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女子小学生の主力兵装は荷電粒子砲

【社会】"骨も残らないのが楽しい" 小学生女児に荷電粒子砲が大人気★4
 http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/USO8005016/l50

「オシャレ荷電粒子砲」を撃ち合う子どもたち

小学生の女の子のオモチャと言えば、筆者が小学生だったころには「リカちゃん人形」や「ケーキ屋さんセット」が主流だったが、幼稚園から小学校低学年の女の子の間では今、「荷電粒子砲」が大流行している。電子、陽子、重イオン等の荷電粒子を加速器を用いて、高速に打ち出すことで破壊力を得る砲兵器だ。

「予想以上の売れ行きです。今月だけで二千四百門は入荷しましたが、まだ月中旬だというのに完売ですよ」とは都内大手オモチャ小売店の担当者の言。

大ブームの発端は人気オモチャメーカー、セガが今年6月に発売した「オシャレ荷電粒子砲 デス&トロイ」だ。これまでの男児向け荷電粒子砲とは違い、華やかな色彩や多彩な追加アクセサリー、可愛らしい発射音が特徴だ。
サイズも小さめで、女の子でも扱いやすい。

「元々女の子にも殺戮願望、砲撃戦願望は強かったのでしょう。これまでの荷電粒子砲は男の子向けばかりでデザインもヒーローや怪獣をモチーフにしたものばかりでした」とこの商品を開発したセガの鈴木裕二さん(41)は語る。

現在オモチャメーカー八社から、様々に個性を打ち出した女児向け荷電粒子砲が発売されている。「負ける気は全くありません。よそはよそ。うちはうち。人をコナゴナに吹き飛ばす快感ならウチの商品が最高ですからね」と荷電粒子砲業界のパイオニア、セガはあくまで強気だ。

「ライダーに続いて……」娘よりもムチュウになる母親

千葉県船橋市にあるアミューズメント施設に今月2日、12組の親子が荷電粒子砲を手に勢ぞろいした。親子で競う荷電粒子砲コンテスト「デストロイ ゼム オール」だ。

出場者は開始のゴングが鳴るや否や、高笑いを上げながら対戦相手や客席に荷電粒子砲の引き金を引く。とにかく最後まで生き残れば勝ち。ルールは無いがマナーはある。どれだけ派手に相手を吹き飛ばすか。全身丸ごとなんてのはブーイングが飛ぶ。首だけ残して吹き飛ばすといったテクニカルな殺害方法は拍手喝采だ。

激戦を制したのは船橋市の那須靖江さん(36)と長女有透(ありす)ちゃん(7)この頃になると五体満足の観客もまばらだ。真っ赤な返り血を浴び、髪に誰のものかわからない肉片をつけて記念撮影してもらった有透ちゃんは、「本当にうれしい。ママが頑張って援護してくれたからかな。さっきまでおしゃべりしてた子たちが骨も残さず吹き飛ぶのが楽しい」と笑った。

荷電粒子砲ブームの最大の特徴は母親を巻き込んでの流行だ。以前、子供と一緒にハシャげるママさんの関心は、イケメンヒーローだったが今は荷電粒子砲。靖江さんもこの日は右手右足を失いながら、娘以上に大はしゃぎだった。

「主婦業ってストレスが溜まりますからね。私たち母親世代は可愛さよりも、人をコナゴナに吹き飛ばす気持ちよさにハマってるんじゃないでしょうか。この年になってこんなに荷電粒子砲に夢中になるなんて夫と娘に笑われました(笑)夫はその場で吹き飛ばしましたけど(笑)」と共々語ってくれた。

一方、練馬区の坂本文子さん(34)のように「子どもどうしが軍事兵器で撃ちあうのには違和感を感じる。先日も娘が『友達を吹き飛ばしちゃった、これだけしか残ってない』と近所の子の手首を持って泣いて帰ってきた。手首は慌てて向こうのお宅に返したが、自分も含め、子どもに荷電粒子砲を買い与える前に命の大切さを教える方が先決だ」と、ブームに対し冷めた目を持つ人も。

「とはいえ、学校では誰もが撃ち合っているし、今更取り上げても仲間外れにされるだけ。せめて、友達を撃つ時は、原型を留めるようにパワーを下げなさい、と教えているのですが…」と渋い表情を浮かべた。

この秋には、テレビ朝日系列でアニメ化も決定しており、ますます加熱する荷電粒子砲ブーム。女の子同士が笑いながら、死線を潜りあう光景はしばらく続きそうだ。【柴田真理子】
http://www12.mainichi.co.jp/news/search-news/965403/uS08-0-0.html

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