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【JUIEC起業家】クラブイベントに参加談!株式会社ventusCEOが語った「起業とは?」

こんにちは!アルマ・クリエイションの水落です。今回はアルマ・クリエイションと協賛で行った起業家と起業を目指す学生コミュニティーが行ったクラブイベント「JUIEC」に参加してきました!

結論からいうと、濃い…!

実際に起業をされた株式会社ventusのCEO梅澤さんが語る「起業とは何か」そして、起業やビジネスにとって欠かせない情報取集を「読書会」を通じて、起業やビジネスのあり方を肌で感じ取れる会となりました。

今回私が参加させていただいた「JUIEC ネットワーキング交流会」とは、日本の起業家精神に関心のある学生を支援するコミュニティのこと。

コロナ禍が始まってすでに早2年が過ぎ、起業クラブの学生の皆さんは、オンラインイベントにも飽きているのが現状です。以前のようなクラブ活動を活発に続け、さまざまな情報を大学の内外に向けて横断的に発信・交換することが困難だとも考えていることでしょう。

そんな時世の中で、他大学のクラブと横の連携を取るのは簡単なことではありません。

そこでこのネットワークイベントは、他の起業クラブの学生と連携し、これからのイベントを活発化するための強いネットワーク構築を目標に開催されました。

今回のイベントプログラムには、アルマ・クリエイション株式会社の世界最大級の読書会コミュニティ「Read For Action」が主催する読書会も同時に開催され、多くの個人、団体が参加、コロナ禍を忘れるほどの熱いネットワーク交流会となりました。

そこで、2022年2月22日に開催された「JUIEC起業家イベント」の概要を紹介します。


JUIEC起業家クラブイベント参加団体のご紹介

今回のJUIEC起業家クラブイベントには、以下の5つの団体が参加されました。そこで、まずは参加された団体について紹介致します。

1.Keio Business Community (慶応義塾大学)

Keio Business Communityは「慶應義塾からアントレプレナー精神溢れる人財を輩出する」ことを目標として活動するクラブです。

Keio Business Communityでは、慶應義塾から新規事業を創出するために必要な人材や知識、リソースの創発が起こるプラットフォームの構築活動を行っています。

人を人材としてではなく“人財”として捉え、ひとりひとりの起業家精神を養い、その人財と技術を融合し、今までにない未来を作る新事業を世界に向けて発信していくことを理念に活動しています。

2. Hyogo University Global Entrepreneurship Club(兵庫県立大学)

Hyogo University Global Entrepreneurship Club(兵庫グローバル起業家クラブ)は、兵庫県の将来の世代のために、グローバルおよびローカルの起業家精神を促進することを目指して結成された兵庫県立大学のクラブです。

3. NAIST起業部(奈良先端科学技術大学院大学)

NAIST は、学部を置かない国立の理系大学院大学のこと。最先端の研究を行い、優れた業績をあげています。

NAIST 起業部では、最先端の研究を行なうことはもちろん、ビジネスにおいても活躍し、社会にイノベーションを起こすことを志す学生が集っています。

起業部と名乗っているものの、起業をすることだけを目的としておらず、志の高い仲間とのネットワークづくりや、ビジネスに強い技術者の育成なども目的としています。

4. スナックレモネード (関西学院大学) 

「スナックレモネード」は、関西学院大学ビジネススクールの授業「エフェクチュエ―ション」から生まれた「エフェクチュエ―ション実践サロン」です。

「エフェクチュエ―ション」とは、優れた起業家が行っている思考様式のことで、世界では、すでに350以上の大学の経営学のテキストに掲載されています。

一方日本では、2021年8月現在、関学のビジネススクールでのみの開講となっています。そこで7週間に及ぶ学びのおかげで、多くの受講生がイノベーティブな変化をワクワクしながら起こすことができました。

「スナックレモネード」は、この素晴らしい理論を広めたい!このワクワクする変化をもっと楽しみたい!そう考えた元受講生たちが再結集して始めた、大人のワクワク工作広場です。

