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お仕事と絵と干支

はじめに

年末に祖父が亡くなったり、義母は三回忌だった!孫は七五三!などなどとそわそわでした。冬は訃報が多くここ数年年賀状を留めがちです。

昨年夏からめっちゃ忙しくなりすっかり更新が止まっていましたが、うちはもうこのくらいのペースでいかせてもらいます。
私の制作活動は松の発芽みたいにゆっくりです。

季刊PREの年二回連載コーナー「グラフィック迷路」がスタート

記念すべき初回は第37号に掲載、テーマは蕎麦です。
ソソソと、蕎麦。渋いテーマですな。
誌面はもちろん以下リンクでネット環境でも閲覧できます。答え合わせはミニ動画仕様で、WEB担当者さんのお仕事です。私ももう少し手が空いたら動画作りたいー。

このお仕事の際にいくつかラフを出すのですが、代理店的な窓口をしていただいてるデザイン事務所の方に「誌面の特集内容的にトラか蕎麦とかどうでしょう?」という提案をいただきました。私は寅年というのもあり、寅を推したのですが、年間2回の季刊連載で干支にしてしまうと今後誌面の内容を絡めにくいかも、という配慮があり蕎麦になりました。
しかしながら、ええ感じにできたラフなので個人的に寅の迷路図案を仕上げてみました。
4匹。
「トラだなぁ、よく見ると・・・おや、迷路!」という仕上がり。

2022年制作 「寅」4匹のうちの1匹。
2022年制作 「寅」4匹のうちの1匹。
2022年制作 「寅」4匹のうちの1匹。
2022年制作 「寅」4匹のうちの1匹。

ちなみに今年は本厄でした。36歳、寅年の年女で本厄という事です。
夫も厄年でした。

流石に最寄りの土地神様はもちろんお参りし御札をいただき、更に、ご縁あってお勧めいただいた鶴岡八幡宮さんのオンライン祈祷で厄払いをしていただきましたよ。
ありがたい御札のおかげか、健康で安定した一年となりましたよ。

鶴岡八幡宮の本殿そばの立派な樹。かっこいいので好き。

ここ数年悩まされていた娘のトンデモ気性が落ち着いたり、夫の「無い物ねだり」が落ち着いたりして、私は私自身に使う時間が増えましたよ。
あの二人は今後も自分自身の業と向き合って勝手に生きていってほしいです。私を格安ドラえもん扱いするのをやめんとドラ猫が虎になるぞ!!と一喝し、目を光らせながら今後も暮らしていきますよ。

鶴岡八幡宮さんには厄払いのお返しを兼ねて2023年の初詣に行きました。
御神籤は大吉、よくよく読むと色々書いてありましたが「兎角消極に陥りやすいがそれはいけない」とも書いてありましたよ。
卯年に「兎」と書いてある御神籤とはなぁ・・・兎角とは、そもそもなんぞや?ジャッカロープか?と、Googleで調べたところ「兎角=ありえないくらいの事象を表す」という仏教から派生した言葉だそうです。

とにかく、というと事を急するときに使いがちな切り替え言葉のように思ってましたが、元々の意味はかなり趣違いますな?
つまり鶴岡八幡宮さんに「大吉だけど、ありえないぐらい消極的だからのびのびやんなさい」というようなお言葉預かりました年始でした。流石です鶴岡八幡宮さん。
なお、境内で出会うと縁起がいいという白い鳩が弁天社の鳥居のそばに、まさかの5羽座っていました。

白い鳩たち。この写真を撮った後にもう1羽やってきました。


鶴岡八幡宮、弁天社の鳥居のそばに白い鳩だなんて、できた話すぎて…さすが鶴岡八幡宮さん。
更に年始は家の近所の鶴見川で白い鳩が1羽、他の普通の鳩に混じって地面をつつきまわしているのを見ました。
野生の白い鳩とか珍しすぎて驚き写真を撮りましたが、遠巻きで全然しっかり撮れていなくて悔しいったらー。

白い鳩。自然界でアルビノが生きるのが難しいなか、のびのびしてた。

奇跡ってしばしばこういうものかもしれません。


劇団四季会報誌「ラ・アルプ」12月号 ファミリーミュージカル「人間になりたがった猫」見開きイラストレーションと寄稿

劇団四季様からのご依頼は今回で3回目。ありがたいことです…
以前の担当者さんが退職されてしまいましたが引き続きお声がけいただけて嬉しかったです。
描くのも楽しく、あっという間に描き上がってしまいました。
劇団四季の年間会員様限定コンテンツでの掲載ということで絵は誌面でご確認ください!

こちらに関しては猫つながりでブログ「○○とネコ」でも昨年記事にしました。すっごく良い舞台、温かい気持ちになるストーリーなので是非。


あとがき

2月に新しい場所で活動することも始まり、それに続いてシリーズを始めています。秋冬に取り掛かっていた、春に解禁のお仕事もあります。楽しみ楽しみ。色入れしてない迷路の図案もあったり、描いてスキャンしてない絵もいっぱい溜まってしまったので春まで結構ギューギューです。

行きたい場所行かねばならん場所も多く、積ん読状態の本も溜まりまくり、積んでるゲームもあるし、もうギューギューです。

次の更新は夏でしょう。
出産育児をしてからなんかこう、承認欲求が生まれた子供に吸われまくったというか、どうも手が伸びません。以前はバラエティ番組の視聴感想を呟いたり旅先の写真や料理をアップしていたのに。

時事的にも兎角なことがギューギューですね。
迷いクジラが大阪湾に現れたり、リュウグウノツカイが湘南に漂着したり、北海道はイワシが大量に打ち上げられたり、愛知県沖に大型のサメが出たり、南極の巨大氷山が都市サイズで割れたり、キリンくらいの大きさの小惑星が地球に近づいたり、伊豆諸島で噴火警報が出たり、値上がりが凄かったり。兎角…

兎といえば、我が家で暮らすウサギのムゥさんは2023年は14歳になるようです。
昨年2月、散歩中に発泡スチロールを飲み込んでしまった際に慌てて最寄りの獣医に電話したところ「2009年から飼育してる・・・?あの、本当に飼ってらっしゃるのは…ウサギなんですよね?」と訝しまれたくらいです。

2022年クリスマスを迎えた13歳のムゥさん。一応デコってみた。


知人友人みんな
「え?…あの子まだ生きてんの?!写真見せて…え、これ最近の写真?!」
という反応です。
あまり丁寧に世話したつもりもないので、ムゥさんは変わり者、ということで皆一致していますよ。
毎日決まった時間になると餌の催促でケージをガタガタさせたり、ふとんの厚みが気に入らないと壁に押しやって片付けたり、兎角元気。
本当にギネス記録を狙えるかも?ってくらいなのに証明する資料が少なすぎるので、知る人ぞ知る長生きマンに落ち着くようです。

彼と2023年卯年を迎えるとは思ってもみませんでしたが、この調子を保って兎角楽しくやりたいものです。

次回、夏。夏ったら夏。





迷路をテーマにしたアートグラフィックの制作を中心に活動中。イラストレーション、キャラクター、ロゴデザインなど幅広く手がけています。