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アウトソース型の障がい者雇用のメリットとデメリット

こんにちは。アルファプランニングです。
昨今は法定雇用率も段階的に引き上げられ、発達障がいなどの認知度も高くなってきました。それに伴って障がい者雇用を本格的に始める企業が増えてきています。
実は障がい者雇用の方法は自社雇用のみではないのです。
今回は多様化した障がい者雇用の手段とそのメリット・デメリットをお伝えできればと思います。

アウトソース型の障がい者雇用とは

そもそもアウトソースって…?となっている方も少なくないはず。
私も入社前までそう思っていました。
「アウトソース」と検索してみると下記のように出てきます。

ビジネスにおいて「外部の企業や個人に自社のビジネスや業務の一部を委託すること」や「原料や部品を外部から調達すること」を意味する

Weblio辞書より

したがって、アウトソース型の障がい者雇用というのは障がい者の採用や管理業務を他社にお願いするということになります。
企業の人事担当の方は障がい者雇用と聞くと、
「どんな合理的配慮が必要なのか」
「社員への理解は進んでいるか」
「採用の仕方が分からない」
などと悩むことが多く、ハードルが高いイメージがありますよね。
アウトソース型の障がい者雇用をすることで、上記のお悩みを軽減することができます。そのため、今多くの企業様で取り入れられているのです。
現在の複数の企業が障がい者雇用のアウトソースサービスを展開していますが、大きく下記の3つに分類ができます。

  • 農園型

  • サテライトオフィス型

  • アスリート雇用型

それぞれメリットとデメリットを順番に見ていきましょう。

農園型のメリット・デメリット
メリット

・幅広い障がい者の方に受け入れられやすい業務
農業の多くの作業はシングルタスクで、今まで一般的な職場で力が発揮できなかった障がい者の方も働きやすくなります。
・定着率が高い
農業は椅子でじーっとして行う事務作業よりも開放感があり、よりストレスを軽減させることができます。このことが、障がい者の方にとって長く続く理由にもつながり、早期離職が多い障がい者雇用も安心して行うことができます。
・栽培した作物を販売や社内で利用することができる
栽培した作物は営業での手土産にしたり、社内での食堂に活用したりと、多くの場面で活かすことができます。これも農園型ならではの魅力です。

デメリット
・管理、設備コストが高額
障がい者の方の他にも管理者を雇用しなければならない場合が多く、より人件費が必要となります。また、農園設備も数百万単位でかかってくる場合があり、費用面でハードルを感じる企業も少なくないでしょう。
・一部では農園型障がい者雇用を批判する声も
令和4年1月、国会で農園型障がい者雇用をただの代行だと批判する声があがりました。こちらについては賛否両論がかなり分かれる議題です。すべての企業が「法定雇用率達成のため」にやっているわけではないと思いますが、どうしてもそう見られやすくなっているのも現状です。
こちらもご覧ください。
いわゆる障害者雇用代行ビジネスに係る実態把握の取組について

サテライトオフィス型のメリット・デメリット
メリット

・支援員が常駐しているため、障がい者にとって相談がしやすく、合理的配慮を受けやすい
サテライトオフィスに専門の支援員が常駐しており、利用している障がい者の方は気軽に相談できるシステムになっています。一般の職場で働くよりも安心できる環境に。
・テレワークの一環として自社業務を切り出すことができる
テレワーク拠点として利用することで自社業務をお願いすることができます。障がい者の方にとってはキャリアアップを目指すことができ、企業にとっても自社業務をやってもらえることはありがたいですよね。

デメリット
・自社業務を遠隔指示することによるコミュニケーションの難しさ

テレワークとなるとどうしても指示やコミュニケーションにやりづらさを感じる方も少なくありません。人事担当者が業務切り出しに疲弊してしまい、本末転倒というケースも。

アスリート雇用型のメリット・デメリット
メリット
・自社に国内外に活躍する選手がいることで社内に一体感が生まれる

障がい者スポーツは年々注目度を浴び、たくさんの選手が国内外で活躍しています。選手を応援することで社内に一体感が生まれます。
・企業イメージUPにつながる
自社の選手が企業ロゴをつけたユニフォームでメディアに映ったり、インタビュー等受けることで、企業の露出度は高くなります。

デメリット
・活動経費の負担を考えるとコストが高い

大会や合宿など、スポーツ選手の活動は費用が高額であることが多く、練習のために自社業務があまり多くできないことが多いです。

まとめ
アウトソース型の障がい者雇用は上記以外にも多様化してきています。
メリットやデメリットは各会社によって様々でこれだけに収まりません。
しかし、障がい者雇用を始める企業の皆様にとって少しでも選定の一助となれば幸いです。

終わり

今回はアウトソース型の障がい者雇用について説明させていただきました。
コメントやスキリアクションしてくださると中の人がとても喜びます。

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