貴田庄著 芳賀書店 2000年 書物の歴史から材料、手法まで丁寧に取り上げています。羊皮紙の説明や天金の方法などとても興味深い本です。 2014年に朝日選書になったので、そちらの方は入手しやすいかと思います。
ケルスティン・ティニ・ミウラ著 求龍堂 1983年 本格的な手製本を学び始めた頃、先生より教科書として紹介された本です。 手製本の道具、材料、手順も全て丁寧に図入りで書かれています。手製本を始めたばかりの方は一冊手元にあれば心強いことでしょう。 著者の作品の数々もカラーで載っています。
天金の仕方についての覚え書きです。 前日までの準備本文を綴じて耳出しまでしておきます。 卵水を作っておきます。 卵水は卵白1個分、それと同量の水、1/4の酢を入れよくかき混ぜます。 今回は台所にあった「かんたん酢」を使いました。今調べたら、だしとか砂糖とかも入っているようです。さっぱり煮やピクルスにはいいらしいが天金にはどうでしょうか。 作業当日の準備 一晩つけて二回濾したもの。水をもう倍加えました。 本文に板紙をセットして締め機できっちりとめて天の部分をやすりで滑
しおり紐の始末ってどうされていますか? 普通のしおり紐あるいはリボンの場合には、ももけどめをするだけで大丈夫です。 この「ももける」という言葉は方言なんですね。普通に使っていたので、お隣の県に行ってびっくりされるまで方言だと知りませんでした。 共通語では「ほつれる」になるのでしょうか。糸や布の端が解けてきてしまう事を言います。 で、しおり紐のももけどめは先にだけ軽くボンドをつけておきます。平面にボンドがつくと硬くなるので要注意です。 糸二本をしおりにすることがあって、そ
表紙をどうするか悩みながら綴じていた。
note始めます 自己紹介 手製本と豆本を作っているいのうえじゅんこです。 手製本ってなに?普通の製本とどう違うの?と思われるかもしれません。 普通、本は印刷屋さんで印刷され製本屋さんで本の形にしてもらって世の中に出ます。手製本は、それよりもほんの限られた部数を紙を折るところから作っていくものをさします。 豆本は縦か横か長い方が7.5cm以下の小さい本のことです。小さいとそれだけで可愛く愛おしくなります。 noteを始めるわけ 先日、インターネット協会黎明期から