感覚過敏の原因と改善方法(ミニ動画付き)
<この記事は「3つの暮らし調整」の「環境調整」です。>
【感覚過敏の困りごと】
◎聴覚過敏
「うるさい」と感じる音が苦手
→頭が痛くなる、いつもイライラや不安が強い、集中できない
◎視覚過敏
眩しさが苦手
→頭や眼が痛くなる、いつもイライラや不安が強い、集中できない
◎触覚過敏
衣服やマスクなどの肌感触が苦手
→着られる衣服の種類が少ない。タグを切ったり、下着を裏返しに来て縫い目を避けねばならない。
◎嗅覚過敏
「臭い」と感じる臭いが苦手
※電車の乗客が発する化学物質(後述)の臭気を含む
→電車やバスなど公共交通機関を利用できない
◎味覚過敏
許容できる味が少ない
→偏食傾向が強く、食べられる物が少ない。
◎気象過敏
雨が降るなど低気圧になると三半規管が影響を受けて前庭覚(平衡感覚)などに変調が起こる。
→これらの影響からイライラ、頭痛、圧迫感、不安、易疲労などが起こる。
◎化学物質過敏
シャンプー、せっけん、洗剤、柔軟剤、消臭剤、整髪料、香水、不織布マスク、消毒用アルコール、食品添加物、野菜の農薬などが鼻や口、皮膚などから体内に入る。
→これらの影響からイライラ、頭痛、圧迫感、不安などを感じ、
・他の感覚過敏を誘発する
・職場や学校に居られない
・自宅などプライベートでも辛い
・周りの人が気になってイライラ、ビクビク
※HSP(後述)と勘違いされやすい。
◎電磁波過敏
Wi-Fiルーターや大型モーター(電車やバス、電気自動車など)
→これらの影響からイライラ、頭痛、圧迫感、不安などを感じ、
・他の感覚過敏を誘発する
・職場や学校に居られない
・自宅などプライベートでも辛い
・周りの人が気になってイライラ、ビクビク
※HSP(後述)と勘違いされやすい。
◎HSP
(Highly Sensitive Person)
病気や障害の名前ではなく、心理学者エレイン・アーロン博士(米)が提唱した心理学的概念。「神経が細やかで感受性が強い性質を生まれ持った人」の総称。
→いわゆる「神経質」や「気にし過ぎ」が、どこに行っても健康を保てず、うつ病などの精神障害を発症するレベルにまで過酷であるケース。
【そもそも感覚過敏とは】
・精神疾患の診断基準『DSM』(アメリカ発)において、「発達障害」に分類されている自閉症スペクトラム障害者が持つ特性のひとつとして挙げられている感覚異常(≠悪い)のこと。
・発達障害者(自閉症スペクトラム以外も含めて)のかなりに、感覚過敏を併発しているケースが多い。
・「眼が良い(利く)」、「耳がいい」、「鼻が利く」、「気が利く」などとは別次元の生きづらさを抱える。(特性と共存してコントロールに成功したり、仕事などに活かしているケースもあり)
【感覚過敏の原因】※ミニ動画つき
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保護者の中でも特に「ママ・お母さん」に着目しています。母親は生命の発祥であり、また今の日本は母親にとても冷たい社会だからです。しかし、もちろん父親、祖父母、親戚、血のつながりのない保護者の方々のことも大切に思い、お役に立てるようこのブログをお送りしています。
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