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いつのまにかリアルで育児かまってちゃんにトランスフォームしていたことに気づかされた夜 ―SNS上での近況報告と育児ポエムとの境界線―

「最近のFBの育児ポエムなんなん?笑」

久しぶりに大学の友人と飲みに行き、2軒目のラーメン屋でラーメンをすすりながら言われました。酔いが一気に冷め、色んな思いをスープと一緒に飲み込みました。

転勤族なので友人・知人との固定的なつながりはほとんどなく、そのせいか久しぶりに会う友人に近況を伝えるのが億劫だなというところから、近況報告を四半期に1回していました。その内1回は長男の誕生日に必ず投稿しており、そこでは我が子の近況も掲載していました。

近況の内容は「長男が〇歳になりました。これができるようになった。感慨深い(子どもの画像付き)」という内容。元気にやってますという近況報告、そんな感覚で投稿していたつもりが…「育児ポエム」。どうやらいつの間にか私は「育児かまってちゃんポエマー」にトランスフォー厶していたらしいのです。

気づかせてくれた冒頭友人には本当に感謝します。ラーメン屋では「転勤族なのであまり会えない人と会った時に自分の近況報告に時間を使わないように」と力説していましたが…

本当にそう…なのか??

今ここで我が子についてのSNS投稿の時の気持ちもしっかり向き合ってみましょう。

1.承認欲求は…あります。

身も蓋もない話だが、SNSをやっている以上承認欲求はあります。子育ての話って、妻以外心からできないんですよ。でも心の中に抱えているものって日々積み重なっていくじゃないですか?(私だけ…?汗)

こんなタレの継ぎ足しのような芳醇な思いを久しぶりに会った友人に話した日にゃあ、途切れがちな友人関係もさらに少なくなります。だからこそ、FBで近況報告という衣を着せながらも、「はーー育児ってつれーーわ!でも面白くもあるわーー!」ってなことを年に1回吐き出したかったわけです。。

皆さん、ここら辺の感情にはどのように折り合いつけているのでしょうか?こういう感情すらも友人と話しているのでしょうか?
私は心から「良いね!」と思っているかどうかに関わらず、いいねがくれば嬉しいし、受け止められた感覚に陥ります。そうやってまた心の中のタレが空っぽになった状態で明日から健やかに過ごせるのです。

2.子どもの記憶は思った以上に留まらない

ここからはかっこつけて育児のSNS投稿の意味を書きます。

子どもの記憶って、残っているようで残りませんよね?

はじめてハイハイした、歩いた、話した…など強烈に嬉しかった記憶は残るものの日常の育児でほっこりする感情はずっと残りません。

例えば、

そうなんですよ!過去の私!!よく記録してた!
1年5ヶ月前ですが今長男は「お父さん」なんですよ!のび太くんがドラえもんを呼ぶような「おとーさーん」はもう無いのですよ。。それだけ今は精神的に自立してきたということでもあり、こういうの見ると感慨深いものがありますね。

もう1つ↓

泣き止ませの答えを知りたがる時期、、ありますよね?知ってる情報全パターン試して自分に合うものを見つける旅。こういうのも泣き止ませるの大変だったなあとは覚えているけど、具体的にどんなことを考えていたかは忘れていました…。

記録をしないと育児の都合のいい記憶だけが残り、友人や後輩にドヤ顔語りしてしまう…これだけは避けたいと思いました。育児は当事者しかその時の感情は理解できないし、最善策も当事者が見つける他ありません。自分の都合の良い育児の記憶だけ残したくようなことはなるべくしたくない…そう思って記録をやれるペースで続けています。

3.それでもちょっぴり承認されたい

かっこつけたことを言いました。しかし、「明確に記憶に残したいなら自分でノート買ってそこに記録したら?」と言われたら…もうこれははっきり書きたいと思います。

育児かまってちゃんとわかっていながら、それでもなお、ほんのちょっぴりの「いいね」をネットの大海に求めてしまうのが私なのです。

自分のノートではだめなんです。投稿した自分の気持ちについて、みんなも心当たりありませんか?ないんですか?自分は独特の考えってこと?みんなはどう折り合いつけてるの?etc.....知りたい!のです。そうやって自分の中での育児論の理解を深めたり、時にはちょっとずつ壊して組み立て直したり…。

こうやって書いているとやっぱり私、日々育児で不安なんだと思います。良い父親って?育児・仕事が両立できる会社員って?答えなき問いを自分に問いながら生きていると頭がおかしくなりそうになります。だから、書く。反応を知りたい。そうやって今日もこうやって書いています。

忙しい時はこんなことも考えなくなります。それがもしかしたらハリのある人生なのかもしれません。こうやってああでもないこうでもないとウジウジウジウジ書いて…。「暇かよ!」というツッコミもあるでしょう。実際書いている時は時間的・精神的余裕はあるのだと思います。だからこそ問いたい。忙しくてふとつまづいた時、この暇な時に考えたことがきっと支えになりました。今までもそうでした。そしてこれからも。

知り合いにポエマー呼ばわりされるのは、リアルな関係性にもそのうち影響でてくるだろうなという怖さも感じているので、これからは知り合いではなく、ネットの大海に自由に書いて放流します。皆様、どこかで目に留まりましたら、少し足を止めて頂けたらと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

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