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【保存版】入りにくい喫茶店の入り方


「入りにくいお店」。誰もがひとつは思い浮かぶと思います。個人経営の喫茶店、おしゃれすぎるカフェ、看板がない居酒屋…などなど。

純喫茶を中心に約500店巡ってきた私でも、泣く泣く諦めたお店がいくつかあります。しかし、努力の末「入りにくいお店」が「行きつけのお店」になったこともありました。


今回は、純喫茶に10年以上通い続けた私が考える「入りにくい喫茶店の入り方」をご紹介します。この記事で、楽しい時間を過ごせる人が1人でも増えれば、大変嬉しく思います。



入りにくさの原因は何か



夫は大のコーヒー好きですが、入る店が固定されており、あまり新規開拓をしません。その理由を尋ねてみると、大きく3つありました。

  1. 外から中の様子が分からないと緊張するから

  2. 店が小さい・狭いと店主との距離が近そうで緊張するから

  3. 入店したとき、店主やお客さんに一気に注目されたら緊張するから

夫が最も苦手だと感じた純喫茶
確かに中が見えないし狭い



とどのつまり、「初めてのお店は入るときに緊張するから苦手」のこと。
大抵のお店にはガンガン入る私でも、泣く泣く諦めたお店の共通点も洗い出してみました。

  1. やっているのか分からないお店

  2. 「店主が独特」などの、ちょっとこわい口コミがあるお店

看板は外に出ているし
中にお客さんもたくさんいるが、
メニュー表は下げられている。入れるのか?



客観的に見ると、私は「初めてのお店に入る緊張」より、「入店後の勝手が分からないことへの緊張」が勝つみたいです。上記5点をまとめると、

「入りにくさ」には、「入店前」と「入店後」の2種類ある。


ということが分かりました。この2種類の緊張を和らげることができれば入れそう!



本当に「入りにくい」のか知る方法



「入店前」の緊張を和らげるために私が実際に行っている方法。それは…

①SNS・Googleマップで情報収集!
②誰かと一緒に行く!


①SNS・Googleマップで情報収集

まずSNSで検索。たくさん出てくるお店なら全然大丈夫。数が少なければGoogleマップの口コミを見ます。口コミの方が真実を語ってくれているので、特徴をよく確認します。

②誰かと一緒に行く

夫や友達に同行してもらうこともありますが、難易度の高いお店は年上の人と一緒に行っていました。(私はわがまま言って、おじさん上司についてきてもらっていました)これだと、全然怪しまれないのだ。



…そんなもん、誰でもやっとるわい!という声が聞こえてきそうです。本当すみません。ですが、言い訳させてください!何十軒、何百軒、行こうとも、緊張するときはする!百聞は一見にしかず!とりあえず入ってみて!あとは私がなんとかするから!


ちなみに、ここはSNSでほとんどヒットせず
Googleマップにも口コミがない


しかし、入ってみると大当たりだった
ランチもコーヒーも美味しく、居心地も良い
これだから新規開拓はやめられない



私が心がけている6つのマナー



私が苦手とする「入店後」の緊張。これを和らげるため、普段から心がけているマナーがあります。(かなり個人的なものですので、ご参考までに)

①初回はコーヒーを頼む
②「いらっしゃいませ」を待つ
③お店のルールに従う
④ランチの時間帯にはランチを頼む
⑤注文するときは「まだありますか?」疑問形に
⑥入店・退店時はしっかり挨拶



①初回はコーヒーを頼む
そのお店を知るためにも、まずはコーヒーを。私はガンガン新規開拓する割には緊張するタイプなので、時間がかかる飲み物は避けています。できるだけメニュー表上部の飲み物を頼みます。

②「いらっしゃいませ」を待つ
気付かれていないのに、ずいずい入っていくと驚かれる上に失礼な気もするので、入口で待ちます。常連さんがいると、店主を呼んでくれることも。


③お店のルールに従う
お店によっては、「追加オーダー制」「勉強・仕事禁止」「通話禁止」「撮影禁止」などルールが設けられていることも。迷惑をかけないよう、しっかり守りましょう。


④ランチの時間帯にはランチを頼む
(めちゃくちゃ個人的ルールです)ランチタイムは混むので店主も忙しいはず。そんなときに、コーヒーだけで居座るお客はちょっと迷惑のような気がしているので、時間帯に即したメニューを頼むようにしています。


