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満月には手放しという法則がある

満ちた状態からどんどんと欠けていく状態になるから
今からどんどん手放していくということだろう
それはもはや神話でもあるし
もちろん真実でもあるだろう
月だ、星だといわれている最近の世の中では
常識にもなりつつある

正直私はこの
「手放し」という言葉がとても苦手だ
世界に欠けていいものなんて実際のところは何一つないのに
なぜこうも人は
何かを目の前からなくすことに意識を向けたがるのだろう

手放そうという意識は
必要性を感じている意識そのものの
一端を含んでいる気がする

必要、なのであれば
手放すことではなくて
意識を向けずに『在る』ことを認めることは
できないだろうか

手放したとしても
それらに意識がある限りは
ずっとそばにちらついていて
大きな影響を与えるに違いない

むしろ在ることを認めて
だけど意識をそこに向けないことに意識を置く方が
ずっと人としての成長があるように思うんだ

そうしていつの間にか
在ることすら気にならない時が来たら
それが本当に手放した、
ということになるのではないかなぁ

かくいう私も
今回少し「手放し」という感覚にとらわれた一人で
だけど手放すことは
もはや持つことだという感覚を
再度確信したときに
本当の手放しが起こった気がする

それは消えてなくなることではなく
ワタシの中に
本当に必要なものが
しっかりと存在を成すことだった

本当に守りたい、
自分の大切な思いと気づきと一緒に
しっかりとワタシの中に存在していて
それはきっと存在していても
解き放たれているもので
永遠になくなることはない

むしろすべてのものは
何一つなくなることはなく
何一つ消えることもなく
ただそこに浮遊しているだけで
ワタシのものでもなんでもなくて
ただ在ることを認めている、だけにすぎないんだろう

だから解き放つ、なんて感覚こそ
解き放つべきなんだろうな

ナンダカケツロンハイッタリキタリ
ケッキョクハダレノモノデモナイ、トイウコト

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