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ダウンタウンは訛ってる?

「あったまきた!」

関東圏の人は立腹した様子の時にそう言います。
頭に来る、そうです。
頭に血が上るのだそうです。
怒髪天を衝く、とも。
とにかく「立腹」なのに「頭」なのです。
関西圏ではそうは言いません。

「腹立つわーー!!」

文字通り「立腹」ですね。
でもたまに「あったまくるなホンマに!」という人もいますが少数派です。 w w

こういう住む地方によって違う表現の仕方がたまに論争になったりすることがあります。
その主な原因は、
なまじ関東圏の言葉を「標準語」と定めてしまったせいで、
関東圏以外の言葉があたかも間違っているような錯覚に陥っている関東圏の人が上から目線で引き起こします。w w
実は言葉に間違っているもなにもないにも関わらず、です。

自分が育ってきた地域で当たり前だったことが、
他の地域では当たり前ではないだけのことなのですが、
それを「許せない」ほどに違和感を抱く人は意外と多いものですよね。
「そうなんだー!」と感心して「それって面白いよねー!」と言える度量をみんながみんな身につけたいものです(笑)。

完全に異文化というか異国的な言葉の違いは理解しにくいのも事実ですが、
同じシチュエーションにおいて微妙に違う言い方や表現の仕方が面白かったりすることがあるんですよね。
中にはその違いのおかげで場を和ませるような習慣もあったりします。

京都の人は形容詞を2回繰り返すくせがありましてね。
大阪の人が「めっちゃ寒いわー!」というところを、
京都の人は「もう寒い寒いわー。」と言います。
大阪の人が「ものすごでっかいねんで!」と言うところを、
京都の人は「もうでっかいでっかいねん。」と言います。
「きっついなー!」は「きっついきっついわ」。
「もうびっくりするくらいちっちゃいちっちゃいねん」
「毎日暑う暑うてかなわんわ」
「これ食べてみ。甘い甘いで」
「あれもう白い白いねんかー」
etc.....
それを発見した東京の編集者が尋常じゃないくらいに喜んでくれて場が和んだりすることがあります。www
京都の言葉は関西圏の中でもどこか柔らかい言い方になっていることが多いですからね。

関東圏の人。
決して地方の人の言葉をバカにしてはいけませんよ。笑
僕は普段、穏やかな関西弁で話しますが、
以前同じように関西弁で話す同郷のデザイナーが
東京の編集者に「訛ってますね」と言われて激怒した、という話を思い出します。w w

「訛ってるんちゃうっちゅうねん!関西弁のまま喋ってるだけやっちゅうねん!」

そう。
関西弁を話してる人は、決して「訛ってる」のではなく、
関西弁を話してるだけなのですからね(笑)。
しかも直そうとしてない人に「訛る」はいけません。w w
「ほななにか? ダウンタウンやキンキキッズは訛ってるっちゅうのんか!?」
そういう話なだけでございますからね(笑)。

日本は広いんです。
色んな習慣や表現を楽しもうじゃないですかー!!w w w



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