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【ALIVEとわたし】 植木久美さん(kuuさん)

 2020年度3期の「働きながら家族が食事をトモにする世の中を創るプロジェクト」トモショクprojectに参加者として、2021年2期の「発達に凸凹のある人が柔道を通じて輝いている社会を創る」judo3.0にはテーマ担当として参加いただいたkuuさん。課題に対して、まさに「当事者」として向き合われている姿に何度も感銘をうけました。そんな、kuuさんのALIVEへの想いを綴っていただきました。

◆私のALIVEは、プライベートの露出と巻き込みがものすごい場所だった

私のALIVEとの出会いは、次世代リーダーとして参加した2020年第3期のトモショクでした。ALIVE期間中に夫を巻き込みトモショクを率いるタッキー先生のオンライン料理教室に参加させ、それは未だに毎週続いています(笑)

そしてトモショク終了後から半年、今度はテーマ担当として参加した2021年第2期の“judo.3.0”では、次男の発達障害、そしてコロナ禍でやめてしまった長男と次男の柔道、とまさに当事者で悩んでいた私は、「このテーマ運命か?担当やりたいな」と心の声に素直に手を挙げました。そして今度は夫だけではなく、ママ友パパ友を巻き込み、自らも発達障害の子を持つ親として参加者の皆さんへ息子の話をさせていただきました。

というように、私にとってALIVEは私自身のプライベート露出と巻き込みがものすごい場所です。なぜこんなにも、、、?

◆挫折してきた過去に向き合うテーマだった

 テーマ自体が生活と密接している物を選んでいる、という事もありますが、ALIVEで扱う社会課題は社会の誰かが困っている事象ですので、どれもが人間の生活に密接しているとも言えます。実を言うと、最初は“トモショク“を参加テーマに選ぶ事には躊躇していました。とても興味のあるテーマではあるが、男性の家事参加という言葉に悶々としていた、というのも家庭内の家事分担をしようとして、結局自分でやるのが早いや、と挫折してきた過去があるからです。

 このモヤモヤはセッション2のプレゼンで爆発し、「協力的な夫に料理作ってもらっても、ものすごくイライラしてる人」という負の印象を皆さんに強烈に撒き散らしてしまいました…私は当時、多くの働くママ達の代表みたいな気持ちになって、この解決案が最高だーと思って提案していました。結果採用はされず、いまになって振り返ると、なんと傲慢だった事か、独りよがりだったなあと思います。

もちろん、ほとんどの参加者がそうだと思いますが、私の愚痴を笑って聞いてくれる仲間、一緒にまとめ上げてくれたチームのみんなに対する感謝は言うまでもありません

◆「ねばねばねば」だった自分だったが、今は、ありのままの自分を受け入れている

 話しはそれましたが、さておき、私はALIVEへの参加表明をしたとき、次世代育成という肩書きの研修に「自分を変えなければ、子育てしながらでも仕事では成果を出さなければ、また研修自体に参加するためにもライフをなんとか段取りよく片付けねば」、ねばねばねばと当時はポジティブに感じていたプレッシャーがあったように思います。ワークとライフは切り離せるものではない事、頭では分かってはいるけど、行動は別々でした。

ALIVEではセッションごとに自分自身を見つめなおすことにとことん時間を取りますが、生活に密着した課題、しかも過去に失敗してきたり苦労してきたテーマに対しての自らの言動を振り返ることは自身のライフに対する深い内省に繋がっていきました。やっぱり自分だけではできないのでイライラする気持ち、恥ずかしい感情は置いておいて、「家事を夫に素直にやってほしいことを伝えるよう」、「ママ友にもおねがいしてみるか」など周り人を巻込んで、その人たちの思いに触れていくうちに頭がすっきりしていろんな事がうまく回りだす。結果、あ、これって仕事でも同じじゃん、だけど仕事では他人事で人への頼み方に愛がなかったかも、といった当たり前のことですが、頭では分かっていたワークとライフが結びついていることが体感できているような、スーと腑に落ちるような感覚がありました。

まとまらないですがまとめると、
ALIVEを通じて私は、ワークとライフが頭の中で結びつくことを体感し、そこには今のありのままを受け入れている自分がいて、自分の中での明らかな変化があったことも感じていました。その過程で自身をさらけ出す事は私にとって必要なことだった、だけど同じ問題意識を持って真剣に考える多くの仲間に後押しされて、固く考えずに行動できる癖ができたと思います。

※写真は「氷山の下ではなくて海面の下を見つめkuuさんと息子さん@館山」というALIVEっぽいものをいただきました~。

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