⑤注文するときは「まだありますか?」疑問系に
仕事でも意識していますが、「言い切り」型の言葉遣いを避け、疑問形を多用しています。「これやって」ではなく、「これお願いできる?」といった感じ。

少し言葉を変えるだけで、相手への配慮が見えるので、注文する際も「まだありますか?」「この時間でも大丈夫ですか?」と疑問形にすることを意識しています。


⑥入店・退店時はしっかり挨拶
初めてのお店に入ると、「なんだこいつは」という空気を感じるときは確かにあります。その空気を一瞬で消してくれるのが、なんだかんだ挨拶。新入社員もそうですよね。

個人的に、入店時は「すいませーん」より「こんにちは〜」の方が印象が良い気がしています。



約500店巡って分かった「入りにくそうに見えて実は入りやすいお店」


外回り営業中、次の訪問まで時間を持て余してしまったときに(言い訳)よく純喫茶に逃げ込んでいました。そこで気付いた「結構入りやすかったお店」の特徴が3つ。

①大きい病院の近くやオフィス街にある
②ランチタイムに看板やのぼりを出している
③観光地にある



①大きい病院の近くやオフィス街にある
診察までの待ち時間や、訪問までの時間つぶしに使われていることが多いです。

大学病院に通院していたとき、暇つぶしに近所の純喫茶に行ったところ、「若い子が珍しいね〜」と言われたことがありました。そこで、「あの病院に行ってるんです」と答えると「あそこ長いもんね〜」とすぐ納得。

納得できる理由があると、新参者でも受け入れてくれやすいと感じています。


②ランチタイムに看板やのぼりを出している
「うちはランチやってるよ〜」とお客さんを呼び込んでいるので全然入っても大丈夫。というか入店を歓迎されているので、私はむしろランチを狙って入ります。


③観光地にある
観光地の喫茶店は大体混んでいますが、空いている所もたまにあります。入りにくそうに見えても、観光地なので一見さんが来るのに慣れていたりします。常連さんしかいなさそうな喫茶店でも、中は意外と若者が多かったり。浅草とかね。



超・個人的「行きつけのお店」を作る方法


「行きつけのお店」で「いつもの」を頼む。私もやってみたい!と思い、好きな純喫茶に通い詰めたことがあります。そして努力の結果、入るやいなや「ホットケーキ?」と言ってもらえるようになったことがありました。(毎週土曜の朝にホットケーキを食べていた)

このときに試していたのが以下3点。


①毎回同じものを頼む
②出てきたときにリアクションをする
③気に入ったら豆を買う


①毎回同じものを頼む

これはまあ、当たり前というか、毎回同じものばっかり頼んでいると「こいつ毎回これ頼むなぁ」と覚えてくれるので私はよくやります。


②出てきたときにリアクションをする

またしても細かいのですが、時間のかかるものを注文した際は、しっかり感謝の気持ちを伝えます。

以前、注文したホットケーキがテーブルに置かれたとき、「ワァ〜!」と声が漏れてしまったことがありました。しかしママは「そんな喜んでくれるとこっちも嬉しいわ〜」と言ってくれたのです。

黙って待つよりはリアクションがあった方がいいよな、と思った経験でした。

これはさすがにフカフカすぎ
思わず声が漏れ、店主も苦笑い



③気に入ったら豆を買う

これもかなり個人的なものですが、心奪われた喫茶店では何かしら買うようにしています。豆だったり、焼き菓子だったり、ジャムだったり。いろんな角度から愛を伝えます。(重い)(もしかしたらあんま意味ないかも)



まとめ


かなり長文になってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました…。


これらは、あくまで私の「超個人的メソッド」です。これらを実践したら絶対大丈夫!とは言えません。(どんだけやばいお店があんねん)


しかし、マナーを守って嫌な顔をされたことはないので、明るく・謙虚に・行儀良く過ごせば大丈夫だと思います。新入社員になったつもりで入ってみてください。







昨今のレトロブームにより、映えメニューを注文し、撮影だけして食べずに帰る人が問題視されているニュースを多々見ます。


口コミにおそろしいことが書いてあるお店も、過去にトラブルがあったがゆえに、厳しいルールを課しているのかもしれません。ルールに従って行儀良く過ごせば、どこでも居心地良く楽しめます。


百聞は一見にしかず!マナーを守って、とりあえず入ってみよう!飲食業の皆さま、「もっとこうして」等あればご教示お願いします!



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