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授業記録(7月の日本語学校の授業)

私の所属している日本語学校は年間4学期制で、7月に新学期が始まります。
なので、今月から新入生が入学し、新しいクラスが始まっています。

私が今学期担当する授業は
・「雑談の授業(いわゆる「おしゃべり倶楽部」)」
・N3のJLPT読解①
・N3のJLPT読解②
・「まるごと」A1~2 です。
専任の仕事もあるので、授業は少ない方だと思います。

雑談の授業は今回は割と大所帯。
そうなるとタイプも様々です。
母語でも日本語でも、興味のあることにしか口を開かない人。
話したいけど失敗が怖くてなかなか話しかけられない人。
流暢に話せるけど、キャッチボールが出来ず一人で喋りまくる人。

彼らが持つそれぞれの課題を同時にクリアするには・・・
クラスメイトという鏡に映った自分を見ながら、
毎回、目的を達成していくしかない。と考えてカリキュラムを組みました。


なんかすごいこと言ってるように見えますが
私のこの授業の「裏テーマ」は
「日本語で話す・書くことを楽しいと思えるようになる」ことです。
まずはそれができるようにならないと、雑談もできません。

なので、今までやったことのない活動を日本語でやってみたら
楽しかったし、新しい扉が開いた!
と思ってもらえるような企画を用意しています。
そして今回もnoteを書いてもらう活動も入れています。

JLPTはタイプの違う同じレベルの2クラスで別カリキュラム&教材で試験対策の読解をすることになりました。
現在「読解を教えるスキルを上げる方法」について勉強中なので
担当の先生にお願いして2つのクラスで読解をさせてもらうことにしました。

「まるごと」はいよいよ!私の学校でも使うことになりました。
使いたいと思って早3~4年。
ここまでの道のり、長かった~!!!

今回、全ての授業で出会う学生はほとんど初対面です。
何名か、日本へ来る前にオンライン授業で一緒に勉強したことがありますが。(これもコロナのおかげで体験できた不思議な感覚ですね)

既に全ての授業を1回ずつ終えましたが
ひらがなから始まる初級の学生も、
既に何年も勉強している上級の学生も、
それぞれの段階で「この空間を楽しもう」としているオーラを感じます。

これから3ヶ月間、どんなふうになっていくのか楽しみです。


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