5. 京大起業部インターナショナル・KUIEC(京都大学)

京大起業部インターナショナルクラブ(KUIEC)は、学生が起業家精神とリーダーシップのスキルを磨くことができる環境を提供することを目指しています。 KUIECは、起業家と起業家精神に関心のあるすべての人を結び付けて、ネットワークを拡大し、アイデアを共有しています。

京大起業部インターナショナルクラブでは、以下の5つを活動の指針としています。

①メンバーのためにインターンシップ、アルバイト、ボランティアなど仕事の情報提供をします。また、国際会議、セミナー、フェローシップ、海外及び国内でのトレーニングなどの情報提供をします。

②メンバーに革新的なアイデアやビジネス情報を提供し、KUIECを通じて、それを発展させます。さらに、KUIECは、リソースの提供、経験豊富で様々なニーズに応じた幅広い起業家タイプによるメンターの紹介、アイデアの実装を支援します。

③メンバーの事業開発、事業計画の立案、およびスタートアップの実施を支援します。会議やイベントを開催して、ビジネスの専門家や熟練した起業家を招き、経験を共有します。

④ビジネスコンペティションの紹介、協力、開催をし、最高のビジネスアイデアに対して実現への道をサポートします。

⑤起業家研究、人的資源管理および、その関連分野への研究に協力し、研究結果を情報提供をします。

上記のような人と人を結びつけることでネットワークを構築し、アイデアの共有を促進しており、現在224名が所属(2022年3月3日現在)しています。

尚、KUIECに参加している方は、世界の44ヶ国の出身者で構成されています。日本以外から参加している方の出身国は以下となっています。

アゼルバイジャン、アメリカ、アルバニア、イスラエル、イラン、インド、インドネシア、ウガンダ、ウクライナ、ウルグアイ、カナダ、韓国、クルディスタン、シンガポール、スウェーデン、スーダン、スペイン、スリランカ、タイ、台湾、中国、ドイツ、トルクメニスタン、ナイジェリア、日本、パキスタン、フィリピン、マリ、マレーシア、ミャンマー、モロッコ、レバノン、ロシア(五十音順)

株式会社ventus(ベンタス)CEOの梅澤 優太さんが語った「起業について」

株式会社ventusCEOの梅澤 優太さんが起業をした理由は、自身がスポーツが好きだったこと。そして、DXやコロナ渦における今に自分の「やりたいこと」と「市場」がマッチしたと語っています。

起業の理由は人それぞれ。しかし、梅澤さんは「自分はただやりたいことをやっただけ、そしてそれが起業と周りが呼んだ」と答えました。

ventusは電子トレカのORICAL(オリカル)という事業をメインに、スポーツエンタメ領域でビジネスを行なっています。

梅澤さんが実感として持っていたのは、「ファン」の気持ちや行動と、今提供されているファン向けのサービスがあまりマッチしていないという感覚。世の中にはファンクラブ系のサービスやプロダクトは多くありますが、「ファンがそのコンテンツをどのように応援してきたのか」を証明するものや、発信する場所が無いということです。

ファンの方たちは、それぞれにSNS上でファンアカウントを持っていて、普段の自分とは異なる「ファンとしての」人格やアイデンティティを持って生きているのに、今提供されているファン向けのコンテンツは画一的なものばかり。本当は一人ひとり違うはずのファンに対して、最適なコンテンツを届けることができていないのでは、と感じたそうです。

