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メンバーの自己紹介 : ゆーみん

「自分は何者でもない」と思い悩む若者たちと、その思いを分かち合いたい――そんな共通の思いを持った3人の若者によって、『オルライト』はスタートしました。

ただ、オルライトをスタートするまでのストーリーは三者三様です。同じ思いを持つ私たちも、関心があること、これまでやって来たこと、そしてこれから進む先は、少しずつ違っています。
オルライトで発信することも、3人の経験や個性が少しずつ反映されるはず。

今回は《ゆーみん》の略歴、いま感じていること、オルライトへの想いをお届けします。

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■ 略歴

教師である両親のもと、模範的な優等生として育つ。自分の意志以上に周りからの要請に応えることが重大事だったし、自分の価値はどれだけ社会が提示する枠に適応できるかで決まると信じて疑わなかった。しかし大学生活中に、その枠からはみ出て自分らしく生きる魅力的な人々と出会い、自分もそうありたいと強く思うようになる。自分を変えるためにコンフォートゾーンから出ようと一念発起し、大学3年次に1年間休学して単身ベトナムへ。現地での多様性に富んだ人々との出会いを経て、もっと自由に生きていいのだと思えるようになる。帰国後はNPO法人でインターンをし、そこで出会う人たちとの関わりのなかで、社会的なステータスと個人の魅力や価値は全く関係がないという実感をさらに強める。
これらの経験を経て、「他人や社会の価値観を基準に自分の言動を決めてしまう過去の私のような人たちが、自分の意志を持って生きられるようサポートをしたい」という思いを抱き、4月からは学生のキャリアと向き合う仕事に就く予定。


ベトナムでバイクを運転する私(雨の日仕様)。日本の常識が通用しない環境が、今まで囚われていた枠の外へと私を連れ出してくれた。


■ 今感じていること

悩みがちな人がすきだ。
悩みがちな人って、自分と向き合っている人だから。

「私、やりたいこととかないからさ(笑)」
そうやって自虐的に語られると、悲しい気持ちになる。

やりたいことがないのは、全然悪いことじゃない。私だって、それが分からずにいつも悩んでいる。「私がやりたいことって、これかも!」と思って手を出しては失敗し、振り出しに戻ってばっかりだ。
嘆くべきは、それを笑い話にして逃げてしまうこと。やりたいことがない自分と向き合うことから、逃げてしまうことだ。

やりたいことがない自分を、真正面から見つめる。それはとてもとても、きついことだ。でもそれをするからこそ、深みが出るのだと思う。
一生離れることのできない自分と、向かい合って生きていくということ。

悩みがちな人を揶揄する言葉は「メンヘラ」「精神不安定」など枚挙にいとまがないが、私はそんな人たちを愛したい。なぜなら、そういう人たちは自分の弱さから目をそらさず、そこに真っすぐ向き合っている人だから。

悩みがちな人、バンザイ!
自己嫌悪に陥りがちな人、バンザイ!
悩む姿は美しき哉。


他の誰がなんと言おうと、自分の信じた道が正しい――そんなことを、私はガンジス川で沐浴するインド人の姿から教わった。


■ オルライトへの想い

「自分軸」に賛同してくれる仲間を見つけられる場所になれたら。

「自分軸」と「他人軸」。この二つを対比して、「自分軸で生きよう!」と呼びかけるスローガンは近頃よく見かけるけれど、冷静に考えてみると、両陣営は人数差がすさまじい。笑

自分軸を支えるのは、自分ひとり。一方他人軸は、不特定多数が作り上げているもの――多くの人たちが、「こうやって生きた方がいいよ」と、作り上げているものです。そんな不特定多数を相手取り、たった一人だけで自分の軸を貫くのは、とても勇気がいるし、しんどいこと。

だから、自分軸で生きるためには、それを一緒に支えてくれる仲間が必要だと思うのです。思えば、私が自分の思いを大切にして生きられるようになったのも、「いいね!」と言って応援してくれる仲間や、その道を共に歩んでくれる仲間ができてからでした。

私の願いは、自分軸で生きられる人が増えること。
オルライトが、「君のその生き方、素敵だね!」と言ってくれる仲間や、あなたと道を共にしてくれる仲間と出会える場所になったらいいなと思っていますし、私自身も、あなたの軸を共に支える仲間になれたら嬉しいです。


Writer: ゆーみん



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