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【ALIVEとわたし】かりんさま(小林果鈴さん)

ALIVE

 Session3のチェックアウトがはじまる前に目をつむって全員で円を組んで座ったとき。訪れた静寂の中で、南房総の夏の風と、虫や鳥の声を感じながら、そこで生きる人々の姿が思い起こされました。
 この土地のために、人々のために、今自分は何ができるのだろうかということを強く考え、そして「きっとこの瞬間こそが、ALIVEプロジェクトなのだ」と、噛み締めたことを覚えています。

今年の6月から夏にかけて経験したヤマナハウスへの答申活動について、チームサポーターという立場から見えた景色、感じたことをつづりたいと思います。

「ALIVEと私のかかわり」

 そもそもの出会いは、私はこのALIVEプロジェクトを弊社内に導入する人事担当者という立場でした。社内でも類を見ない育成プログラムでしたが、弊社の社員にとって大きな成長機会となる可能性をプロジェクトに感じ、約1年半をかけて何とか今年初めての参画を果たす事ができました。

 担当者として派遣をする以上、このプロジェクトに自分自身も参加しながらその本質を探りたい。そのような思いで、私は今回「チームサポーター」という形での参加をさせていただきました。

 しかし正直言って、サポーターとして6名のチームメンバーと会うまでの間はまったく「サポーター」という役割とリアルに向き合うことがなく……。
Session1で皆さんと出会ってからようやく「それぞれの想いをもって参加されたこの人達を、サポートすることになるんだ」という実感を得られました。

そしてその当事者感覚は、はじめは「メンバーの成長支援の当事者」というところから始まり、「南房総のヤマナハウスの課題解決の当事者」、そして最後にはその二つを通じて「メンバーだけでなく、私自身もこのプロジェクトを通じて成長すべき当事者」というように意識が変化していったことが、プロジェクトを通じた最も大きな学びだったと思います。

 サポーターは、ただチームメンバーを支援するだけの役割ではありませんでした
 私自身もまたチームを構成するひとりであり、ヤマナハウスの向き合う課題を(直接は携わらないけれど)ともに考えるひとりであり、そしてその一連のプロセスの中で成長すべき人間のひとりでもあったのです
けして「答申活動に携わらないからメンバーの活動とは関係がない」ということはありませんでした。
私とALIVEとのかかわりは、私の当初の想像を超えるほどに、メンバー・答申先・南房総が抱える課題と私自身、すべてが有機的につながりながら過ごす体験であったと、プロジェクトを振り返って強く感じています。

「ALIVEにおける自分のかけがえのないポイント」

 今までかかわることのなかった人々(メンバー、答申先、地域の人々)と繋がり、かけがえのない時間を共に過ごすことで、その地域のことを本気で一緒になって考え抜くことのできる経験です。

忘れられない言葉があります。
「この土地に住む人々は、みんな傷ついている」
会話の中で地域の方が、仰っていた一言でした。

 地域課題について、当然誰よりも考えられるのはその土地に住んでいる方々です。課題解決のために、多くの方がいろんな取り組みや努力をされてこられました。
 また、外部の企業や団体がその土地に訪れて何かを変えようと、活動することもあります。(それはちょうど私たちALIVEの参加者のように)しかし、そういった取り組みが功を奏さず、人々が訪れては去っていくことを目の当たりにする地域の方々は、長く傷ついてきたのだということを話して下さりました。

 この地域の人々が感じてきた痛みと向き合いながら答申活動をしていくこと、それが本質的な課題の解決へと私たちを近づけさせます。
それを促すALIVEプロジェクトの活動は、研修としてではなく、ひとりの人間の人生そのものとして、大切なことを学ばせて下さったように思えます。

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