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本に込めたペルソナ像と多くの人に届けたいという矛盾

2023年12月に1冊目となるKindle本を出版しました。

ADHDの夫を責める前に読む本: べきねば妻歴15年で身につけた失敗からのしなやかさ https://amzn.asia/d/9TWSOk5

実はこの本にはペルソナがいます。
年代や性別、趣味嗜好やどんなSNSをチェックしているかなど、架空の人物の生活スタイルなどを具体的にイメージして書きました。

商品開発やあらゆる企画、仕事などでも使われる手法かと思いますが、ペルソナがいることで、論点がずれずに進められるように、本を書くにあたっても、ペルソナがどのように感じるかを常に意識して書くことができました。

制作する側としては、ペルソナ像はあって良かったし、ペルソナがいなければ、あちこちに話が飛んだただ長ったらしい文章になっていただろうなと推測しています。

ところが、このペルソナ像が、私の中に、本を販促するときにまで染み込んでおり、それによって購買層や読者層を狭めているのではないかと言う疑問に陥ったのです。

制作するときは、ペルソナに引っ張られて、軸がぶれないようにするものの、

出版後に販促するときは、逆に、ペルソナに引っ張られすぎずに、多くの人に手に取ってもらえる状況を喜んでも良いのではないかと感じました。

例えば、
・未婚の方
・発達障害の方と関わったことのない方
・LGBTQに関わる方

どのジャンルの方でも読むタイミングによるかもしれませんが、何か気づきを得られる可能性もゼロではないかもしれない。

そんなふうに考えた1日でした。

制作時のペルソナとそれでも多くの人に手に取ってもらいたいと言う欲望の矛盾が働き、モヤモヤしていた気持ちを吐き出してみました。

お読みいただきありがとうございました!

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