そこで、ファンの方をできる限り個別化し、その人の応援の仕方をきちんと評価して、最適なサービスを提供する必要があると感じて起業に至りました。

また、実際にこの業界を志したときに、中にいるスタッフの平均年収がかなり低いと感じ、これでは優秀な人材が集まらないという懸念がありました。

現場でプロダクトを開発し、お金を作っていくような会社の存在が必要だと思ったことも、会社を作ったきっかけの一つとなっています。

スポーツビジネスは難しいと言われますが、常にこれまでにない新しいビジネス・プロダクトを0から作って、コンテンツ側に新しい売上の軸を作ることが必要と考えています。

領域はスポーツやエンタメですが、その中でventusがやっているのは、コンテンツの力を用いた新しいビジネスの創出です。そして「スポーツビジネス」にとどまることなく、新しい市場と掛け合わせて、新しいプロダクトを作り出していくこと。受託のような形で終わるのではなく、プロダクトを成長させるところまで一緒に責任をもって伸ばし、そこから収益を上げていくこと。

シンプルに、その二つを大切にして、質の高いビジネスモデル・プロダクトを作り続けていくと語っています。

次世代の教育|コーゼーション・エフェクチュエーションを用いた学習

今回の起業家クラブイベントでは「コーゼーション」と「エフェクチュエーション」というビジネスを進めていく上での概念についても紹介されました。

ここでは、コーゼーションとエフェクチュエーションの概要と今後の企業家にどう活用できるのかを解説します。

コーゼーションとは?

コーゼーション(Causation)とは、「原因、因果関係」という意味を表します。

ビジネスでは、まず目標金額を設定し、その目標からスタートしてプロセスを決めていく手法です。この手法の特徴から、コーゼーションはトップダウン方式とも呼ばれます。

コーゼーションは、最終的な目標の数値を設定し、その目標達成のために戦略を決定し戦術として落とし込むため、既存のビジネスに有効な手法と言えるでしょう。

既存のビジネスにおいては、コーゼーションが前年度の売上げや利益などの目標を維持、成長するために必要な指標となるからです。

エフェクチュエーションとは?

エフェクチュエーション(Effectuation)とは、ビジネスを進めながら、さまざまな目標値を決めていく手法です。

エフェクチュエーションでは、最初に具体的な目標を設定せず、ビジネスを進める中で達成可能な目標値を設定していきます。

このエフェクチュエーションは、新しい商材を販売するときなどに使われるプロセスです。例えば、あらかじめ設定した顧客(ターゲット)を対象に商材の販売を開始し、実際に購入する顧客とターゲットがちがっていた場合、ターゲットとなる顧客を変更し、再度アプローチします。そしてターゲットが鮮明となって初めて目標が設定できるのです。

新規で立ち上げる事業では、実行する前の事業計画が一瞬で崩壊することも少なくありません。そこで、目標からスタートするのではなく、ビジネスを進めながら目標値を探し出すのです。

新規事業では、実際にビジネスを行う環境が把握できていなかったり、予測不可能なケースもあります。このような場合には、このエフェクチュエーションが、結果として大きな結果を生み出してくれるでしょう。

このように、コーゼーションとエフェクチュエーションは、それぞれにメリットがあるため、経営の状況によってそれぞれを使い分けするのがベストと言えます。

コーゼーションとエフェクチュエーションの2つを理解し、使いこなすことで、企業経営をスムーズ進めることができます。またこれからのビジネスでは、コーゼーションからエフェクチュエーションへ切り替えるといった柔軟な対応が必要となることもあるでしょう。

このような売上や利益に対する指標を使いこなすことで、企業利益の最大化を実現できます。

「Read For Action」で読書会を開催! ~読書で見える目指すべき未来

インターネットがここ十数年でごく一般的な生活インフラとなり、スマートフォンが普及したことで、多くの方が常にオンラインツールを使う時代となりました。

そこでは誰もが自分の考えや想いをSNSなどで発信可能です。そして、1億の国民みなが表現者となり、人生100年を生きる時代となっています。

その中で、キャリアを持続的に長期間発展させるためには、従来の読解力中心の国語学習だけでなく「判断力・思考力・表現力・発信力」の4つの力を磨くことが重要です。

この「4つの力」を習得し、磨くためには、いったい何が必要かと考えた時、やはり「読書」にたどりつきます。さまざまな書物を読み漁ってきた経験のある方は「もう十分に読んだ」と思われるかも知れません。しかし、ビジネスにゴールがないのと同じで、読書による知識や知恵にもゴールはないのです。

私自身もビジネスに携わり、Webライターやコピーライターに必要な知識やスキルが、あらゆるビジネスの終着点となり得ると感じています。しかし、そのための学びには「ゴールのない読書」の質と量が大事だと痛感しているところです。

そこで、今回のJUIEC起業家クラブイベントでも、アルマ・クリエイション株式会社の世界最大級の読書会「Read For Action」が主催する読書会を開催することになりました。

 「Read For Action」とは?

