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日々是雑感2021/08/23

朝からいきなりの通り雨。同時に気象警報も出て正直困惑したが、昼になると急に晴れてきた。そして暑い。

関東では茨城方面が落雷で電車が止まるトラブルがあったようだ。関東に住んでいた自分にとって、電車ストップした時の対応法を考えるのが楽しかった。住んでいた地域から京浜東北根岸線から向かうか、横浜市営地下鉄ブルーラインに向かうかで選択肢があったからまだよかった。京浜東北根岸線が止まった時は必然的に地下鉄に向かい、横浜駅で乗り換える。またはそのまま新横浜駅まで乗って東海道新幹線を使う(贅沢な大回り)。横浜駅に戻ると、そこでは私鉄だと京急線か東急東横線の選択肢も出てくる。JRだとありがたいことに、東海道本線系統が3本(東海道本線、横須賀線、京浜東北線)もあるのでよりどりみどりである。そう、遅刻のダメージを最小限に止めるにはどの電車を使うか選びやすいのである。

それを思い出すと、東海エリアでは電車一本止まるだけでも致命的である。東海道本線だと名鉄名古屋本線が代替手段になるが、基本的にこちらでは人身事故が起きるたびにどちらも遅延運休他、この2路線は共倒れになってしまう。地方都市だと残念なことに、複数の系統がないパターンも出てくる。

例えば名鉄犬山線は各務原線と小牧線と犬山駅で繋がっているが、犬山線が運転見合わせになると影響が各務原線や小牧線程度で済むはずがなく、名古屋本線や常滑線にまで波及してしまう。また近くにJR高山線が走っているが、迂回ルートとして使えるかと言われたら微妙である。

同じく名鉄豊田線も代替ルートがほぼない。正確には愛知環状鉄道線が新豊田駅を通るが、あちらは名古屋方面に行くには八草駅でリニモに乗るのか、高蔵寺駅で乗り換えて中央線をひたすら乗り通すのかになる。また三河線で知立まで出て名古屋本線にでるという方法もあるが、いずれにせよ、金銭面と時間面で必ず天秤にかけなければならない。またどの路線も運転見合わせになることが珍しい路線であるため、何かあったときのダメージは計り知れない。

そう思い出せば、関東方面の代替手段の多さは本当にバラエティ豊かだなと思う。一部の路線を除いて、ではあるが。

住めば都、という言葉はどの地域にとっても大切な言葉かもしれないが、通勤通学に関しては電車のルートは切実な問題で、代替手段がなければ陸の孤島になってしまう。電車通勤とは生活する上での生命線であることをひしひしと感じたのであった。

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