旬杯 勝手に圭果賞《俳句》その2 《特別賞10句+親子圭果賞2組》
旬杯にたくさんの方のご参加ありがとうございました✨
勝手に圭果賞第二弾です。
圭果大賞+圭果賞に選びきれなかった特別賞10句は言葉選びにインパクトを感じた10句です。
《勝手に圭果特別賞10句》
🌼チューダさん
【出揃いし支柱賑やか夏野菜】
「支柱賑やか」
この表現ひとつで元気な夏野菜の育っている光景が目に浮かびます!
大切に愛情込めて野菜を作られていることも伝わりました。
🌼かっちーさん
【ラマダンの残夜嘶く鶏の声】
「ラマダン」
会社勤めの頃中近東担当だったので懐かしく感じました。
断食(完全絶食ではありませんが)もありますね。豚肉は宗教上食べられないですが、ラマダン明けは逆に大量に食事を取ると聞いたので鶏肉は食べられてしまうのかな。敢えて鶏…としたところに嘶く鶏の哀しさも感じてしまいました。
🌼山根あきらさん
【灼熱の砂上を歩むTバック】
「灼熱の砂上」
もうこれだけでThe 夏の海辺!
私には夏の海で何度も聴いた「モンローウォーク」が頭の中に浮かびました。
🌼おはようよねちゃん
【夏祭りきみのことがㇲ花火ドン】
「ㇲ」もうキュンですね。
花火の音とかぶった愛の告白。
トレンディドラマを見ているようで、この俳句の作り方も新しくて思わず「うまい!」
🌼のんちゃさん
【半分に分けた幸せの夏色】
「夏色」
半分に分けたのは何かな〜と想像が膨らみました。去年はアイスクリームだったかな。
空かもしれない。
夏色というのはステキな言葉選びだと思いました。誰もが好きな色に想像できる幸せの色ですね。夏生まれの私は特にこの言葉に惹かれました。
🌼花風さん
【晩夏光白く残りし腋の下】
「晩夏光」
ちょうど今の時期ですが暦の上では夏の終わりなのですね。その少し和らいだ夏の光が「白く残りし腋の下」に繋がるところが想像を超えてとても印象的でした。
🌼ひろ生さん
【夏夜風語りに落ちる夢の穴】
「語りに落ちる」
夏の夜風に吹かれながら夢なのか現実なのかわからないような世界を感じます。
無意識に本当のことを言ってしまって夢と現実の間の穴に吸い込まれていくのかな。
怖さも少し感じながらファンタジーにも思えました。
🌼シンハさん
【断捨離を終えてシャリッと青リンゴ】
「断捨離」「青リンゴ」
だんしゃりとシャリッとでリズムが良くて爽やかな気分になれました。
断捨離でサッパリした後の青リンゴはとても美味しかったのではと想像できます。
他の何でもなく「青リンゴ」にしたところが句を引き立てていますね。
🌼めろさん
【い草がリマインダ漲る叔父の背】
「リマインダ」
い草を見ると畳職人の叔父さまを思い出すのですね。「漲る叔父の背」で叔父さまの心意気や意地やプライドを感じます。
またそれを誇らしく見つめているめろさんの姿も見えますね。
🌼恵子さん
【のんびりとただのんびりと雲の峰】
「のんびりとただのんびりと」
この言葉選びに安らぎを感じます。
簡単なことですがなかなかできないものです。
そしてもくもくと盛り上がっていく「雲の峰」に着地したことで将来の希望も見えるような気がします。
《勝手に圭果親子賞》
🌼これでも母さん&息子さん
【ナミダごと頬つつみこむ花火かな】
どんな悲しいことがあったのでしょう。
夏の夜に打ち上げられた花火が優しく包み込んでくれたのですね。
花火が夜空に悲しみも一緒に持っていって忘れさせてくれたのかもしれませんね。
【エアコンでひと悶着よ風物詩】
エアコンの温度でひと悶着…ありますねー
それを毎年の風物詩として取り上げたところに家族の優しさ感じます。
着眼点が素晴らしいです。
🌼Sazanamiさん&すかい(3さい)ちゃん
【バイエルの指のもつれて薄暑かな】
バイエルを練習しているのはお母さまかな。
薄暑の季語が効いていてもつれた指も微笑ましく思いました。
【ごはんまいにちあいすくりーむにして】
そうですよね。毎日あいすくりーむだったらよいですね。私も子どもの頃毎日ホットケーキにしてと言ったことがあります。
ステキな作品をありがとうございました✨
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