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【オープン社内報】ワーキンググループのおしごと~どうする?48薬効群~

おそらく皆さんの方が詳しいので詳細は書きませんが、今年の診療報酬改定でOTC医薬品の取り扱いについての記載がありました。

48薬効群…どんな症状にも対応できるようにという事でしょうが、全部そろえると中々のボリュームですし、どう取り扱えばよいのやら。
ただ在庫して置いておくというのも何か違う気がしますし。

全店同じように悩んでいるであろう時期に販促チームが陳列の考え方を社内で発信してくれました。
チームリーダーのいる、はまなす薬局の実例です。
はまなす薬局はコンパクトな待合室となっておりますので、限られたスペースをいかに活用するか?大変参考になりました。


チーム、については過去の記事でご紹介しましたね。

「見やすく」「分かりやすく」「伝わりやすく」を意識しながら展開していくとよい売り場になるようです。


「見やすく」


上段は漢方製剤、下段は胃腸薬。同じ大きさや形状の製品を隣同士にしている

関連のある製品をまとめて陳列することで欲しいものが探しやすくなりますね。カテゴリだけでなく形状やサイズも意識して並べると視認性がより良くなります。(グルーピング)

伝えたい情報がある部分を「より良く見てもらう」ように意識して陳列する。通常製品正面がそれに当たりますのでキッチリと正面に向ける必要がありますね。(フェイシング)

買い物をする際に店員さんが商品を前に向けてさらに手前に持ってくる作業をしている光景を目にしたことがあると思います。この効果を活かすための作業なんですね。


自立しづらい商品は陳列個数をふやしたり後ろに箱を置くなどして前を向くように工夫する

フェイシングしづらい特殊な形状をした商品はカゴに持って陳列するなどの工夫を行うと良さそうです。(フォーミング)


商品の間隔を均等に空ける、同じ色合いの商品同士近づける事で見やすい売り場となる

商品を視覚的にさらに際立たせるために間を取る事が有効です。
スペースを統一させバランスを意識する(スペーシング)

商品そのものの色を考慮して似た色合いの商品をまとめて陳列する事で売り場全体の印象がより良くなります。(カラーコーディネート)

「分かりやすく」


後方の商品は台に置く事で視認性を良くし、限られたスペースで多くの商品を陳列できる

「見やすい」と重なる部分でもありますが、後方の商品がなんであるかが分かりません。前方と高さを変える事で解決できますね。(エフェクト)

話題の商品、季節の商品などを多くの数陳列などすれば、今が買い時の商品をすぐに見つける事が出来るのでメリハリの効いたより良い売り場となる事でしょう。

「伝わりやすく」



どの商品に対応しているPOPなのか明確にするため、掲示する位置を考える


フォントで様々な雰囲気を演出できるが、見やすいか?内容がキチンと伝わるか?を考える

POPはレイアウトは白ベースに黒字、枠ははまなす薬局をイメージした青としています。デザインや大きさを統一し、簡単なキャッチコピーを入れる事で薬局のセレクト商品らしさをアピールする効果があります。

大きいサイズのPOPは商品パッケージを隠してしまうというデメリットもありますが、高齢者が見やすいように配慮し、あえて大きくしているそうです。


このように少しの意識で「見やすい」「分かりやすい」「伝わりやすい」売り場となるのが理解できました。

スタート時はどうなる事かと思っていた本格的なOTC販売ですが、思っていたよりも患者様、お客様の反応が良いですね。
より良い売り場、より良い接遇でOTC販売を活発に行っていきたいと思います。












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