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起業の「生きがい」

はじめに

こんにちは、Allizです。東京在住の中国人です。

前回、起業のアイデアを2つ紹介しました(こちら)。選んだアイデアの一つは「デジタル時代のキャリアデザイン」。今回はそのアイデアと選択プロセスについて共有します。

今日のトピック

そのアイデアを選ぶことができた理由は、簡単に言うと「生きがい」である。生きがいは日本の文化と哲学に起源を持ち、人生において喜びと目的を見出す概念に深く根ざしています。「生きがい」は長らく日本の文化に存在していましたが、その概念は1966年に日本の精神科医で学者の神谷美恵子によって初めて一般的に広められました。神谷は自身の著書『生きがいについて』で(ikigai ni tsuite)、この概念を紹介しました。「生きがい」は、情熱、使命、職業、専門性に一致する適した仕事を見つける際に個人を導く点でよく知られています。この用語自体には単一の起源や創作者はなく、人生と仕事に対する包括的なアプローチの象徴となっています。

The ikigai for starting new business (image source)

新しいビジネスを考える際、「生きがい」の哲学は個々の内なる価値観と社会への積極的な貢献を考慮するよう個人に促します。個人の成長において遭遇するさまざまな困難と同様に、新しいビジネスを始めることは障害を乗り越え、失敗に対処し、最終的に持続可能性を追求するものです。目指すのは、個人的な充足感をもたらすだけでなく、大切な人々や広いコミュニティにポジティブな影響をもたらすビジネスアイディアを見つけることです。自分の情熱や使命、職業、専門性が交わる点で、理想のビジネスアイディアが見つかるのです。

  • まず、自分の情熱に焦点を当てましょう。何に心から興味を抱いているのかを見つけ、それをビジネスに結びつけることが大切です。私はアプリケーションエンジニアとしてキャリアをスタートし、過去10年間で異なる経験を積むように努めてきました。特定のキャリアパスに従うずに、キャリアポートフォリオを構築したことが、よりビジネス志向の役割につながり、現在は自らサービスを生み出しています。フォーカスエリアを変更するたびに、多くのことをゼロから学び直し、新しい人間関係を築かなければなりませんでした。しかし、その過程は非常にやりがいのあるものでした。初期の頃は文字通り手探りで探索し、エンジニアリング分野での限られたネットワークのために助けを求めることができませんでした。異なる役割と協力する機会があったことで、人との交流や他者の経験から学ぶことで、自らの探求が加速されたことを実感しました。したがって、個人的には自分の経験を若い世代と共有したいと考えています。そして、私と同じように、若い人たちのキャリア志望に対して協力したいと考えていると確信しています。

  • 次に、使命を考えます。これについては、日本の市場や社会のニーズに対応したアイディアであることが成功の鍵です。これらの中で、成果が求められているのは、さまざまな研究を行わないと見つけるのが最も難しい場所と言えます。この方法を簡単に説明することはできませんが、「今日のおすすめ」に市場の規模やトレンドを評価するのに役立ついくつかの有益なリソースをリストアップしておきます。

  • 職業専門性も見逃せません。デジタルサービスの創造は、これまでの経験とネットワークにおいて、ある程度一致しています。自分の得意な分野やスキルを最大限に活かせるアイディアを追求しましょう。

  • 最後に、それが経済的に成り立つかどうかを検討します。日本のビジネス環境において収益性が見込まれるかを確認することが不可欠です。

「生きがい」のアプローチを通じて、自分の価値観や日本の市場や社会のニーズの流れにマッチするスタートアップアイディアを見つけ、成功に繋げていけることを目指しています。

今日のあなたへの、おすすめ!

今日のおすすめでは、主に市場調査と外部環境分析に使用したデータソースを共有したいと思います。これには学術レポートやコンサルティングファームの市場レポートも含まれていますが、具体的には挙げません。これらのデータソーズは英語圏向けや有料のサービスかもしれませんが、どのようなデータが得られるかのイメージを提供できるかかと思います。一番伝えたいのは、計画を立てる前や行動を起こす前に、市場を理解するために時間を割いて独自のリサーチを行うべきだと言うことです。

  1. OECD iLibraryは、日本における市場調査に幅広く活用できます。このデータベースは経済、社会、環境に関する包括的な情報を提供し、信頼性の高い統計データ、レポート、分析が利用可能です。これを利用することで、日本の産業、雇用トレンド、環境政策などに関する深い理解を得ることができ、事業戦略の策定や市場動向の把握に役立ちます。これは無料のリソースですが、英語で提供されています。

  2. EuroMonitorは、日本における消費者トレンドと市場調査に利用できます。このプラットフォームは、日本の消費者行動や市場の傾向を包括的に分析し、詳細なデータや洞察を提供します。企業はこれを活用して、商品やサービスの開発、マーケティング戦略の立案、競合分析を行い、日本市場での展開を計画できます。EuroMonitorは消費者トレンドや市場の変化について敏感な情報を提供し、企業の意思決定をサポートします。

  3. Statistaは日本市場調査において、広範で最新のデータ提供、使いやすいプラットフォーム、業界別レポートなどの特長を備えています。また、オリジナルのリソースへのリンクを提供することによって、公共データや研究、市場レポートを含む日本語資料へのアクセスを支援します。これにより、Statistaはユーザーにとって信頼性の高い情報源として、日本市場における効果的な調査を可能にします。


今日の内容は少し長かったですね、ごめんなさい!読んでくれてありがとう🙏。それでは今日はこれで終わりだよ。また次の機会にね!👋

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