天金の仕方
天金の仕方についての覚え書きです。
前日までの準備
本文を綴じて耳出しまでしておきます。
卵水を作っておきます。
卵水は卵白1個分、それと同量の水、1/4の酢を入れよくかき混ぜます。
今回は台所にあった「かんたん酢」を使いました。今調べたら、だしとか砂糖とかも入っているようです。さっぱり煮やピクルスにはいいらしいが天金にはどうでしょうか。
作業当日の準備
一晩つけて二回濾したもの。水をもう倍加えました。
本文に板紙をセットして締め機できっちりとめて天の部分をやすりで滑らかにします。
紙ヤスリで100番から始めて、だんだん目を細かくしていき、最後は1000番でツルツルにします。その後は触れないように。
作業を始める前に準備
でんぷん糊を薄くといたもの
砥の粉を水でといたもの
卵水
金箔の作業の前には窓をしめておきましょう。
金箔を貼る部分より少し大きめにカットしておきます。
天金の作業
1. とても薄くといたでんぷん糊を塗って、すぐに拭き取ります。
完全に乾かします。
2. 砥の粉を塗ります。
砥の粉、前に使ったものがどこかにあると思うのですが見当たらず、ガッシュの似たような色で代用しました。これも完全に乾かします。
3. 卵水を盛り上げるように塗って、その上に金箔をのせます。
すぐに傾けて縁に紙を当て余分な水分を吸い取ります。
4. しばらくおいてから紙を当ててメノウ棒でこすります。ちゃんと付いているようだったら直接メノウ棒でそっとこすります。これでピカッと光るはず!
5. 後日、1ページずつ開いてみてちゃんと付いているかどうかがわかります。うまくついていますように。