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wackeychicks
2018年4月4日 20:16
4月1日、日曜日。夕刻。京都駅の新幹線のホームで、そのひとはさめざめと涙を流していた。♢東京行きの新幹線が、新大阪から京都へあっという間に滑り込む。旅の狂騒の名残りを抱えつつ、見るとはなしにぼんやりとホームを眺めていたら、携帯電話を握り締め、泣き腫らして少し先の窓のなかを見つめる女性がいた。私より少し歳上だろうか。ある種の確信を持ちつつ視線を車内に戻すと、やはり、何列か前の座席脇