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出会ったときより着たくなる服

こんにちは!
オールユアーズ の金丸百合花(かねまるりりあん)です。
オールユアーズでインターンをしつつ、One Nova(ワンノバ)というブランドでパンツを作っています。

🔽 前回記事はこちら

人生を映してくれる服

前回ハイキックジーンズへの思いを綴ったとき
公認共犯者のひとりのコニさんがこんなことをつぶやいてくれました。

「そうそう、そういうこと!」と反応してしまいました。

「使い込めば使い込むほど自分のものになっていく」
「歩いてきた人生を刻んでくれる」

そう思わせてくれるのもハイキックジーンズの魅力のひとつ。
今日はそんな「出会った時よりも好きになる服」についてお話ししようと思います。

1.少し前、洋服を買いに行くのが億劫でした

学生時代、おしゃれが分からなかった私は洋服を選ぶ自信がありませんでした。買い物に行く日は決まって雑誌に目を通して載っていたものと近いものを買っていました。
「今買うべき10選」「おすすめ着回しアイテム」のチェックリストに載ったお洋服を探すとき、ショッピングモールが迷路のように思えて幾度か泣きそうになったこともある。
自分で選んで失敗するのが怖くて、「これがあれば大丈夫!」に委ねて安心したかったんだと思います。
 そうして手元にやってきたお洋服を着ても、楽しむどころか安心することもない。いつの間にか洋服を買いに行くのが億劫になっていました。

2.ゆきさんの話

そんなとき高校生の私は東京の美容室でゆきさんに出会いました。

さりげなく身につけた小物、さらりと羽織ったシャツ、しっくり馴染んでいるようなデニム。ゆきさんが身につけるひとつひとつがからだの一部のように馴染んでいるように見えました。服がおしゃれというよりも、ゆきさんそのものがかっこいい。そして話すほどにスルメみたいに魅力が滲む。

「どこで(お洋服を)買っているんですか?」と聞いたら、「しっくりくるものを買っているけれど、古着屋さんが多いかなあ。」と教えてくれました。

その言葉を聞いた帰り道、古着屋さんに行って90年代のどこかの国のベティちゃんのTシャツを手に取ってみました。
試着室の鏡に映る私は今までよりもしっくりきているように見える。少しくすんだTシャツを抱えて帰る私の足取りは軽やかでした。遠くのほうまで嬉しい気持ちが潤っていたのを覚えています。

3.ピカピカじゃない良さがある 

大体のものは時間とともにと古びていきます。
着ていくうちに色は落ちて、傷は付いて、くたびれていくし、
1年前に人気だったものは「去年流行った」ものになってしまいます。

それでもずっと着ていたいと思えるものに出会えたときって遠くまで嬉しくなりますよね。

履きこまれたコンバース、古着のスウェットのよれた袖、色あせたジーンズ。
はじめて身につけた瞬間も良いけれど、共に歩んだ分だけ色あせ、シワが刻まれ出会ったときよりもかけがえのない存在になっていくように感じます。

「Better Than New」という言葉と共にオールユアーズのインスタグラムで紹介していたこのジーンズたち


これらのジーンズ、実際にお客さんがはきこんでくれたハイキックジーンズたちなのです。

ショップの経営をしている方、理容師さん、世界を飛び回る方、地域おこしをされている方色もシワもダメージもその人の過ごした時間によってこんなにも違いが出るのがたまりません。

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シワも、色も、傷も、共に歩む中で触れた証拠であって、自分が愛したしるしであって、そこには他に変えることのできない価値があると思います。

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-足を曲げても心配なし。突っ張ることなくモチモチ伸びる。
-柔らかく伸びても伸びきることなく、型くずれしない。
-ウエストにボタンは2つ用意。
-もちろん、経年変化も楽しめる。履き続けたらあなた色に。

などの特徴をもつハイキックジーンズはお仕事の日にも、ゆっくり過ごす日にも、アクティブな日にも、ゆったりする日にも体の動きに馴染み、履く人の生活に寄り添います。

足を通したときの気持ちよさはもちろん、日々過ごす中で少しづつ表情を変えていくハイキックジーンズにロマンを感じます。

4.出会ったときより好きになる服

ブランドが、着用感が、褒められたから、思い出があるから、
そこにどんな理由があったとしても、自分が気持ちよさを感じるものは見える世界を変えてくれる気がします。

「繰り返しの毎日で、自分らしい暮らしを作るたったひとりの主役は自分なのです。」(生活はアートより)

私の好きな本に書かれていた好きな言葉です。

今も「おしゃれ」は分からないけれど、
いつもより前向きになれり、仕事が捗る感じがしたり、
気持ちを晴れにしてくれたり、大切なことを思い出させてくれたり、
そんな嘘のない「好き!」が宿るだけで十分だと思えます。

誰でもない、たったひとりの自分の「好きだ!」っていう気持ちは
自分のことを照らしてくれる。より明るい方向へ導いてくれる。

そんな出会った時から今もずっと「着たい」と思える服が私は好きです。

🔽ハイキックジーンズはこちらから

「ジーンズは硬い」「履いていて疲れる」なんて感じることなく過ごしてきたけれど、初めてハイキックジーンズに足を通したとき「こんなに柔らかいジーンズが存在するの…?」と試着室で感動しました。自宅でのご試着も行っているので、気になった方はぜひお試しください◎

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