オド使い 5

割引あり

そして、幼き子は未来を見つめる。

母に抱かれながら。

その子の瞳は、空のように深く碧い。

その母の愛は、海のように透き通る青さから。

サソリは砂漠をゆく。実は、天にいるのに。

樹となった龍たちは、余裕、気ままに世界をゆく。

そうだ、僕の背にも羽がある。

青くはない。もうそんなに純粋という(繊細さ)は、傷つく原因になる。

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