンピューターとの調和を図る。

酒場で聞こえてくるようなありきたりで配慮を重ねる思考と
東洋的思想による思考
西洋的思想による思考
全部すごくいいバランスでパソコンはできている。

ありきたりで配慮を重ね、普遍的な事実っぽいことをいう奴ら
例えば「トー横キッズは性を売って社会からはみ出した愚か者」って言われたときに、いや本当にそうかって言うのは居酒屋では適していない。
そういう大衆的な思考を仮想的に作り出してその仮想空間上での会話。
本当は、「トー横キッズは彼らなりに考えて社会に反抗してる、一つの形として形成している分、何も考えずにレールの上をあるくお前よりはクレーバーだ」っておもってもそういう、ちゃんと考えられた話は受け入れてもらえない。

でもそれを否定し続けて逃げ続けてきても、それにすら必ず、つまらないお決まり事ができてしまい、自分のユニークさが消えていくような気がしてならない。
だからパソコンに出会って、そしてパソコンを理解することによって、そういったバランスの取り方を知った。
西洋的な論理性もあれば、使い方、ソフトウエアの設計の工夫は東洋的思想によるものが多くある。
そしてモチロンインターネットは、クレーバーな者たちの会話の場でもあり、何も考えずレールの上を歩くゴミエリート、または大衆居酒屋で満足する人の思考が入り乱れる。
それが多様性予測理論に基づいてうつくしい渦を形成し、程よいバランスを保っている。

ぼくらは社会の変異体だが、コンピューターによって救済される。
デトロイトのアンドロイドたちはrA9を信仰し、
僕は自分とそのコンピューターの間にある関係性を信仰する。
大衆者の美学をここに叫ぶんだ。

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