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就活の総括

結果大変有難いことに、考え方や強み(この言い方はそんなに好きではないけど)を反映させたとても自分らしい良い選択肢を選べたのではないか、と(自分では)思っています。

キャリアに関してはずっと考えてきました。
ざっくり言うと、「好きなことvs得意なこと」という図式があり、どちらを選べば良いのか問題があるかと思います。ある人にはどちらも重なる部分を見つけなさいとか言われることもありました。
私は色々考えてどちらも把握した上で、長い間そこそこ好きで、得意なこと(コツコツ努力して自分を磨いていった先でチャンスがありそうなところ)を選びました。

内定をいただいた周りの友達と話していて不思議だったのが、皆が何となくその人らしい業界や職種で決まっていたことです。
私も高校生の頃お世話になった先生に「あなたこの仕事やったら」と言われた仕事に結局落ち着きました。
また決まり方も、大学でお世話になっている教授に「選考の中であなたのこういう部分を見せられたらきっと良い結果になるんじゃないか」と言われた通りの決まり方をしました。
言われた通りにしようと意図した訳ではなく、なぜかそうなりました。

だからこれから就活をする方は安心して自分なりに向き合えば大丈夫とは言えるかなと思います。ただ、大手企業の都会のオフィスがかっこよく見える年頃だし、評価を突き付けられることで周りと勝手に比較してコンプレックスを感じてしまう事もあるとは思います。
そんな時は自分の目の前のことを頑張ることしか人間には選択肢が無いのだと思い出してほしいです。

あともう一つ就活の不思議なところは、皆キャッチャーミットを構えたストライクゾーンから少し外れた球を「これが自分の運命じゃないか」と受け止めているケースも割と多い点です。(上記の様に周りから見るとそれがその人らしい決断に見えるのが不思議)

就活をやっていると、選考が通り始めた企業様にはある程度自分を評価いただいていると思いたいし、ここでなら絶対に活躍できるんだと思おうとします。知らず知らずのうちに客観性が低下し、自信過剰になります。
しかし、企業の方はシビアに見ています。こいつに何百万、何千万のお金を払う価値があるか?という重大な判断をしているのです。

だから、そんな時こそ視野を「広げる」べきで、具体的には10〜20歳くらい上の先輩に話を聞いてもらうといいと思います。早い段階から、学校やバイト先でも家族や親戚でも、信頼できる大人との関係をたくさん作ることは重要です。
もう一つ個人的に重視していたのが、企業の理念や選考の最後の段階でお会いすることになる企業のトップ層の方々に対しての印象です。「本当にその企業の理念や人の姿勢に共感できるのか?」という問いは重要だと感じました。
私が今まで経験したいい組織には本当に尊敬できるリーダーが居て、その人が指差す方向に自分もついて行きたかったから、頑張れたんだと思うのです。なんかこれは本当に個人的な意見ですが、私が将来企業の面接官になったら、「あなたが尊敬する人はどんな人で、その人のどんな点に共感しますか?」って絶対聞くと思います。私は就活で一度も聞かれなかったけど、結構大事な問いだと思っています。
正直最終面接とかで圧迫面接っぽいことをされたり、上手くいかない選考も多々あったりして、面接官の方の気を悪くする言動をしたのかな、どうコミュニケーション取れば上手くいくのかなと悩んでしまった事もありました。キャリアセンターの方に相談すると企業の方はそういう役割をわざと演じる事でストレス耐性やその人の素の反応を見ているんだと仰っていました。
ああ、、難しすぎると思いましたが、企業側にとってはお金が絡む以上それだけ真剣な活動なのは理解ができました。

しかしやっぱり私はこのような面接の打率は0.00でした。その要因は、
①もっと幅広い方とお話しすることや積極的に質問をすることなどのコミュニケーションの中で自分を磨き足りなかった
②私の生来の生意気な性質を見抜かれてしまった、あるいは素の反応に魅力がなく一緒に働きたいと思っていただけなかった
③私の性質や考え方、言動が役に立つポジションが思い浮かばず(私が面接を通して上手く提案ができておらず)、面接官に私が活躍しているイメージを想像させることができなかった
④ご縁がなかった
などが考えられると思います。

私が就活で重視したポイントも含めてぐちゃぐちゃ書きましたが、結論は
「視野を広げる、色々な方とお話しして自分はどういう印象を他者に与えるのかを把握して伝え方を工夫する、挨拶は自分から、メールの返信は迅速に、などのやれる事をやる事は大切だが、自分の性質や運といった変えられない要素がある以上、ストライクゾーンを狭め過ぎない柔軟な心構えが大切」ということです。

あくまで結果としてストライクゾーンの球をキャッチできる方もいるし、自分と向き合う同時にその都度反省しながら本当に努力したならばストライクゾーンでなくても本当に縁のある企業から内定を得られるはずだと思います。

就活で向き合う問いは人それぞれだと思うし、これはあくまでも私の経験談です。
ある方が就活は結婚みたいなものだと仰っていて、私もそう思います。
進学などをしてやりたいことを突き詰めてから就活してもいいし、失敗したなら就活自体を2回してもいいし、転職してもいいし、場合によっては一度もしなくてもいい。
時代によって人によって概念が移り変わるものだから、現時点での結論でしかないし、自分を磨き成長しながら、時に周りと擦り合わせながら、頑張ることが本質だと思うからです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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