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通称オールランチと呼んでいるお昼ご飯のこと。

こんにちは。
今日はAllrightのみんなで食べるランチについてお話ししたいと思います。
オールライトランチで、通称オールランチと呼んでいるお昼ごはんのことです。

オールランチのはじまり

元々の始まりは、オールライトが高田家の実家で動いていた時代に、お昼ご飯を食べる事でなんとか持ち堪えて頑張れたその経験から、
鵜の木に事務所が移ってからも、ご飯を食べてリラックスして頑張れるあの感覚が必要だ!となり、キッチンのあるスペースを探してみんなでランチを食べる習慣が始まりました。
最初は舞さんやにーちゃんが主にご飯を作ってくれていたものの、元々料理好きだったスタッフの杉さんが作るようになって、人を呼んで交流する機会が増えたり、杉さん退職後のランチの救世主 梅さんが現れランチバイトが誕生したりなど、ゆっくり変遷していきました。

また最近では、デザイナーのサイトーさんの淹れてくれるコーヒーのおかげで、食後のほっとする時間が伸びたり、ゆいさんの新しい趣味の薫製により薫が食事に取り入れられたりと、参加する人の好きなことや価値観を取り込んで独自の発展を続けています。笑

現在のオールランチ

昨今のコロナ禍に入る前までは毎昼食卓を囲んでいて、今のリモートの態勢に切り替わってからも週に1,2回ほどは集まってお昼を共にしています。
ランチを作るために来てくれているランチバイトさんは2人いて、毎週金曜日は椎菜ちゃん、月末の火曜日には芳賀さんが担当。
料理上手の舞さんや時には料理にハマっている清丸さんがキッチンに立つ日もあります。

みんなでおかずを囲むその時間は、自分の感覚やその場の空気を共有することを大切にしていて、ひたすらご飯を味わって食べ進めることもあるし、今思うことを話し合っていたら2時間ほど時間が経っているなんてことも。
誰かにオールランチは夜みたいだねと言われたこともあるくらい、深夜にお酒を飲みながら話すような事を明るい時間から話します。笑

繰り返す食事の中でこのオールランチの時間を持てること

みんなただご飯を食べているように見えても、例えば、ランチバイトの椎菜ちゃんは「魚ありがたい」とかそういった小さな呟きもよく覚えていて、すんなり次の食卓に反映させてくれる。
それぞれがこのランチに向き合う上でこっそり大事にしていることがあるんだろうなと日々感じます。

毎日休みなく繰り返す食事の中でこのオールランチを持てること。
食事を二の次にして働くのがよしとされてることも多い中で、食べるというシンプルな目的のために集えることが私は嬉しいです。

利便性や効率を追求した先に存在するのがコンビニ飯だとしたら、
もっと機能的な形をしていてもいいはずなのに、統一された入れ物の中にも人の手で盛られたような演出が加えられるのは、それでも人の温かみを求めてしまう私たちのわがままの現れのような気もします。
コンビニは好きだしよく使うけれど、たまに胃の底が冷えて、どうしても食べられなくなる。
本当はいつだって食事を大切にしたいのにそれを気づかないまま暮らしている、現代人のちぐはぐさを食べているような気分にもなります。

一人暮らしの生活の中でそんな風に適当に済ませてしまう食事もありつつ、出勤する日にはほっと席についてオールランチを食べる。
その日のお料理スタッフが丹精込めて作ったクリエーションご飯のエネルギーを口に運んで、それを自分の活動のエネルギーに充てる。
あの場所には、コンビニ飯のような冷たさは当然なく、そんな温かな循環が滞りなく回っている気がします。

そして、週に2回の食事が、その時間に席をついてご飯を楽しめる自分であろうともさせてくれるように感じます。
生きるために食べているけれど、本当は美味しく生きるために食べているということを、忘れそうになっても思い出させてくれる。

オールライトのみんなにとってもこの時間が大切で、きっとそういうものであるような気がします。

(松浦葉月)

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