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ミヒャエル・エンデ「モモ」
勤めていた職場の書店でもよく売れていたミヒャエル・エンデの「モモ」ドラマ35歳の少女でキーアイテムとして使われたという謳い文句を店頭で見かけました。
単行本では「時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語」というサブタイトルがついています。
内容はサブタイトル通りの話なのですが、まずは翻訳小説特有の読みにくい表現があまり見られず、非常に文章として読みやすかった。小説を
藤まる「時給300円の死神」
思わずタイトル買いしてしまった1冊。
ひょんなことで"死神"のバイトをすることになる主人公。その仕事とは未練を残して成仏できない人々をあの世に送ることだった。同級生の先輩"死神"である花森とのコミカルなやり取りも魅力ですが、成仏できない登場人物との"死"をテーマに語られる物語が深い。
最初はラノベ的なコミカルなやり取り中心となりますが、話が進んでいくと死者のこの世に残した未練に話がクローズアップ