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5年前の悩みと5年後の悩み

ふと「20歳の時って何で悩んでたっけ?」と思い返すようなタイミングがあった。20歳、つまり5年前(感覚的には2年前ぐらいなのに、もう5年前になるのか。恐ろしや)の自分は大学生で、もがき苦しんでいた時期である。

「何者かになりたい」
「このままの自分ではダメ」
「何かしないと」

今後どうなりたいのかは分からないし、明確なビジョンもないけど、何かを成し遂げたい気持ちはある。しかも、エネルギーは有り余っている状態。「自分は何ができるんだろう」と自問自答を繰り返していた。


ある時、いろんなご縁が重なり、関東に住む尊敬する経営者のもとでインターンをすることに。イベントの手伝いや企画、SNS運用など、幅広い業務をやらせていただいた。

当時、僕は金沢に住んでいたため、インターンをさせてもらうのは長期休暇の1ヶ月間だけ。

実際、今までにない体験をさせてもらったし、成長もしたと思う。ただ、インターンの1ヶ月を終えた時、自分のスキルの無さに絶望した。やる気や行動力はあるものの、具体的なスキルは身についていない。今後自分はどこへ向かっていけばいいのか。不安でいっぱいになったのを覚えている。


絶望を感じてから5年。


ライティングやSNS運用など、ある程度分かりやすいスキルが身につき、スキルについて、頭がいっぱいになるほどの悩みはなくなった。

そして、今は今で別の悩みはあるものの、悩みの質や内容は変わったと思う。これを成長と呼ぶんだろうな。


さらに、今から5年後。

30歳の僕から見ると、今の僕はちっぽけに思えるかもしれない。「5年前はしょうもないことで悩んでいたよなあ」と思うかもしれないし、「やっぱり自分の核となる部分は変わらないよなあ」と思うかもしれない。

いずれにせよ、もがきながらも必死に動き続けているはず。


時間が経てば、悩みの質も内容も変わっていく。今悩んでいることは全く悪いことではなくて、前に進むために必要な要素。適切に悩み、必要に応じてもがき苦しむ。

うまくいかない経験こそが、人を豊かにし、人間の厚みを生んでくれる。


20歳の頃の僕に、こう言いたい。


「今は苦しいけど未来は何とかなるよ。というか何とかしてるよ」


30歳の僕も25歳の僕に同じようなメッセージを残すんだろうか。

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