見出し画像

藤まる「時給300円の死神」

思わずタイトル買いしてしまった1冊。
ひょんなことで"死神"のバイトをすることになる主人公。その仕事とは未練を残して成仏できない人々をあの世に送ることだった。同級生の先輩"死神"である花森とのコミカルなやり取りも魅力ですが、成仏できない登場人物との"死"をテーマに語られる物語が深い。

最初はラノベ的なコミカルなやり取り中心となりますが、話が進んでいくと死者のこの世に残した未練に話がクローズアップされていきます。様々な年齢や、境遇の人々がこの世に残した未練とは?

あまり難しい話ではないので、若年層でも気軽に読めると思います。書店で見かけたら、ぜひお手に取ってみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?