この「Read For Action」とは、世界最大級の“行動するための読書会ネットワークです。読書を知識を得るための個人の経験に留めず、話題の本の感想を分かち合ったり、仲間と一緒に読むことで、内容をより深く理解したり、新しい自分に出会ったり、同じ問題意識をもった仲間たちと解決方法を見つけ出すことができます。

読書の場から一人ひとりのストーリーが生まれる読書会、ダイアログを通じて行動するきっかけを紡ぎだす読書会、それが「Read For Action」です。

「Read For Action」が誕生したのは 2011年9月のこと。同年の 3 月に起きた東日本大震災で、日本社会全体が大きく揺らぐ中、多くの人が、新しい時代を自分たちの手で創っていく必要性を感じていました。そこで、その一歩をともに踏み出すため、人と人をつなげ、

知を共有するソーシャルリーディング・コミュニティとして「Read For Action」がスタートしました。

読書会で見えた僕の未来

私、が参加した時に利用した本は「成約のコード」です。読書会では、自分が読む本の目次から見えるキーワードを元に、自分の未来を読み解いていきます。

私が想像したキーワードは以下の6つ。

  • 入門ガイド

  • 資料・チェックリスト

  • 情報ツール

  • 動画/Webセミナー

  • ソーシャルメディア最適化

  • シェアする価値のあるコンテンツ

  • コメント数

この6つを客観的に見ると...

うーーん。難しい!

実は最近、集客の効率化と加速化ばかりを考えていますが、こうして無意識にあげてみた潜在的なキーワードでは、どこかで集客を「仕組み化」したいというメッセージが読み取れるような気がします。

この中で注目したい共通項としては「価値のあるコンテンツ」が、キーワードの中に複数あるところで、そこに潜在意識を読み解き、解決する糸口があるように思います。

入門ガイドや資料などのコンテンツを活用してマーケティングにおける集客口を設定し、情報ツールや動画、Webセミナーといったコンテンツによって、先のマーケティングで集客した顧客をナーチャリングできる仕組みを構築できます。このように、集客からナーチャリングまでを仕組化することで、業務効率の最適化が可能となるのではないかと思います。

初めて参加した読書会でしたが、まさかこんな風にもうひとりの自分が垣間見えるとは…。「とてもおもしろい!」率直にそう感じた有意義な時間となりました。

ただ読書をするとか、ただ知識をインプットするだけではなく、インプットした知識をすぐにアウトプットすることで、いつでもすぐに自分のビジネスに活かすことができるということです。

このように考えると、ただ読書をすれば良いというのではなく、読み方や活かし方をしっかりとレクチャーしてくれるファシリテーターの存在も大きいと感じます。

いずれにせよ、読書による知識のインプットは、ビジネスの成功だけでなく、人生を豊かにしてくれる重要な要素となります。

今回は、JUIEC起業家クラブイベントにも同時に参加でき、新しい刺激をもらえた時間となりました。コロナ禍が収まる気配がまだ見えてこない世の中ですが、確実に出口は近づいています。

今この時こそ、オンライン環境を整備しながら「コーゼーションやエフェクチュエーション」の設定を再認識し、いつでもMAXのパワーで起業やリスタートできる体制を整えて行きましょう。

やり方が良く分からないという方は、ぜひアルマ・クリエイション株式会社の「Read For Action」のサイトを訪問してみて下さいね!


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