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Worst Of You / Maisie Peters 歌詞和訳・解説


イギリス出身の新人アーティストMaisie Petersは
エドシーランのレコード会社と契約を結びアルバム発売も決定しましたね!!!
正直、訳すのにとても時間がかかりました。彼女の言葉は
エドの昔の頃の歌詞に似ていて、彼女だけの日記の様な言葉の使い方や表現があり、とてつもなく詩的で綺麗で、訳してしまうと良さが消えてしまう部分があってとても悩みながら訳したので、解説をつけながら訳しています☺︎

Worst Of Youでは、Maisieが経験した片方だけが努力を強いられるような片思いについての曲で、自分の全てをかけてその人を肯定する歌詞は誰でも共感できるのではないかと思います☺︎

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You promise it's different
あなたは約束したよね違うって

You swear that you listened
誓ったよね、聴いてるって

I don't mind if you didn't
もしそうしてなかったとしても構わないわ

'Cause I just love the sound of your voice

だってあなたの声の音がただ大好きだから

your voice : あなたの声 ではなく、The sound of your voice: あなたの声の音と表わしているところがとても詩的です

You role-play the good guy, 
あなたはいい男の人を演じるの

lemon juice your white lies
レモンジュースにあなたのたわいない嘘

Maisie曰くこれはLemonJuiceでInduce(誘惑する)ではないとのことですが、Induceと聞こえるようにここに入れたのか、シンプルにレモンジュースなのかどちらとも取れるのではないかと思います


But I see 'em in the sunrise
でも陽が昇れば私には全て分かるわ


You got me right in the palm of your hand 
あなたはその手のひらの中に私を捕まえたの

and you know it
分かってるでしょ

Oh, it's what you do
ああ、これがあなたのやり方なのね

So let me drown, 
だから私を溺れさせてよ

I'll be there with the band
私はバンドと共にそこに居るから


Hit the sea bed, 
海底にぶつかった時

all I'd see is you
私に見えるのはあなただけ

ここでは、タイタニック号の沈没の時に沈没する最後まで演奏を続けたバンド(演奏家たち)のことを書いてあるそうで、あなたに溺れる事をタイタニック号沈没に例えて、最後まで溺れ切って海底に沈んだ時にもあなただけを見ているという一途な想い。


So give me your worst excuses, 
だからちょうだいあなたの最悪の言い訳も

any reason to stay
ここに留まる為のどんな理由も

Give me your lips that taste of her, 
ちょうだい、彼女の味がするあなたのその唇を

I'd kiss them again
私がもう一度キスするから

I'd rather you walk all over me 
ひどく扱われた方がマシ

than walk away
去られるくらいなら

walk all over me は 私をこき使う、ひどい扱いをするという意味で、 Walk awayは去るという意味があり、どちらにも入っている’walk' で   意味をかけている部分。



Give me the worst of you
あなたの最悪な部分をちょうだい

'Cause I want you anyway
だってそれでもあなたが欲しいんだから

So take me to every party 
だから私を色んなパーティーに連れていって

and just talk to your friends
ただあなたは友達と話してたらいいから

海外には、恋人などをいろんなホームパーティーに連れていく文化があり、色んなパーティに連れて行ってもらえる存在になりたい。ただ連れて行くだけで着いた瞬間、あなたは友達と話せばいいから。と書かれています。



Why don't you let me down, 
私を落ち込ませてよ

I'll let you do it again
もう1度だってそうさせてあげる

Go on and walk all over me, 
ほら私のことひどく扱ってよ

just don't walk away
ただどうか去っていかないで

Give me the worst of you
あなたの最低な部分をちょうだい

'Cause I want you anyway
だってそれでもあなたが欲しいから


We make up, 
私達はやり直す

but I know we'll fistfight
けど分かってる、殴り合いになるって

Through iPhones, 
iphoneの中では

my left hook a no-show
私の左フックは姿を現さない

関係においての1発のひどい言葉や致命的な行動を出せない私の弱さを表している部分


'Cause I'll just keep letting you win
私はずっとあなたを勝たせてあげてるから

But baby, 
でもね baby.

the truth is I make your excuses
本当は、私があなたの言い訳を作ってるの

:サビにある’あなたの最悪の言い訳’ですら、分かっていてわざと     私が彼に言い訳をできる材料をあげている


You let me down and
あなたは私を落ち込ませて

 I'm used to it
私はそれに慣れてしまってるの


You got me right in the palm of your hand 
あなたはその手のひらの中に私を捕まえたの

and you know it
分かってるでしょ

Oh, it's what you do
ああ、これがあなたのやり方なのね

So let me drown, 
だから私を溺れさせてよ

I'll be there with the band
私はバンドと共にそこに居るから

Hit the sea bed, 
海底にぶつかった時

all I'd see is you
私に見えるのはあなただけ

So give me your worst excuses, 
だからちょうだいあなたの最悪の言い訳も

any reason to stay
ここに留まる為のどんな理由も

Give me your lips that taste of her, 
ちょうだい、彼女の味がするあなたのその唇を

I'd kiss them again
私がもう一度キスするから

I'd rather you walk all over me 
ひどく扱われた方がマシ

than walk away
去られるくらいなら

Give me the worst of you
あなたの最悪な部分をちょうだい

'Cause I want you anyway
だってそれでもあなたが欲しいんだから

So take me to every party 
だから私を色んなパーティーに連れていって

and just talk to your friends
ただあなたは友達と話してたらいいから

Why don't you let me down, 
私を落ち込ませてよ

I'll let you do it again
もう1度だってそうさせてあげる

Go on and walk all over me, 
ほら私のことひどく扱ってよ

just don't walk away
ただどうか去っていかないで

Give me the worst of you
あなたの最低な部分をちょうだい

'Cause I want you anyway
だってそれでもあなたが欲しいから

'Cause I want you anyway, anyway, anyway-ay
だって私はとにかくあなたが欲しいから

'Cause I want you anyway, anyway, anyway-ay
だって私はそれでもあなたが欲しいから

Another night, 
いつもの夜に

another dotted line
いつものサイン欄

I sign my heart away to you
私の心をあなたに譲るサインをするの

何かを譲る際の契約書にサインする行為を表していて”自分の心をサインしてあなたに譲る”という意味

Some call it foolish, 
誰かはこれを馬鹿らしいって言うわ

guess I'll call it art
きっと私はこれをアートって呼ぶわ

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【感想】私は個人的にとても共感する恋愛観で、歌詞を読めば読むほど苦しくなります...笑 よくこういった恋愛観の曲はあるのですが、こんなにも自分を捧げていることを自分が納得して美化さえしているのはとてもかっこよくて切なくて素敵な表現だと思います。 最後の2行にこの曲のすべてが詰まっているような気がして、鳥肌が立つほど素晴らしい歌詞だと思います。彼女の歌詞は曲というより詩に近い感じがしてとても繊細で、何よりこの若さと万人受けするようなポップスではない、本物の音楽のような曲やアーティストがしっかり評価されて売れる音楽大国のイギリスが何よりどれだけ音楽的に素晴らしい国か思い知らされました :)

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