音楽 #3 - 父と私
親の話。
前書いた親の記事はこちら。
帰省期間中、テレビを見ているとCMでAimerのライブの宣伝があった。
それを観て私が「Aimerだ〜」と何気なしに呟いた。私は少しだがAimerの楽曲を聴いている。「I beg you」や「Black Bird」、「StarRingChild」などタイアップ曲ばかりだが…
そんな私を見た父が一言「俺この人の曲一曲だけ知ってるんよね」
それを聞いた私は驚愕。父はてっきり邦楽には興味ないと思っていたから。
とはいいつつ、私がいきものがかりを好きになったのは父の影響だということを思い出す。
父親が買っていたいきものがかりのベストアルバム「いきものばかり」を父親が買ってきたが、今は実家の私の本棚にある。要は私物化したということ。
80年代洋ロックが青春の父親にとって、何がきっかけでこのアルバムを買ってきたかは今となってはわからないが、そこから家族でライブに行き(私にとっては人生初のライブだった)、私が1年2組の会員になるまでに至ったので、音楽の…というより父の力は偉大なのではないかと思う。
そんなことを思い返してみつつ、父親に「『カタオモイ』とか?『蝶々結び』とか?」と曲を聞いてたら、なんと、父親の知ってるAimerの1曲が「六等星の夜」だった。
でもあれアニメのタイアップだし、枠も深夜だから父親の耳には触れないはずなんだよな…とどこで触れたか疑問だったのだが、さっき調べたら地元のラジオ局、FM愛媛の何かの番組でタイアップで起用されていたらしい。父親は移動中にラジオを好んで聴いているので、きっとそこからだろう。調べてよかった、今まで疑問だったから。
父親と私は趣味が似ていて、うちの家族で私は多趣味な父親の趣味に唯一付き合いきれる人間なのだが、唯一合わない趣味というか嗜好が違うのが音楽である。
先述したが、父親は80年代洋ロックが青春の人間でサブスクでは昔聴いていた曲や自分がいいなと思っている曲をたくさん聴いている。しかしことごとく洋楽。そしてロック。ビートルズの大ファンだということも納得いく。ちなみに数年前に聞いた最近いいなと思った邦楽アーティストはKing Gnuらしい。ロックだ。
対して娘の私はゴリゴリのJ-popを通ってきて、バンドもアニメもアイドルもひっくるめて、アーティストもジャンルも問わずなんでも聴いている雑食。強いて言うなら好きな系統はラテン。
こういうのって遺伝って言わないと思うが、ここまで違うと音楽のふれあい方が違うのではないかと思えてきてしまう。私も一回くらいは「親の影響で〜」っていうセリフ言ってみたい。親子の間、大体20年30年だと元号が変わるくらいには時代が変わるからか世代間の嗜好が合わないというのも少ない話ではない。というか当たり前の話である。
サブスク時代とCD全盛期だと音楽の聴き方が変わっているのだと親子の会話でふとおもわされることになった。個人的には色々話してはみたいけれども。
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