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今日もすみませんでした。

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関東で活動するひとりバンド"アルマが死んだ"のKOHEI SATOによる日々の懺悔と妄想と怒りと虚しさの手記
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#バンド

第二十五回「終わる2021年」

第二十五回「終わる2021年」

もうあと2日もすれば2021年が終わり新しい年になる。
この1年隔週木曜日に必ずこのコラムを書き続けてきた。
どんなことがあってもお休みをしなかったこのコラム。
続けていくことって難しいのだがどうにかしっかりと何かしらの言葉を残そうと今思えばそれがいつの間にか「生活」になっていた。

駄文な生活も悪くないなと。

さて、今年1年を振り返ると
骨折をしたりレーベルから一人抜けたり、事務所に入ったり

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第二十四回「妄想リベンジャーズ」

第二十四回「妄想リベンジャーズ」

もう今年のコラムも再来週で最後となる。
今年の1月から始まって隔週欠かさず書いてきた。
この十字架はいまだにしっかりと俺の背中にへばりついている。

今回のコラムのタイトルはマジで適当に考えたので気にしないでほしい。
特にこれから俺が得意の妄想話を繰り広げる予定はない。決して。

さて、最近の俺はというと
音楽を毎日のように生み出しては気に入らないものは削除しを繰り返し
夜にはゲームを配信している

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第二十三回「路上ライブデストロイ」

第二十三回「路上ライブデストロイ」

ついこの間。
事務所の社長であるD-SHADEのドラマーYUJIさんと共に名古屋に行った。
と言うのも俺が名古屋に行くことが決まったのはその日から2日前くらいで
急にYUJIさんから「名古屋行くぞー!」と言われたものだから
俺は俺で「了解であります!」なぁんてケロロ軍曹顔負けの敬礼なんてした。

この名古屋の旅の目的は2つあって
1つはYUJIさんが出演しているインターネット番組「病気障がいラジオ

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第二十回「君はライダースを着たことがあるかい?」

第二十回「君はライダースを着たことがあるかい?」

もうこのコラムも二十回目を迎えるのかとしみじみ。
というか、コラムを更新するたびに「もう○回目ですか」と書いている気がする。
冒頭が全く一緒のパターンになってもう何回目ですか。

あと2ヶ月とちょっととかそのくらいでこのコラムが誕生して1年になる。
誰が読んでいるかもわからないこの文章をインターネットに放り投げて。
1年。

この一年の間に俺は事務所に所属して引っ越しをして、毎日何かしらの”音楽”

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第十四回「読者お便りコーナーR」

第十四回「読者お便りコーナーR」

ということで今週もやってまいりました。
シャレオツなメンズレディースのためのコラム「今日もすみませんでした。」のお時間です。

イカした皆さんのマスト。トレンド。
これを読んでない人類は全員流行に乗り遅れた古代の人。
そんなファイティングポーズガッチガチに挑みます。

1月から始まったこのコラムももう半年を超え
まだしっかり十字架を背負いながらここまで来たわけですが

いよいよネタがなくなってきま

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第十三回「名古屋と友達の誕生日とバンド」後編

第十三回「名古屋と友達の誕生日とバンド」後編

さて、後半。
名古屋のライブを終えて数日後の話になる。

2021年6月25日
この日はあるきっかけで仲良くなったヴィジュアル系のバンド
Scarlet ValseのベースShianのバースデーライブにオープニングアクトとして参加させてもらえる。

ただ今回はアルマが死んだでの出演ではなく
配信者の踊る便所太郎さんから誘われて結成されたバンド
”こしあん”でのライブとなる。
メンバーは太郎さん、S

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第十回「バンドなんてするもんじゃねぇな」

第十回「バンドなんてするもんじゃねぇな」

生まれて初めてロックンロールに触れたのは確か19歳だった。
気がする。
上京して1年が過ぎて神奈川県川崎市高津区に住んでいた頃。
歩いて溝の口まで行って 漫画喫茶でインターネットサーフィンをしていた。

毛皮のマリーズというバンドの”LOVE DOGS”という曲を
YouTubeで知って再生ボタンを押す。
前髪で顔が見えないボーカルのシャウトが俺の鼓膜を震わせた。

あまりの出来事に俺は一度ヘッド

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第七回「読者お便りコーナー」

第七回「読者お便りコーナー」

皆さんもう知っているとは思いますが
現在、ライブで肋骨を骨折してしまい笑うと痛い、寝ても痛い
起きても痛い、なんでもかんでも肋骨〜痛すぎマジ意味不明
(踊るポンポコリン参照)でして

そんな中でこのコラムを書いている次第でございます。はい。

もう七回もこの隔週を守り続けているのは本当に偉い。俺っち。
本当に偉い。
雨の日も風の日も骨折の日もしっかり締め切りだけは守り続け、
こうして今回もこれを書

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第六回「血潮にまつわるすべてのこと」

第六回「血潮にまつわるすべてのこと」

目に見えないものに物凄く憧れを持って
目に見えないものなのに物凄く信頼を寄せてしまって
目に見えないものに祈りを込めてしまう。

そんなことをやり始めてもう20年も経つのかとふと思う。

20年。

こんだけやっていてもなんとなく新参者の感じが拭えないのは何故なんだろう。
もっとこうドーン!と構えてればいいのに。

いつだって何かに怯えて、いつだって何かに怖がって
馬鹿な俺はなーんにも成長しないで

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