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【薬物記】私の原初の薬物体験


薬物の世界への入り方は、実に多様に富んで様々あり、この記事では、私と薬物との、一番最初の接点について語りたいと思います。

私は生まれつき小児喘息がありました。
定期的に呼吸困難が起き、病院へ、そして“吸入器”と呼ばれる発作を抑える機械に繋がれます。
人生初めてのトリップは、この吸入器によるものでした。
呼吸が苦しく朦朧する中、吸入器から蒸気が出て、喉や肺を潤し、発作が治まる。
「なんて心地よい蒸気だろう」
ずっとこの蒸気を吸っていたい。
幸福は内から出る以外に、外部から摂取可能な事を知りました。

この時、小学生の私の脳内回路に、妙なルートが形成されたのだと思います。
すなわち、〈薬品〉→〈幸せ〉といったニューロンの繋がりで、この発火方向が人生を歪めてしまいました。
これが原初の薬物体験だったと記憶しています。

以来、こうした薬欲に従って、精神を変容させる物質を様々、希求する事となり、色々と試しているところです。

こんな感じで、今後のALISONのnoteでは、薬物や陶酔についた感じた諸々を、健忘録的に記していこうと思います。

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